この記事は2019/03/04に加筆修正を行いました。

お祈りメールとは

就活で、試験が進んでいき、最終的には採用に至らなかった場合の断りのメールの最後に「貴殿のご活躍をお祈り申し上げます」といった文が使われます。「~お祈り申し上げます」と最後に結ばれたメールを俗に「お祈りメール」といいます。
祈るという言葉を使いつつ一方的に終わり、そこでおしまいということで、不採用を意味します。「お祈りメールが来た」と言うことで「不採用になった」というショックな事実に軽さを持たせる便利な言葉ですね。

お祈りメールは返信するべきか

基本的には返信は必要ありません。企業側も一斉に同じ文章を送っているからです。くやしくて「逆お祈りメール」といって「御社のますますのご発展をお祈り申し上げます」と送ろうとする人もいるかもしれませんが、読まれず無意味なだけでなく、やはり採用しないで正解だったと思われることになりかねません。あくまで事務的なものとして受け取ってください。

返信が必要なケース

筆記試験や一次面接での不採用であれば返信は要りません。が、最終段階での不採用の場合で、第一志望の会社だった、補欠でも何でもいいから採用されたいという場合には、返信するのもよいでしょう。最終まで残したということは会社からも見込まれています。ほんの小さな差で不採用になったのかもしれません。状況が変わり採用になるという可能性もゼロではありませんので、お礼の気持ちを込めて返信をすることは失礼ではありません。

また特に自分だけが、相手にとって印象に残るようなミスをした場合、何かお世話になった場合には、お祈りメールが来たそのタイミングを逃さず、返信をした方がよいでしょう。

具体的な返信の例文

会社側からは、あくまで大勢の志望学生のひとりにすぎないということを頭に置きながら、わかりやすい文章を心がけて作ります。

最終面接で不採用になった場合

株式会社△△ 人事採用担当者様〇〇大学の××と申します。
先日は、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。
私の力が至らず、不採用の通知をいただく結果となりましたが、
▽▽様の温かいお心遣いと、貴社の活気あふれる空気に触れ、ますます入社したいという気持ちが高まりました。今回の結果は誠に残念ではありますが、今後も〇〇業界についてより深く研究し、さらに実力をつけるために精進してまいります。今回、▽▽様に出会い、就職活動も楽しいもの、学びがいのある機会だと思えるようになりました。
▽▽様と貴社のますますのご発展をお祈り申し上げております。

担当者にお世話になった場合

○○株式会社△△ 人事採用担当者様

□月□日に、面接して頂いた〇〇大学の××と申します。
先日は私のために貴重なお時間をくださり、本当にありがとうございました。
今回、私の力不足のため不採用になりましたが、この経験を活かして今後も精一杯努力して行こうと考えております。

迅速な面接結果のご連絡、感謝しております。
貴社のますますのご繁栄をお祈り申し上げております

返信のポイント

・メールの件名は変えず、Re:〜で返信の形をとる
・不採用になったことに対する不満やマイナスのことは書かない
・お礼を丁寧に述べる
・社会人としての基本的なマナーを守った結びにする
(末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。など)

サイレントお祈りもある

就職活動中、不採用になった企業から「不採用通知」が来る場合もありますが、その通知自体も来ない企業もあります。大手企業の場合、何千人単位で受験しているため、全ての受験者に不採用通知を送るのは大変です。

次の選考に進む人だけに、連絡が来るというパターンもよくあります。そのような、お祈りメールさえこない「サイレントお祈り」があることも知っておきましょう。

通知が来ないと、不採用になったのか、通知が遅れているのか判断がつかないこともあるでしょう。その企業の志望度が高ければ高いほど、結果が気になりますよね。「◯◯日までに●次選考通過の場合、連絡します」といった期限が設けられている場合には、その期限を過ぎても連絡がない場合、企業の担当者に連絡しても問題はありません。

しかし、この連絡のときも企業の担当者を不快にさせないように配慮が必要です。そのときの態度が悪く、不採用になってしまう可能性もあるためです。連絡をする際も言葉を選び、慎重に聞くことが大切です。

まとめ

・お祈りメールとは、就職活動中に来る「不採用通知」のことである
・不採用通知はメールだけではなく、電話や書面の場合もある
・基本的に、お祈りメールに対して返信は必要ないが、特別な理由があれば返信してもよい
・お祈りメールに返信をしても、担当者からは連絡がないことの方が多いため、返信を期待しない
・不採用の場合、通知すらない「サイレントお祈り」もある
・採用か不採用か、両方連絡がくる場合で期限を過ぎても連絡がない場合は企業に問い合わせてもよい

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