ビジネスでも日常のお付き合いでも、初対面の会話は大切です。特に今後ともよい関係でいたい時は、会話のネタにも配慮して少なくとも悪い印象を残さないようにすることが大切です。

ここでは、初対面の会話のポイントと、どんなネタで会話すればよいかを解説します。

また、参考までに英語での初対面の会話も紹介していきます。

初対面における会話のポイント

気負わずに向き合うこと

初対面の会話の心構えとして、気負わないことが第一です。

初対面はどうしても、自分のよいところを見せようとか、何か相手から引き出そうと気負ってしまうものです。すると、余分な緊張をしたり相手からも引かれてしまうことになります。

今後、よい人間関係を作っていきたい気持ちはあったとしても、最初からそれを出し過ぎるのは得策ではありません。あくまで序章と考え、次のステップに進めるきっかけになるようにと考えましょう。 

人と人とのつながりができる質問

最初から自分をアピールすることは避け、できるだけ相手に質問をするようにします。また、その質問は、「人と人とのつながりができる」質問をするようにしましょう。

たとえば、好きなこと(趣味、スポーツ、カルチャー、好きな言葉)、興味(最近の話題、ワクワクしたこと、面白かったこと、笑ったこと)、希望(やってみたいこと、夢)などについての質問です。

これらに共通しているのは、答え方が個性に任されるオープンクエスチョンで、今後、人と人とのつながりができる可能性のある質問です。

初対面で聞かない方がよいこと

一方、初対面では聞かない方がよいことがあります。

クローズドクエスチョンは話が弾まない

答えがYES or NOで答えられたり、二者択一になる質問は、クローズドクエスチョンといわれ会話が弾みません。「今日は寒いですね。寒いのはお好きですか?」「今日は電車ですか、車ですか?」といった質問は避けましょう。

尋問や詰問はしない

取り調べなどで問いただすのが「尋問」で、聞き方によって問い詰められるのが「詰問」です。

「どこから来られたのですか?」「どこに住んでおられるのですか?」「おいくつですか?」など、特に個人の属性についての質問です。

これらの質問が続くと気持ちがよい気はしません。

仕事が好きとは限らない

「どんな仕事をされているのですか?」は、好きなことに関係した質問になるとは限りません。

逆に、「何をされているのですか?」といった、漠然としすぎる質問も答えにくく、質問者の意図をわかってもらえない質問です。

初対面で無難な話題

初対面は、相手について未知数なので、次のような話しやすい無難な話題から入ることをおすすめします。

その中から、意外な発見をしたり共通点が見つかり会話が弾むことになります。

最近のニュース・天気

「今朝のニュースはご覧になりました?」は相手の返事がどう転んでも、会話が繋がる質問です。

もちろん自分なりにニュースの話題をを持っておきますが、相手の返事でニュースが一致すればOKだし、何も出てこなければ興味をそそるようにニュースを紹介しましょう。

また、天候の話も話しやすい話題です。「今日は暑い一日になりそうですね。」とか、「最近、雨が多いですね!」といったように、その日あるいは最近の天候から切り出します。

そこから、「暑い(寒い)のは苦手なんですよ。」と繋いだり、相手の感想を聞いたりします。

小さい時のこと

季節・天候の話題に絡めて、小さい子供の頃の話につなぐと意外と楽しい会話になります。

暑い夏の日の思い出として、子供の頃の経験などを語ると、相手も必ず何か話題を持っています。

時事ニュースからも話題によっては、小さい時の話に転じることができます。

好きな食べ物

パーティや食事会のような席では、好きな食べ物は絶好の話題です。

自分の好きなものを言えば、相手は必ず自分の好きなものを言ってくれます。またその話から転じて、おいしいお店の紹介などにつながることもあります。

食事の席でなくても、食べ物の話は季節の話題から「〇〇のおいしい季節ですよね?△△さんはどういった食べ物がお好きですか?」と切り出すことができます。

また、食べ物は意外と産地の話につながり、次の出身地を聞きやすい状況が生まれます。

出身地

相手の出身地がわかれば、自分の出身地も紹介します。同じ出身地なら意気投合することもあるし、まったく違ってもお互いが興味をもって紹介し合える絶好の話題です。

出身地は小さい頃の話から想像できることもあります。海辺?山間部?など想像しながら「今のお話からすると、もしかしたら〇〇地方のご出身では?」と尋ねる方法もあります。

うまく会話の流れから尋ねる質問なら相手は心を開いて答えてくれます。

休みの日の過ごし方

冒頭に「人と人とのつながり」を意識した質問が大事だと述べましたが、だからと言ってストレートに「趣味は?」というのも唐突感があります。

そこで柔らかく聞き出す質問が「お休みの日はいつも何をされているのですか?」です。

あるいは、順番として「毎日お忙しいですか?お休みが待ちどおしですよね?」と入っていくと、相手も話しやすくなります。「暇なときは何をされていますか?」という聞き方もありますが、暇なときと言う聞き方に抵抗を示す人もいますので注意しましょう。

英語での初対面の会話

英語で初対面の会話というと、何か特別なものがあるように思いますが、基本は日本語と同じです。

身の回りのことから始め、「好きなこと」「興味あること」について質問をしていくとよいでしょう。

質問の例として、以下のようなものがあります。

Nice to meet you.(初めまして)
Where are you from?(Where from?だけでもOK)(どちらのご出身ですか?)
What sports do you like?(どんなスポーツがお好きですか?)
Do you know any Japanese music?(日本の音楽で知っている音楽はありますか?)

ただし、出身地や趣味の話になった時、当然国が違うので話の展開は日本人同士とは異なります。

出身地がわかったとして、まったく知識がなければ聞く一方になるため、注意が必要になります。

一方で日本と同様、以下のような避けた方がよい質問もあります。

・年齢、既婚・未婚、身体的特徴

また、血液型は日本人はよく軽い会話ネタに使いますが、海外では受けません。

・仕事や収入のこと

仕事もプライベートなことなので、ビジネス場面でない限り聞かない方がいいでしょう。

・政治・宗教のこと

日本も同じです。クリスマスの過ごし方程度にしておきます。

初対面における会話に関するおさらい

初対面における会話に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 初対面の会話のポイントは、心構えとしては気負わずに向き合うことが第一
  • 今後「人と人とのつながり」ができるような質問を心掛ける
  • 質問は、クローズドクエスチョンにならないよう気を付ける
  • 特に初対面では尋問するような聞き方にならないように注意し、話題も、好きなこと、趣味のことなどをオープン質問で尋ねる
  • 初対面で会話に入りやすい無難なネタは、「最近のニュース・天気」「小さい時のこと」「好きな食べ物」「出身地」「休みの日の過ごし方」などがある
  • 英語での初対面の会話も、基本は日本語と同じ
  • 身の回りのことから入っていって好きなこと、興味あることへつないでいくのが基本