「ハローワークで興味のある仕事があったから応募したのに全く採用される気配がなく、しかもそれが何件も続く」そんな場合にはその求人広告は空求人である可能性が高いです。ハローワークには空求人が数多く出されていて、利用者を悩ませる種となっています。

この記事では、空求人に関する詳細や見分け方などについて解説します。

空求人とはそもそも何か

空求人とは、企業側が採用する気がないのに出している求人のことをさします。

空求人の場合は、ハローワークに求人広告が出ていたから応募したのに「もう締め切っていた」「定員に達してしまった」などの理由で書類審査の段階で不採用とされてしまいます。

本当に働こうと思って応募した人は、その間に他の企業の求人を見送っていたかもしれません。時間を無駄にしてしまわないように、できるならば空求人は応募する前に見分けたいものです。

空求人の見分け方

年齢・経験・資格不問だが書類審査がある

年齢不問や経験不問、資格不問という条件の求人広告は書類審査は無く、いきなり面接というのが基本です。しかし、書類審査を行う企業はなにかと理由をつけて応募者全員を不採用とし、誰も採用しないケースが多いです。

応募資格に即戦力とあるが未経験可になっている

求人広告の応募資格に「即戦力になれる人材」と掲載されているのに、同時に未経験可になっている求人は怪しいです。

求人広告の段階で矛盾が生じているため、こういった求人を見かけたらまず空求人であると考えていいでしょう。

年中募集している 規模に見合わない大量採用

ハローワークでの求人は基本的に「何月何日から何月何日まで」という募集期間が設けられています。その期間をすぎた求人広告は締め切られているものの、その後全く同じ内容で再度その求人広告が出されていることがあります。

このように長い期間同じ広告が出されていたり年中募集されたりしている場合、空求人である可能性が高いです。

また、企業の規模に見合わない大量採用も不自然です。社員数と同程度またはそれ以上の募集がされている場合は空求人であると疑った方がいいでしょう。

ただし、繁忙期のみ多くの人材を募集している場合や新規部署の立ち上げ、新規事業の立ち上げなどの場合は求人数が多くても問題ありません。
しっかりと内容を確認してから応募することが重要です。

派遣の空求人もある

派遣会社は契約している就業先がいくつもあります。求人に条件がいい仕事が掲載されていたため応募したのに、実際は全く別の現場へ回されてしまったということもあります。
これも派遣における空求人であり、本当は良くない条件の仕事なのに応募者を増やすため好条件の別の案件を掲載するという手口です。

他にも登録者数を増やすために、釣り求人として空求人を出しているケースもあります。派遣会社は登録者数が多いことが信頼に繋がるため、ただ登録者数だけを増やす目的で空求人を出すのです。

これを避けるためには企業へ質問を行い、掲載されている仕事を本当に行えるのか確認するのがよいでしょう。

転職エージェントは空求人が少ない

空求人はハローワークでよく見られるものですが、実は転職エージェントには空求人はあまり掲載されていません。転職エージェントが抱えている案件のほとんどは非公開案件で、空求人を出すメリットは少ないということが理由です。

また、転職エージェントは紹介して採用されてはじめて報酬が発生するシステムのところが多いのです。よって、空求人をたくさん抱えていても意味がありません。

緊急性の低い求人の場合には長期間同じ内容の求人が掲載されている場合もありますが、本当に能力の高い人材が応募して来た時にはきちんと採用するケースがほとんどです。

ハローワークにある空求人と似たような内容であったとしても、転職エージェントの場合は必ずしも空求人であるとは限りません。

空求人についてのまとめ

  • 空求人とは、企業側が採用する気がないのに出している求人のこと。
  • 空求人を見分けるためにはいくつかのポイントがあり、もし募集要項の内容に矛盾や怪しい点があれば注意しましょう。
  • 転職エージェントは空求人が少ないため安心して利用することができます。