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弊衣破帽(へいいはぼう)の意味とは
弊衣破帽は、破れてしまっていてぼろぼろの衣服や帽子を指し、身だしなみにまったく気を遣わずにいるため、見た目も含めて粗野でむさくるしいことをいいます。
この用語は、特に明治以後の学校制度の中で、いわゆる旧制高校の学生が好んで身につけた「蛮カラ」といわれたような服装をさしていました。「弊衣」は傷んで破れてしまった衣服のことです。
「破帽」は読んで字のごとく、破れてぼろぼろの帽子のことです。「破帽弊衣(はぼうへいい)」ともいいます。「弊」は旧字の「敝」とも書きます。
前述のように基本的には誉め言葉ではありません。あくまでもむさくるしいいでたちを揶揄した表現と解釈するべき熟語です。昨今めずらしくなった、貧乏な大学生、苦学生をイメージすると理解しやすいです。
弊衣破帽のビジネスシーンでの意味
弊衣破帽をビジネスシーンで使う場面はほとんどないでしょう。
強いて、例をあげるとしたら、大事な会議に弊衣破帽で来ることがないようにしてください。という使い方ができるでしょう。
弊衣破帽の例文と使い方
「弊衣破帽の大学生は、今では珍しいが、以前はこの界隈にはたくさんいた」
「昨日都立図書館で、弊衣破帽の学生が数人で勉強をしにきているのを見た。研究論文の追い込みの時期だからだろう。」