夜空を彩る花火は夏の風物詩ですが、今では寒い時期の澄み切った空でも打ち上げられます。

花火を扱う仕事「花火師」が、気になる人もいるでしょう。日本の花火師は、世界で活躍する人もいます。

ここでは、花火師の仕事内容、どうやったら花火師になれるか、年収や勤務体系などについてご紹介します。見る側から打ち上げる側になることもできます。

花火師とはどんな職業か

花火師の仕事内容

「花火師」というのは、一般的には製造・打ち上げをしている業者に働く人を「花火師」といいます。

打ち上げ・企画のみをする場合には、「打ち上げ屋」もしくは「花火屋」と区別されることが多いでしょう。

多くの花火師が働く業者では、玩具花火の販売、打ち上げ花火企画・製造・仕入れ・販売までを手掛けています。

花火師は、伝統的な技法を駆使して尺玉を作るだけでなく、今ではコンピューターを駆使して打ち上げのシミュレーションをしたり、打ち上げをコンピューター管理するためのプログラミングをしたりする事務的な仕事があるケースも考えられます。

また、打ち上げの場所によっては、消防署や自治体などに法的な手続きをしなければならないこともあります。

花火師の役割

花火は火薬類取締法に関わるものなので、その管理や取り扱いにも注意が必要です。また、会場での打ち上げの際には、人命に関わる事故につながってしまう可能性もあり、花火師は重要な役割を担います。

花火の打ち上げはチームワークで、複数名の花火師や従業員、アルバイトをまとめあげるリーダーシップを要求されることもあります。

花火師の種類や賞

花火は夜に打ち上げる花火だけでなく、昼に打ち上げる花火や狼煙(のろし)もあり、花火師の中で専門性を持っている人もいます。

花火師として目指す高みの賞は、大曲と土浦で行われる花火競技会の総理大臣賞です。

土浦全国花火競技大会
大曲の花火 全国花火競技大会
※今年の大会は既に終了しています。

花火師になるには

花火師として、花火を作ったり打ち上げたりしたいと思うならば、花火業者に就職するしか方法がありません。

花火師は、花火のために火薬を扱う仕事なので、法律に関わる局面が多くあり、誰でも勝手にできるものではありません。

自分でなかなか進められない場合は転職エージェントにも相談することが出来ます。以下の記事を参考にしてみてください。

業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 ブックマーク推奨!
転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

花火師になるために必要な学歴

花火師自体、それほどの求人がないため、花火業者に直接アプローチするのが一番の近道になるでしょう。

その際に必要な資格はほとんどないといえますが、学歴については各業者の基準によります。しかし、職人肌の仕事であるため、高い学歴を要求されることはないでしょう。

ただし、花火師として一人前になるには10年が必要だといわれているので、早くから目指す方が有利と言えます。

花火師になるために必要な資格

花火を打ち上げるための資格に、「煙火打揚従事者手帳」というものがあります。

以前、テレビなどで個人でも花火師になれると話題になった資格ですが、この手帳を持っていれば花火師であるというわけではありません。

また、現在では「煙火打揚従事者手帳」を取得できるのは、社団法人日本煙火協会会員の花火業者の従業員や契約花火職人、打ち上げ現場作業員などに限られています。

普段の花火業者は小規模なこともあり、従業員とわずかなパートやアルバイトなどで業務を行っています。繁忙期だけ、臨時で花火の打ち上げ要員を募集するケースが多くあります。

花火師を目指すなら、まずは臨時の要員として打ち上げに実際に関係してみるのもいいでしょう。

花火師の年収

花火師の年収についての調査はされていません。

花火師の年収は、基本的には花火業者の規定次第といえますが、花火業者は小規模な業者が多いのと長年の経験が重視されるので、最初のうちは多くは望めないでしょう。

経験によりますが、一般的な会社員と同程度からそれ以下になる傾向があります。職人として修業期間が長いですが、各地で行われる大きな花火品評会で入賞するような花火師になれば、年収は1,000万を超える花火師もいると言われています。

その他の職種・自分の平均年収が気になる方はこちらが参考になります。

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勤務体系と休日

花火師の繁忙期は、なんといってもお盆でしょう。

仕事が多くなるため、遠いところでも日帰りしなければいけない日々が続くでしょう。打ち上げるところが遠ければ、宿泊を伴う仕事になることも多くあります。

また、花火師は準備から打ち上げ、後片付けで24時間通しの仕事になることもあります。

冬にも花火をあげる機会が増えたとはいえ、花火業者は夏をメインにした季節労働ともいえます。繁忙期の間は休日も期待できないでしょうが、普段は規定に沿った休日があり、残業も多くない傾向にあります。

花火業界の団体と有名な企業

花火業界には有名な団体や企業がいくつかあります。

以下で紹介していきます。

一般社団法人日本煙火芸術協会 

同人会として1960年に組織された会が、2014年に法人化されました。伝統文化財である花火を育成していくことを目的に設立されました。

会員には、27名の花火師が登録しています。花火師のBIG3と呼ばれる3人も会員になっています。

参考:一般社団法人日本煙火芸術協会

野村花火工業株式会社

花火師BIG3のひとりであり、協会の理事も務める野村洋一さんの会社です。

2014年には「黄綬褒章」受章した花火師で、2017年の花火競技会でもいくつかの内閣総理大臣賞を受賞しています。

参考野村花火工業株式会社

紅屋青木煙火店

花火師BIG3の一人で、日本煙火芸術協会の会長を務める青木昭夫さんの会社です。

祖父、父も著名な花火師で、青木さん自身も内閣総理大臣賞など数々の功績を残しています。

篠原煙火店

花火師BIG3の一人で、日本煙火芸術協会の会員でもある篠原茂男さんの会社です。

これまで100以上の賞を受賞してきた著名な花火師の一人となっています。

株式会社球屋北原煙火店 

海外での打ち上げの経験が豊富な業者で、国内で個人御打ち上げのためのプランを数々揃えています。ウエディングや学校祭にも対応可能です。

ホームページで夏季アルバイトを募集することもあるので、花火師にチャレンジする前に体験してみるのもいいでしょう。

参考:株式会社玉屋北原煙火店

花火師に関するおさらい

花火師に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 「花火師」というのは、一般的には製造・打ち上げをしている人のイメージだが、企業の従業員として玩具花火の販売、打ち上げ花火企画・製造・仕入れ・販売までにも従事する
  • 花火師は、法律などで制限がある火薬を扱う仕事で、花火師になりたいなら、花火業者に就職するしか方法がない
  • 特に必要な資格はなく、学歴はそれぞれの業者の規定にとるが、そう高い学歴は必要としない
  • 花火を打ち上げるための資格に、「煙火打揚従事者手帳」があるが、これがあれば花火師というわけではない
  • 現在ではこの手帳を取得するのは、花火業者の従業員でることが条件
  • 花火業者はどこも小規模で、忙しい時期が限られている、また花火師には長い修行が必要なことから、年収はそう高くない
  • 一人前の花火師になり、品評会で入賞できるようになれば1,000万円越えもあるらしい
  • 花火師の繁忙期である夏は、勤務時間は長くなりますし、休日もほとんどないが、閑散期には業者の規定通りに休日があり、残業も多くはない

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