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無辜の民(むこのたみ)の意味とは
無辜の「辜」とは、重い罪などを意味しています。それが無いということですから罪がない民。つまりは、罪のない人々という意味です。
ただ単に罪のない人をさすだけではなく、同情するような意味で、災難に巻き込まれてしまう罪のない人たちという意味で使われます。
無辜の民のビジネスシーンでの意味
組織の中では、不条理なこともたくさんあります。指示したはずの上司が、途中で責任を逃れて部下のせいにしたり、同僚の失敗のせいで自分の仕事が増えてしまう。そんな不条理をどう受け入れるか、あるいは受け入れないかという選択を迫られることもあります。
仕事では誰のせいなどと言っていられない場面もあります。とにかく、顧客や会社のためにやらなくてはならない時や、仕事を完成させることが最優先となる場合もあります。
ここで、自分は無辜の民だとこだわっていても仕方がありません。ぐっと我慢して、今できることに集中するそういう精神的な強さも必要です。仕事を進めるうえでは、様々な人がいますのでこういう無辜の民が被害を受けることもしばしばあります。
ただ、周りは無辜の民のことを意外にきちんと見ていて、評価しているものです。
無辜の民の使い方と例文
課長の失敗なのに、部長には隠して、結局僕たちのせいにされてしまった。まさに僕たちは無辜の民だ。
責任は私がとるからやりたいようにやりなさい。絶対に君たちを無辜の民にすることはない。