「ご一報ください」の意味と類語、ビジネスでの使い方と例文12選

「ご一報ください」は、取引先や上司への連絡で「簡単な報告をください」という丁寧な依頼として使う表現です。相手の都合を慮りつつも、明確に反応を求める場面で適切に使うことで、ビジネス上のコミュニケーションがスムーズになります。

読者

「ご一報ください」と言われたけど、どの程度の返事が必要? 電話? メール? 期限はいつまで?

専門家

基本はメールで返事でOK。ただし「至急」など緊急性が高い場合は電話が適切です。期限が指定されていない場合は「お手すきの際に」といった柔らかい表現が多いので、早めに対応しましょう。

目次

「ご一報ください」の意味とは?

「ご一報ください」は、相手にかん単な連絡や報告をすることを依頼する敬語表現です。「一報」には「かん単に知らせる」や「ひとこと伝える」といった意味があり、それに丁寧の「ご」を付けてさらに丁寧な形にしたものです。

ポイント

「ご一報ください」=「ちょっと教えてください」の丁寧バージョン。メールの既読確認や書類の到着確認など、「反応の確認」に最適な表現です。

ビジネスシーンでは、見積書の提出後や会議の日程調整後など、相手の反応を待つ場面でよく使われます。相手の負担にならないよう配慮しつつ、確実に連絡を得たいときに効果的です。

「ご一報ください」は正しい敬語?

はい、「ご一報ください」は目上の人や取引先に対しても使える正しい敬語です。「一報」は名詞ですが、「ご」を付けることで尊敬語として扱われます。「ください」は丁寧な依頼の表現なので、合わせて使うことで自然な敬語になります。

補足

ただし、「ご一報ください」だけだとやや制的に感じられる場合もあります。より丁寧な印象を与えたいときは、次のようにクッション言葉や期限を加えるとよいでしょう。

  • 大変恐縮ですが、ご一報くださいますようお願いいたします。
  • お手すきの際で構いませんが、今週中までにご一報いただけますと幸いです。
  • お忙しい中申し訳ありませんが、明日までにご一報をいただけますでしょうか。

「ご一報」は自分からも使える?

はい、「ご一報」は、自分から相手に連絡をする場合にも使えます。たとえば、「資料が届き次第、ご一報いたします」や「確認でき次第、ご一報申し上げます」といった使い方です。

メモ

ただし、「ご一報申し上げます」は「ご」と「申し上げる」の二重敬語になるという指摘もあります。厳密に避けたい場合は、「ご一報いたします」が無難です。

とはいえ、ビジネス現場では「ご一報申し上げます」も広く使われており、違和感を持つ人は少ないです。状況に応じて使い分けましょう。

「ご一報ください」の実用例文12選

ビジネスメールや電話でのやり取りで使える、実践的な例文を紹介します。クッション言葉や期限の入れ方を工夫することで、相手に好印象を与えられます。

例1
丁寧な依頼(基本形)

ご一報下さいますようお願いいたします。

例2
既読確認タイプ

メールをご覧になられたら、ご一報いただけますでしょうか。

例3
配慮型(相手の都合を考慮)

ご多忙とは存じておりますが、ご一報お待ちしております。

例4
期限付き(急ぎの場合)

大変恐縮ですが、明日までにご一報いただけないでしょうか。

例5
柔らかい期限指定

お手すきの際でかまいませんので、できれば今週の金曜日までにご一報いただけると幸いです。

例6
自分からの連絡約束

確認が取れ次第、ご一報いたします。


類義語を使った丁寧な依頼例

まとめ

「ご一報」以外にも、状況に応じて使い分けられる類義語があります。以下に代表例と実用例文をまとめました。

類義語意味のニュアンスビジネスでの使いどころ
ご連絡連絡全般を丁寧に依頼いつものやり取りで汎用的に使える
お知らせ情報の提示・共有を依頼新しい情報がある場合に適する
ご返事返信・回答を求めている質問や相談に対して返答を促す
ご意見感想や提案を求めている改善案やフィードバックを期待する
ご善処適切に処理してほしいトラブルや緊急対応を依頼する
ご対応業務として対応してほしい依頼事項の進捗を促したいとき

「連絡」の例文

「ご連絡」は「ご一報」とほぼ同義で、ややフォーマルな印象を与えます。

  • まことに恐縮ですが、明日までにご連絡下さいますようお願いいたします。
  • 大変お忙しい中申し訳ございませんが、今週の木曜日までにご連絡いただけますでしょうか。

「お知らせ」の例文

相手が何か新しい情報を提供してほしいときに使います。

  • お手すきの際、お知らせ下さいますようお願いいたします。
  • 大変申し訳ございませんが、近日中にお知らせいただけましたら幸いです。

「返事」の例文

「返事」はややカジュアルな印象なので、「お返事」や「ご返事」と丁寧に言い換えましょう。

  • なるべく早いお返事をお待ちしております。
  • まことに厚かましいお願いですが、お返事をいただければ幸いでございます。

「意見」の例文

フィードバックや感想、改善案などを求めるときに使います。

  • お電話でもかまいませんので、ご意見をお聞かせ願えませんでしょうか。
  • 今後の参考として、ご意見をいただけたら幸いでございます。

「善処」の例文

「ご善処」は、相手に適切な処理を任せたいときに使います。緊急事態やトラブル対応で頻出です。

  • ご善処いただきたくお願い申し上げます。
  • お忙しい中大変申し訳ございませんが、できる限り早いご善処をお願い申し上げます。

「対応」の例文

業務としての対応を求めたいときに使います。納期や進捗を促す場面で効果的です。

  • 至急お調べの上、最善の対応をお願いいたします。
  • 先日の案件につきまして、早急な対応をお願い申し上げます。

返信は電話? メール?

通常、「ご一報ください」と言われた場合、返信はメールで問題ありません。メールはビジネスの定番連絡手段であり、記録を残せる点でも有利です。

ただし、緊急度が高い場合や、口頭でしか伝えにくい内容があるときは、電話での連絡がベターです。相手の立場や案件の重要度を見て、臨機応変に対応しましょう。

記録に残したくない内容や、誤解を招きやすい話題は、メールより電話のほうが安全です。ただし、正式な承認や法的効力が必要な場合は、必ずメールでやり取りを残しましょう。

「ご一報ください」の英語表現

「ご一報ください」を英語で言うと、「Please let me know」が最も自然な訳です。直訳の「Please reply to me」はやや無礼に聞こえるため避けましょう。

例文

先方へお着きになったらご一報ください。
Please let me know once you arrive.

メールをお受け取りになりましたらご一報ください。
Please let me know when you receive this email.

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「ご一報ください」は上司に使っても失礼ではないですか?

いいえ、失礼ではありません。「ご一報ください」は目上の人に対しても使える正しい敬語です。ただし、「ご一報くださいますようお願いいたします」と丁寧な形にすると、より好印象です。

「ご一報」は自分から使っても大丈夫ですか?

はい、問題ありません。「ご一報いたします」や「ご一報申し上げます」と使って、自分からの連絡を約束する表現として使えます。ただし、「ご一報申し上げます」は二重敬語と指摘されることもあるので、状況に応じて「ご一報いたします」を選ぶと無難です。

「ご連絡ください」と「ご一報ください」の違いは何ですか?

「ご一報」は「簡単な連絡」を意味し、「ご連絡」は連絡全般を指します。「ご一報」のほうが軽いニュアンスで、既読確認や到着確認に適しています。一方、「ご連絡」はややフォーマルで、詳細な報告や対応を求めるときに使います。

いつまでに返信すればいいですか?

特に期限が指定されていない場合は、「お手すきの際」として対応で構いません。ただし、3営業日以内を目安に返信するのがビジネスマナーです。緊急性が高い場合は、24時間以内に返信するのが望ましいでしょう。

「ご善処ください」は命令ですか?

「ご善処ください」は依頼であり、命令ではありません。相手に適切な判断と対応を委ねる表現です。ただし、立場が上の人からの発言だと、受け手は強いプレッシャーを感じる可能性があります。使う際は配慮が必要です。

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