会敵の意味とはなにか 会敵を使用する場面と類似語について解説

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ゲームや映画では「会敵」という言葉が使用されることがあります。「会敵」とは「探索中に敵を見つけること」という意味です。接触や接敵、遭遇などが類語にあたります。

特に「接敵」とは意味が似ていますが、探索中に偶然敵を見つけたのか、意図的に敵と接近するのか、という状況によって使い分ける言葉です。

この記事では「会敵」について解説していきます。

「会敵」の意味や使い方について知ることができるでしょう。

会敵(かいてき)の読み方と意味

「会敵」とは、偵察・探索中に敵などを見つけることや、見つけた敵と戦うことを意味する言葉です。または、敵を見つけるための行動中に、敵を発見したときに使用します。主にミリタリー用語としても使用されています。

「たまたま敵を見つけた」という意味は含まれていないため、意図せずに敵と出会った場合では使用しません。

「敵を見つけること」という意味以外にも、「見つけた敵と戦うこと」という意味も含まれているため、状況によって使い分ける必要があります。

会敵の類語

会敵の類語には接触、接敵、索敵などがあります。どの単語も、対象と近づく、会うなどの意味を持っています。

「接触」は日常生活でも頻繁に使用される馴染みのある単語です。

「せっしょく」と読み、「相手に近づくこと、相手と交渉すること」といった意味があります。「接触」の言葉だけでは近づいた対象が分からないため、「敵と接触した」のように接触する対象を明らかにする必要があります。

「索敵」も類語の一つです。

「さくてき」と読み、「敵軍の位置・状況・兵力などをさぐること」を意味します。「索敵」は「敵の位置などを探る」という意味が「会敵」と似ている単語です。

「索敵」も「会敵」と同様に日常生活ではあまり使用されませんが、敵兵と戦うようなゲームなどで使われている単語なので、「会敵」と合わせて覚えておくとよいでしょう。

会敵の例文

会敵の例文には以下のようなものがあります。

・会敵しなかった場合、爆弾は捨てて帰艦する。
・会敵の確率は少ない。
・連絡が入ったのでただちに会敵点に向かう。

文章を作るうえで注意すべきなのは、「敵と会敵する」のように二重表現にしてしまうことです。

会敵には「敵と会う」という意味がすでに含まれているため、「敵と会敵する」としてしまうと、敵という意味が重複してしまいます。

会敵と接敵の違い

「会敵」と似ている言葉で、「接敵」という言葉があります。

接敵は「せってき」と読み、「敵などのありかを突き止め、接すること」という意味です。

「接敵」は、敵の居場所がどこなのか発見したうえで、敵に近づいたり接触したりする時に使用します。対して「会敵」は、居場所の分からない敵を探索している時に偶然出会った時に使用します。

「敵の居場所が既に分かっているかどうか」という点に両者の違いがあります。

会敵の英語表現

「会敵」と全く同じ意味で使用されている英単語はありませんが、「intercept」が一番近い意味で使用されています。

「インターセプト」と読み、意味は、「途中で捕らえる、横取りする、傍受する、さえぎる、迎撃する、要撃する、途中で奪う」などです。様々な意味がありますが、「途中で捉える」という意味が、「会敵」と共通する意味となります。

会敵に関するおさらい

会敵に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 「会敵」とは、「偵察・探索中に敵などを見つけること、また、見つけた敵と戦うこと」を意味する言葉
  • 日本語では「接触、接敵、索敵」などが類語となり、英語では「intercept」が最も近い表現
  • 特に「接敵」は「会敵」と非常によく似た意味だが、「会敵」は偶然に敵と出会った時、「接敵」は意図的に敵に接近する時、というような違いがある
  • 会敵という言葉は日常会話ではあまり使用されませんが、ミリタリーやゲーム用語としてはよく使用される単語