玉砕瓦全(ぎょくさいがぜん)の意味とは

玉砕瓦全は、中国・唐の時代の歴史書・北斉書(ほくせいしょ)の「元景安伝」の一文を出典とする四字熟語です。なお、「大丈夫」という言葉も玉砕瓦全と同じ一文を出典としています。

玉砕は、主君・忠義・名誉を守るために、玉(宝石)が砕け散る美しさの如く、全力で戦い潔く死ぬことを意味します。瓦全は玉砕の対義語となっています。

意味は「瓦(玉との対比で値打ちの無いものとして扱われる。)が万全の状態で保存される。」という本来の意味から転じて、「大した事を成さない人が、無駄に長く生き長らえる。」となっています。

玉砕瓦全の意味は、「名誉や忠誠の為に全力で物事に挑んでから死ぬ、意味のある人生にするのか、或いは、ただ己の保身を守る事だけを考えて何も成さない、長生きするだけの無駄な人生とするのか。」という意味になります。

類語はありません。

玉砕瓦全のビジネスシーンでの意味

玉砕瓦全はビジネス用語ではありませんし、日常的に使う言葉ではありません。

玉砕瓦全は人生観を問う意味をもつ四字熟語です。なにか重大な選択をする局面に立たされた時は、玉砕瓦全の言葉を思い出せば勇気を得ることができるでしょう。

玉砕瓦全の使い方と例文

大丈夫寧可玉砕何能瓦全
出典:北斉書より「元景安伝」
幾歴辛酸志始堅 丈夫玉碎恥甎全 一家遺事人知否 不爲兒孫買美田
出典:西郷南洲遺訓 五条
若し採用されなかったら丈夫玉砕瓦全を恥ず
出典:漱石「自転車日記」
彼らは双子であるにも関わらず、玉砕瓦全を分けたような人生観をもっている。