この記事では、「よろしいですか」という敬語表現の正否や、ビジネスシーンでの適切な使い方を解説し、目上の人や、取引先やお客様に用いる際の例文を紹介します。

「よろしいですか」は正しい敬語表現

「よろしいですか」を「いいですか」の丁寧な表現だと認識し、使っている人もいるでしょう。
「よろしいですか」という表現は、敬語として間違っているわけではありませんが、違和感を抱く人もいます。ちょっと上から目線に感じてしまう人もいるようです。
その場合、少し語尾を変え「よろしいでしょうか」にすると、印象がやわらぎます。

「よろしかったでしょうか」の正しい使い方

「よろしいでしょうか」のさらにやわらかい言い方として、「よろしかったでしょうか」と表現する人もいます。しかし、「よろしかったでしょうか」は時制を変化させてしまっているため、どんなシチュエーションでも使えるわけではありません。

進行中のものに対して、過去形の「よろしかったでしょうか」という表現を使うのは違和感があります。例えば、「こちらの書類にご記入いただいてもよろしかったでしょうか」という表現はNGです。
逆に過去のこと、済んでいることに対して「よろしかったでしょうか」と確認するのはOKです。例えば、「先日いただいた発注内容を確認したいのですが、○日に納品でよろしかったでしょうか」といった表現です。

「よろしいでしょうか」の例文7つ

それでは、「よろしいでしょうか」を使った例文を見ていきましょう。

上司とのやりとりする際の例文4つ

「こちらの書類、本日先方にお送りしてよろしいでしょうか」
「出張の申請は、本日中に済ませた方がよろしいでしょうか」
「会議の時間変更をしたいのですがよろしいでしょうか」
「来週、取引先のA社に伺うのですが、手土産は何をお持ちすればよろしいでしょうか」

取引先やお客様とやりとりする際の例文3つ

「こちらの申込書の太枠内にご記入いただいてもよろしいでしょうか」
「今週金曜日に貴社の別部署に伺う予定があるのですが、ミーティングはそのあとに設定させていただいてもよろしいでしょうか」
「勝手ながら納期を延ばしていただけないかというご相談なのですが、本日ご説明に伺ってもよろしいでしょうか」

「よろしいですか」のまとめ

  • 「よろしいですか」は万人に受け入れられる表現ではないので注意する
  • 取引先やお客様には「よろしいでしょうか」と表現する方がベター
  • 「よろしかったでしょうか」という表現を用いるときは時勢に注意する