アナウンスで耳にしたり、ビジネスメールで目にしたりする「予めご了承ください。」という表現があります。普段何気なく使っていると、特に気を使いたい場面で使い方に悩むことがあります。

ここでは、「予めご了承ください。」の意味、使い方と例文、失礼に当たる場合、いい換え表現などを解説します。意味をしっかり把握することで、良好なコミュニケーションをとることが出来ます。

「予めご了承ください。」の意味

「予めご了承ください。」は、丁寧に相手に事情を汲んでもらうようにお願いしている表現です。

「予め」がついていることから分かるように、なにかが始まる前の段階で使うのが一般的です。

「予めご了承ください。」の使い方と例文

「予めご了承ください。」は、以下のようにアナウンスや張り紙などでよく使われます。

〇月〇日から〇日まで、お盆休みとさせていただきます。予めご了承ください。
本日は展示会最終日のため、午後4時までとさせていただきます。予めご了承ください。
原料価格高騰のため、全メニューの価格を〇月〇日より見直すこととなりました。ご迷惑をおかけいたしますが、予めご了承ください。

ビジネスでは、「予めご了承ください。」のままだと、目上の方や顧客などの中には失礼に感じる人も少なくありません。ビジネスで使う際には注意しましょう。

「予めご了承ください。」を使うと失礼な場合

「予めご了承ください。」といわれた相手に選択肢がないとはいえ、ビジネスではより丁寧な表現にして使うことがほとんどです。

「予めご了承ください。」「予めご了承願います。」や、さらに丁寧な表現の場合「ご了承のほどお願い申し上げます。」「予めご了承くださいますよう、お願い申し上げます。」などとあらわすのがよいでしょう。

「お願い」という言葉を添えることで丁寧さを増す事も可能です。

いい換え表現

「了承」の類語には、代表的なもので「承知」「理解」「承諾」「承認」「許可」などがあります。

上記の言葉を「了承」の代わりに使う事ができます。いい換えのときも、「~ください」を「~お願い申し上げます」などとするほうがビジネス向きでしょう。

了承を類語でいい換えた場合の文例は以下の通りです。

予めご承知おきください。
予めご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
ご迷惑をおかけしますが、予めご承諾お願いいたします。

また、「了承」に似た言葉で、ビジネスでもよく使われるものに「容赦」があります。過ちや失敗を許すことや事情により手加減することの意味があり、自分の不手際によりなにか問題が起こることが予想されるときに、謝罪の意味を込めて使う表現です。

「ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます」などと丁寧な表現にするのがよいでしょう。

予めご了承くださいについてのまとめ

  • 「予めご了承ください。」という表現は、丁寧に相手に事情を汲んでもらうようにお願いしている表現です。お願いといっても、相手には選択の余地がない状況でしょう。また、なにかが始まる前の段階で使うのが一般的です。
  • 「予めご了承ください」は、アナウンスや張り紙などによく使われます。「〇月〇日から〇日まで、お盆休みとさせていただきます。予めご了承ください。」などとの使い方をよくみるでしょう。
  • ビジネスでは、「予めご了承ください」のままだといい切っている印象が強く、目上の方や顧客などの中には失礼に感じる人も少なくないでしょう。「予めご了承願います」または、さらに丁寧な表現なら「ご了承のほどお願い申し上げます」「予めご了承くださいますよう、お願い申し上げます」などとするのがよいでしょう。「お願い」という言葉を添えることで丁寧さが増します。
  • 「了承」の類語である「承知」「理解」「承諾」などを使い、言い換えることができます。「予めご承知おきください」「予めご理解くださいますよう、お願い申し上げます。」などとできます。
  • また、「了承」に似た言葉で、ビジネスでもよく使われるものに「容赦」があります。「了承」との違いは、こちらの不手際により何かが起こることが予想される時に、謝罪の意味を込めて使う表現であるところです。