上司から「気概があるやつだ」といわれると、褒められた気がして嬉しくなりますよね。しかし、「気概」という言葉は、普段、友だち同士や家族の間ではなかなか使われない言葉のため、どういう意味なのかを聞かれると、とっさには答えられないという人も多いと思います。

ここでは「気概」という言葉について、正しい意味や使い方を紹介します。知っておくと、将来、自分が部下をまとめる立場になった時にも、とっさの場面で「気概がある」という言葉を使えるようにしておきましょう。

気概の意味と使い方

「気概」は「きがい」と読みます。強い意志を持ち、困難なことがあっても簡単にくじけない性質や気性のことをいいます。

ビジネスシーンでは、新入社員など経験の浅い社員が、上司や取引先にたいして自分の意見を物怖じせずにハッキリと言ったときなどに「新人なのに気概がある」という褒め言葉として使われることが多いです。

「気概」は、「気概がある」「気概を示す」「気概を感じる」といった文章でよく使われます。

ビジネスシーンでも、本当に相手のことを考えるならば、相手の言うことを受け入れるだけでなく、時には耳に痛いことも言わなければならない場面が少なからずあります。そんな時に、物怖じせずに自分の考えをはっきり伝えられる人は「あの人は気概がある」と評されることが多く、「困難に負けない芯の強い人」として良いイメージを持たれることが多いです。

気概の例文

「気概」の例文としては以下のようなものがあります。

社長に堂々と意見を言えるなんて、あの人は気概がある

 

最近の若者には気概が感じられない

 

あの新入社員は会議でも堂々と意見を述べていて、気概が感じられる

気概の類義語

「気概」の類義語には、「気骨」があります。
「気骨(きこつ)」には強い意志や信念という意味があり、その点では「気概」と似たような意味を持つ言葉といえます。

違いとしては、「気概」が困難な状況に負けず乗り越えていくという行動を含むのに対し、「気骨」は周りの状況ではなく、その人自身の強い意志や信念に焦点を当てた表現になります。

「あの人は周りの人に何を言われても信念を曲げない、気骨のある人物だ」という文章からは、周囲の状況が困難なものであることはあまり感じ取れませんが、「あの人は周りの人から何を言われても信念を曲げない、気概のある人だ」という文章にすると、困難な状況にあってもそれを乗り越えようとしている姿がみえてきます。

「気概」と「気骨」は似ている言葉ですが、状況によって使い分けることが大切です。

気概の英語表現

「気概」は英語「spirit」「backbone」「pluck」と表現し、口語では「guts」と言うこともあります。

「spirit」「guts」などを使った例文は、以下の通りです。

He has a noble spirit.
彼は気概がある。
He has no spirit.
彼は気概がない。
He showed spirit.
彼は気概を示した。
Though he is a new employee, it is a person with the spirit.
彼は新入社員なのに、気概がある人だ。
I don’t have the guts to try to take the examination at an elite school.
私はエリート校の試験を受けることに挑戦する気概がない

気概のまとめ

  • 「気概」は「きがい」と読み、困難なことがあっても強い意志を持ってくじけない性質や気性のことをいいます。
  • 「気概」の使い方としては、ビジネスシーンなどで上司や取引先に対して物怖じせずにハッキリ意見を言える人に対して使われることが多いです。
  • 「気概」と似ている言葉には「気骨」がありますが、意味に違いがあるため注意しましょう。
  • 「気概」を英語で表現すると「spirit」「guts」ということができます。