鎧袖一触(がいしゅういっしょく)の一般的な意味

鎧袖一触とは、鎧の袖が触れる程度で敵を打ち負かすくらい勢いのあるさまや、弱い敵にたやすく一撃を加えて勝利すること、相手をたやすく打ち負かすという意味の熟語です。

言葉の意味としては勇猛な意味ですが、語源である故事では相手をあなどる意味で使われているため、使い方には注意が必要です。

現代ではがいして「圧倒的な力の差を見せつける」という意味であるため問題はありませんが、語源に詳しい人などには使わない方がよいでしょう。

鎧袖一触のビジネスシーンでの意味

鎧袖一触は、ビジネスの世界で使うとすれば、ライバルや競合他社を打ち負かしたときに使う程度でしょう。

「今回のコンペは鎧袖一触の結果だったですね」「相手の提案を鎧袖一触ではねのけてやりました」などの使い方が一般的です。

フランクな座談、雑談の場や会議でもポジティブな内容の会議では使用しても問題ないでしょう。

また、競合との状況を説明する際に「わが社は現在のところC社とは鎧袖一触の状況です」といういい方もできます。

ただあまり一般的な熟語ではないため、あまりに多用すると上司や先輩から嫌味たらしく受け取られかねないため、いい回しを気を付けましょう。

鎧袖一触の使い方と例文

なんと他愛のない…鎧袖一触とはこのことか…。
出典:「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」アナベル・ガトーのセリフより
肉体が疲れて意志を失ってしまったときには、鎧袖一触、修辞もなにもぬきにして、袈裟がけに人を抜打ちにしてしまう場合が多いように思われます。
出典:太宰治「女の決闘」