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一宿一飯(いっしゅくいっぱん)の意味とは
一宿一飯は、一晩泊めてもらい、一度食事の世話を受けることです。
普通、行き当たりばったりで他に行くあてがなく、急遽世話を受けた側が、その恩義をあらわすために用います。
一宿一飯のビジネスシーンでの意味
一宿一飯が出張のシーンで、使われることは少なくありません。
もともと宿泊することが決まっていれば、出張に行く前にあらかじめ宿を押さえておくものであるため安心です。
しかし、日帰りの予定にもかかわらず、予定外の時間延長で帰りの手段がなくなった場合には、どこかで「一宿一飯」の恩義にあずかることになるでしょう。
「一宿一飯」は、もとは博徒(バクチ打ち)らが使っていた、少し乱暴で俗っぽい言葉ですが、現代においてはそれほど気にすることなく使われています。
また、ビジネスシーンで使われる類義語として「アゴ・アシ・マクラ」があります。
「アゴ」は「食事代、あるいは提供される食事そのもの」、「アシ」は「交通費、あるいは手配される交通手段そのもの」、「マクラ」は「宿泊代、あるいは用意される宿泊施設そのもの」をさしています。
「アゴアシ付き」といえば「食費・交通費負担」、「アゴマクラ付き」といえば「食費・宿泊費負担」という意味になります。
一宿一飯の使い方と例文
一宿一飯は普通、行き当たりばったりで他に行くあてがなく、急遽世話を受けた側が、その恩義をあらわすために用います。
その人の煙草の火のおかげで、私は煙草を一服吸う事が出来るのだもの、謂わば一宿一飯の恩人と同様である。
太宰治『作家の手帖』
太宰治『作家の手帖』
あなたからいただいた一宿一飯の恩義は決して忘れません。