俎上之鯉とは

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俎上之鯉(そじょうのこい)の意味

俎上之鯉(そじょうのこい)とは、相手方に物理面、精神面等のすべてを把握されていて、少しの身動きも出来ないような状態であったり、状況であったりすることをさしている四字熟語です。

「俎」とは、まな板のことです。まな板にの上に乗せられてしまっていて、捌かれたり、おろされたりする直前の鯉の状態から生まれた四字熟語です。

「俎板の上の鯉」といういい方で一般的には使用される場合が多いでしょう。

出典は、俎上之肉(そじょうのにく)、釜中之魚(ふちゅうのうお)と伝えられています。

前者の「俎上之肉(そじょうのにく)」とは、俎の上に載せられた肉のことをさしており、生きるのも死ぬのも相手の考え・心の次第という事のたとえ話です。同義語には「俎の鯉」があります。

「俎」の字に「人人」が縦に2つ重ねられているのは肉の片の象形文字と考えられており、音符号の「且」は、肉を載せるのに使用する台の象形といわれています。

また、祭りの際に、肉を載せる台のことを【俎】と呼ぶこともあるでしょう。

『史記』の有名な項羽本紀の鴻門の会の場面で「俎上之肉」と記載されています。

俎上之鯉の例文と使い方

今回のコンクールに向けた練習では全力を尽くしたため、結果がどうなるかは俎上之鯉の状態といえるだろう。

 

ライバル会社の提案も優れたのもが多かったと聞いているため、発表までは我々の心境は俎上之鯉だ。