雲雨巫山(うんうふざん)の

雲雨巫山とは、古代中国の故事から来ている四字熟語です。

戦国時代、楚の懐王が巫山で昼寝をしたところ、その山は女神が住まう聖地であり、懐王はその女神と夢の中で愛し合います。

しかし、人と神とでは暮らしを共にはできず懐王は去ることになりますが、別れるところで女神が朝には雲に、夜には雨になって参ると告げた、とのエピソードが由来になっているといわれています。

そのため、この四字熟語自体が男女が情を交わすことをさすという解釈も成り立っていきますが、もっとオブラートに包んだ心の交流を示したものとして使っていく方が誤解を生みづらいかもしれません。

雲雨巫山のビジネスシーンでの

敵との戦いではなくそのインターバル中に起きたことから来ていますので、ビジネス的な四字熟語ではありませんが、常に陰ながら見守る、相手のことを思いやる気持ちを全面に出せば、同僚や部下への柔らかい指示やスピーチの際などに有効かもしれません。

そのため、山と風雨の組み合わせがどうして愛情表現になるのかなど、由来を知らなければ分かりにくい部分もあるため、じっくり意味を聞き返せるような時間や場所を選ぶような配慮は必要でしょう。

雲雨巫山の例文

「確かに仕事が忙しくて家には帰れていないけど、僕の方は大丈夫。雲雨巫山のたとえじゃないけれど、どこにいても彼女の愛情を感じ取っているからね」
「君の意見はもっともだが、あまり出しゃばり過ぎるのは良くないかもな。雲雨巫山という言葉もあるし、我々は安易に口を挟まず、作業の進捗状況を見守っていくことにしよう」