悪鬼羅刹(あっきらせつ)の意味とは

悪鬼羅刹の悪鬼とは、人間にとって悪事を働く西洋でいう悪魔の様な存在をあらわしており、羅刹は仏教では鬼神の一族にあたり人を襲って食べる恐ろしい存在をさしています。

どちらも恐怖の対象である悪鬼と羅刹の二つの言葉を組み合わせた悪鬼羅刹は、あらゆる恐ろしい魔物の例えとして用いられている言葉です。

英訳では (man-eating fiend) fiendは悪鬼の名詞です。

ヒンズー教で羅刹の別名はラクシャーサをあらわしています。

悪鬼羅刹の類義語には妖怪変化、魑魅魍魎、怪力乱神といった言葉があります。

悪鬼羅刹のビジネスシーンでの用法

ビジネスシーンでの悪鬼羅刹の使い方は、厳しく怖い上司や先輩など、自分や同僚が恐れる目上の人間(あるいは後輩)の様相を例える表現になるでしょう。

恐ろしい存在をさす名詞を二つ組み合わせているため、日常的な状況下で使われる事はあまりありません。

使用する場面としては上司、先輩が激しく怒っていて手が付けられない状態などに使われるのが適切です。

他には不手際などでカンカンに怒っているクレーム客であったり、取引先の担当者であったりなど、怒り方が半端では無いほど悪鬼羅刹の表現は使いやすくなります。

また悪鬼も羅刹も凄く強い化け物という意味もあるため、ビジネス面であれば仕事が出来過ぎて(能力が高すぎて)誰も敵わないなどのよい面での例え方もあります。

しかし言葉の邪悪なイメージから考えて、プラスの面ではあまり例えられないのが大半です。

悪鬼羅刹の使い方と例文

「彼女はまるで悪鬼羅刹の様な形相をしていて誰も近寄れない。」
「職場の上司が激しく怒り、怒鳴り散らしてまるで悪鬼羅刹の如くだ。」
「悪鬼羅刹の様に暴れて誰も手が付けられない。」
「この格闘家の凄まじい強さは悪鬼羅刹を思わせる。」
「何なる悪鬼羅刹も、是には過ぎじとぞ見えたりける。」
(出典 太平記)