「於いて(おいて)」の意味や読み方、実際の使い方などを解説

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案内状などで「於」という文字を見たり、「〇〇に於いて。」という言葉を聞いたりしたことがあるでしょう。

聞いたことがあるものの、正しく使えていない人も少なくありません。

この記事では「於いて」の意味や読み方、使い方などを解説します。

「於」の読み方と意味


「於」の読み方と意味は以下の通りです。

「於」の読み方
音:オ
訓:お-いて・お-ける

音読み、訓読みともに、「於」という漢字は「お」と読むことがわかります。

ただし、現在「於」という漢字は常用漢字ではなく、一般的には使われません。
「於いて」「於ける」などと書くときは、ひらがなで「おいて」「おける」と書く事が一般的です。

「於」の意味
① 「おいて」「おける」時間や場所をあらわす。
② 「於乎(ああ)」という感嘆の声。

「於いて」の読み方と意味


「於いて」は、上述の通り「おいて」と読みます。

「於いて」の意味は以下の通りです。

意味①
場所をあらわす。「…で」「…にて」
例文
「総会は東京に於(お)いて行う。」
意味②
時間をあらわす。「…のときに。」
例文
「高度経済成長期に於(お)いて。」
意味③
場合・事柄をあらわす。「…に関して」「…について」「…にあって」
例文
「在任中、外交に於(お)いて特に大きな功績をあげた。」
「勉強に於(お)いても、運動に於(お)いても、彼にかなう者はいない。」
意味④
(係助詞「は」を伴って)特定の事柄や人、物事の範囲など、話題に焦点を当てる。
例文
「この区に於(お)いては。」
「保護者の方々に於(お)かれては。」

上記のように「於(お)」は、ある人物や事柄、場合をあらわすことがわかります。

「於いて」の使い方

案内状などで「於」を使う

案内状などで「於 〇〇ホテル」などと書かれているのを見たことがあるでしょう。

「於 〇〇ホテル」という言葉は、「〇〇ホテルに於いて」という言葉を漢文調にした書き方です。

「於いて」は場所をあらわし、「…で」「…にて」という言葉で置き換えることができます。

「於」は、場所をあらわす前置詞(英語でいうとat、inなど)と捉えることもできます。

文書でも「於」を使う

少し堅めの文書では、以下のように「於いて」という言葉が使います。

場所をあらわす
「今度の総会は、〇〇ホテルに於いて行います。」
時間をあらわす
「今期に於けるわが社の業績は~。」
場合・事柄をあらわす
「輸出業に於いて、大きな功績をあげた。」
場合・事柄をあらわす
「スポーツに於いては、彼に勝てる者はいない。」
話題の焦点を当てる
「貴社に於かれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」

スピーチでも「於いて」を使う

スピーチでは、話題の焦点を当てる意味で「於いて」がよく使われます。

「於いて」を丁寧にして「於かれては」「於かれましては」という言葉が使われます。

皆さまに於かれましては、ますますご活躍のことと存じます。
保護者の方々に於かれましては、本日までに大変だったこともあるかと存じますが、このよき日を無事迎えることができましたこと、大変お喜び申し上げます。

「於いて」についてのまとめ

  • 「於いて」という言葉は、場所や時間、事柄を示したり、その範囲を限定したりする場合に用いられます。
  • 会話や文書の中では、基本的には「於いて」「於かれましては」という使い方をされます。
  • また、「於」という漢字は、現在常用漢字ではなく、一般的に用いられることはありません。
  • とくに意識しない場合や会社で決まりがない場合には、「お」とひらがなで書く方がよいでしょう。
  • ただ、案内状等で場所を示す場合に「於 〇〇ホテル」などと書かれることもあります。
  • この場合は、「お 〇〇ホテル」では格好もつかない上、漢字で書くことが通例であるため、漢字で書きましょう。