内憂外患(ないゆうがいかん)の意味とは

内憂外患とは、「国内の心配事と外国によってもたらされるやっかいなこと」という意味の四字熟語です。

内は国内を、外は外国をさし、「憂(うれ)い」「患(わずら)い」ともに、不安や心配ごとを示しています。

「内憂外患こもごも至る」といういい方で、よく国内の心配事と外国からもたらされる心配事が立て続けに起こるというように使われるようになりました。

内憂外患のビジネスシーンでの用法

内憂外患は、国内外に問題がたくさんあることという意味で使われた言葉ですが、現在は国だけではなく、会社や組織の中でもよく使用される言葉となっています。

内憂外患は、ビジネスにおいて、取引先にやっかいな人がいて、あれこれと意見を変えてきて思うように取引が進まず頭を抱えてしまうことをあらわします。

同じ部署にいる部下は全く使えず、常に足手まといになる存在です。何度も同じミスをするうえ、注意してもあまり響かず成長が全然見られない、一緒に仕事をしていて不安要素しかない人物をあらわします。

自分自身が仕事を進める上で、外部にも身内にも不安がありなかなか仕事がはかどらない、不安が山積みというときに使えるでしょう。

内憂外患の使い方と例文

「もしもそうだとしたら、宗主の道頼としては、まさに内憂外患の状態ではないか。」
出典:姉小路祐『風水京都・竹の殺人』
「しかし今われわれの前にある現実は、戦後最大の危機といわれる、不況と円高の内憂外患の窮境である。」
出典:吉田満『戦中派の死生観』