昔と比べ、「ミニマリスト」という言葉が情報サイトやメディアに取り上げられることが増えてきました。ミニマリストとは主に必要最小限の物で暮らす人のことをさしていますが、ここではどんな特徴を持った人なのか、暮らしぶりはどんなものなのかを詳しく解説します。

そもそもミニマリストとはなにか?

ミニマストとは最小限の物で暮らす人々のこと

「ミニマリスト」とは、最少、最小限、最低限をあらわす「ミニマル」から派生した造語で、身の回りの物をできる限り減らし、最小限の物で暮らしている人々のことです。

自分にとって本当に必要なものだけを持つことで、物を多く持っているよりも豊かな生活ができるという考え方は、物が大量にあふれている世の中で新しく生まれたライフスタイルだといわれています。

ミニマリストには特に定義がある訳ではなく、最小限の物で生きようと意思を持って生活し、自らが自分はミニマリストだと自覚していれば「ミニマリスト」と呼ぶことができるでしょう。

ミニマリストという表現はいつ頃から使われるようになったのか

ネットでミニマリストは2009年に初めて検索され、2014年から急激に検索数が増えています。

日本では2015年の流行語大賞に「ミニマリスト」がノミネートされており、2014年~2015年頃から広く認知されるようになったと考えられます。

ミニマリストのメリット

掃除が楽なのがミニマリストのメリット

ミニマリストは部屋に物が少ないため、掃除がとても楽です。

やるべきことに集中できるのがミニマリストのメリット

ミニマリストの部屋には必要最小限の物しかないため、仕事や作業に集中できます。さぼりたくなっても、テレビも漫画もゲームもなければ作業に集中せざるをえなくなるでしょう。

フットワークが軽くなるのがミニマリストのメリット

部屋に物が少なく整理されていれば、物が見つからなかったり、何を持っていこうか悩む時間が必要ありません。

引っ越ししなくてはならない状況になったとしても、すぐに荷物をまとめて動くことができます。

時間を有効活用できるのがミニマリストのメリット

物を買うとき、どの商品がよいか調べ、値段の安いところを調べ、買ったら部屋のどこに置こうか考え、配達を待って家にいなけばならない、など、ひとつ物を買うにも結構な時間を要します。

しかし、物を買わなくなれば、それに費やしていた時間を自分が本当にやりたいことのために使えるでしょう。

ミニマリストの部屋と持ち物

ミニマリストとひと口に言っても、必要最小限のものが何かは人それぞれです。ここでは、代表的なミニマリストの部屋にあるものを紹介します。

ミニマリストのワークスペース・寝室の持ち物

ワークスペースにはデスク、チェア、パソコンだけを置いていている場合が多く、デスクやチェアは折り畳み式で、必要な時以外はたたんで収納しておく人もいます。ほとんどの人がテレビは置かず、本棚や収納棚も置かないのが特徴です。ゴミ箱もありません。

寝具はシンプルなベッドを置いている人もいますが、三つ折りのマットレスをソファと兼用として使っている人が多いです。掛け布団は夏はタオルケット、冬はやはり羽毛布団が必要ですが、使わない時期はクリーニング店などの保管サービスに預ける人もいます。

ミニマリストのキッチンにある物

ミニマリストのキッチンのものも少なく、鍋とフライパンが一つずつ、マグカップ、深皿、平皿、茶碗がそれぞれ一つずつ程度の最低限の食器、洗剤とスポンジくらいです。

特徴は目につくところに物を出しておかないことでしょう。収納できる量のものしか持たず、使わない終わった後もすぐ収納するのがミニマリストのやり方です。

ミニマリストの持つ家電

ミニマリストの部屋にある主な家電は以下のものです。

  • パソコン
  • エアコン
  • 電気ポット
  • 洗濯機
  • 冷蔵庫

洗濯機や冷蔵庫をどんなものを選ぶかは、ミニマリストの性質によってきます。なにがなんでも物を減らすというタイプのミニマリストは、洗濯機なら洗濯と脱水が出来れば十分で、一番小さいサイズのものを選びます。

効率を重視するミニマリストは無駄な時間を嫌うため、乾燥機付きを選ぶことが多いでしょう。乾燥機能があれば、洗濯物を干す時間もいらず、雨が降って濡れてしまった服を洗いなおしたりする時間も発生しないためです。

冷蔵庫も同様で、サイズを重視する人と効率を重視する人では選ぶものが変わってきます。

ミニマリストが必要ないと考えている家電の一つが掃除機です。部屋に物が少ないので掃除がしやすく、ほうきやワイパーで十分でしょう。

ミニマリストのバス・洗面用品

ミニマリストはバスタオルを持っていない人が大半です。

バスタオルは洗濯も大変な上、収納にもかさばる、身体や髪を拭くならフェイスタオルで十分だからという理由です。洗面用やキッチン用と用途を分けることもなく共用で、大体7枚くらいを使いまわしている人が多いでしょう。

他、洗面には、歯ブラシ、歯磨き粉、ハンドソープ、バスルームにはシャンプー、コンディショナー、ボディソープなどを置きますが、ボトルのデザインを統一するなどしてすっきり見せています。

ミニマリストの服

服についても必要最小限しか持たないのがミニマリストです。夏物、冬物という区別はなく、冬なら上にセーターやコートを重ねるという方法をとっています。

職業や生活スタイルによって人それぞれではありますが、究極のミニマリストの場合、男性なら以下のラインナップになります。

・フォーマル用の上下
・白のシャツ3枚
・ジャケット1枚
・コート(ダウンなど)1枚
・ズボン2本
・下着類(パンツ、靴下、シャツ)4枚ずつ

全て無地で組み合わせに迷わないものにしているのがポイントでしょう。

また、靴はフォーマル用に革靴1足と白のスニーカー2足程度の場合が多いです。

ミニマリストについてのまとめ

  • ミニマリストとは必要最小限の物で暮らす人々のことをいう呼称です。
  • ミニマリストの生活は、掃除が楽、やるべきことに集中できる、フットワークが軽くなる、時間を有効活用できるなどのメリットがあります。
  • ミニマリストの部屋はシンプルで、生活に必要な最小限のもので暮らしていますが、考え方や生活スタイルによって置いているものは違いがあります。
  • ミニマリストの服は無地の着回しできるもので、コーディネートにかかる時間も短縮しています。