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報仇雪恨(ほうきゅうせっこん)の意味とは
報仇雪恨とは、「ほうきゅうせっこん」と読みます。要するに仇討ちをすることによって積年の恨みを晴らすことを表した言葉です。
別の読み方をすれば、仇を報じ恨みを雪(すす)ぐということですから、仇討ちをすることによって、恨みを晴らすということになります。
雪ぐとは、また難しい表現なのですが、汚れや不名誉などの広範に及ぶマイナス要素を除去するという意味合いがあります。この四文字熟語でいえば、恨み晴らす、消し去るといった意味合いです。
報仇雪恨のそもそもの由来は、三国志で有名な曹操が、父親の仇である陶謙を討伐する目的のもと、徐州へ侵攻するに際して、この「報仇雪恨」の旗を掲げていたことです。故事にもなったほどです。
似たような四字熟語に報仇雪恥という言葉もあるのですが、これは仇を討つことにより屈辱を晴らすという意味合いとなっています。
報仇雪恨のビジネスシーンでの意味
報仇雪恨をビジネスで使う場は相当限られてくるといえるでしょう。
しかし、ビジネスというものは、その性質に照らせば、どのようなことが起こり得るか決して予測はつきにくいものですよね。いつも順分満帆とはいかない場合も多々あり、競合するライバル企業に対して、報仇雪恨を大義名分として掲揚することも考えられる余地も生じるかもしれません。
また、稀な事情ではあるものの、報仇雪恨の意思を持ちながら、告発する際に用いることもないではないといえるでしょう。
報仇雪恨の使い方と例文
報仇雪恨の趣旨のもと、上層部を地方検察庁特捜部に内部告発するべきか悩むところである。
そのような報仇雪恨の意思は捨てて、問題に別の角度から取り組んでみなさい。
晴れて事業に大成することによって、報仇雪恨に至ったというべきである。