内定式について 内定式にふさわしい服装 持ち物など

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社会人になるには避けて通ることのできないのが就職活動。内定が決まり喜んだのも束の間、今度は企業との直接的なやりとりが始まります。

その第一歩となるのが企業の内定式。面接官以外の社員に会うのも、自分と同じように内定した学生と顔を合わせるのもこれが初めての機会となります。

そんな大切な場で緊張して失敗してしまわないよう、内定式で必要なマナーについて解説していきます。

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内定式とは

内定式とは本来、企業が内定者を集めて正式な「採用内定書」を渡し、それに対して内定者が「4月からよろしくお願いします。」という気持ちを込めて「承諾書」にサインをする儀式です。

採用する側と採用される側の意思を確認しあうことが目的で、普段接することのない社長や執行役員、取締役なども参加する、企業にとっても一大イベントとなっています。

一方で最近では、そんな内定式の堅苦しい雰囲気を取り払おうと、食事会や懇親会という形をとる企業も増えてきています。

その際、昼間からアルコールが振る舞われることもありますが、いくら盛り上がったとしても羽目を外さないよう注意が必要です。

内定式の一般的な時期

企業によって異なるのが実情ですが、秋にさしかかる10月1日前後に行われるのが一般的です。

あまり知られてはいませんが、勉学が本分の学生に対し、あまり早くからの就職活動を推奨しないように、と定める「新規学卒者の採用選考に関する倫理憲章」というものが存在します。

それにより企業の内定解禁日が10月1日と定められているため、その日あるいはそれ以降に内定式が行われるようになりました。

一般的に10月1日までは内定ではなく「内々定」と呼ばれていますが、最近では同じ意味で使われることが多くなっています。

内定式にふさわしい服装

内定式に参加する場合は、就職活動の際に着ていたリクルートスーツを着用するのが1番です。男女ともに黒・紺・グレーのスーツが一般的で、見て分かるほど柄のあるものは避けましょう。

靴は黒、ジャケットの袖からは1.5センチほどワイシャツが覗く長さがベストです。

スーツに困っている方はこちらのサイトも参考にしてみてください。
ビジネススーツ・紳士服のP.S.FAオンライン

内定式にふさわしい服装:男性の場合

原則として髪の毛の色は黒、ネクタイカラーは紺やえんじが最も好印象です。

スラックスにはアイロンでしっかりと折り目をつけ、マナーとしてジャケットの1番下のボタンは必ず開けておきます。

内定式にふさわしい服装:女性の場合

髪の毛の色は暗めのカラーリングであれば許容範囲です。その代わり、髪の毛はきちんと後ろでまとめ、顔周りをすっきり見せることがポイントです。

スカートは膝にかかるくらいの長さに調整し、必ずストッキングを着用します。長時間立ちっぱなしになったり、長距離を歩くこともありますので、当日の靴はヒールの低い履きなれたものを選びましょう。

自由な服装と指定された場合

スーツで行くのはNGです。

企業側の意図を汲んで、男性ならスーツと同色のジャケットにスラックス、女性なら白のブラウスにスカートというような清潔感を感じさせるビジネスカジュアルが一般的です。

また当日は書類を配布されることもあるので、手ぶらではなく、必ずA4サイズが入る大きさの鞄を持参することが社会人としてのマナーです。

服装に関することは面接とあまり違いはないため、こちらの記事も合わせてご覧ください。
就職・転職時の面接の服装 ポイントと注意点
面接対策完全ガイド

内定式に必要なもの

基本的には、内定式の案内状に記載されているものを持っていけばOKです。何も明記されていない場合でも、印鑑と筆記用具は持参するのが基本です。

内定式は、社会人になる第一歩とも言える大きな儀式ですので、そこで忘れ物をしてしまっては企業に悪い印象を与えてしまう原因になりかねません。前日の夜と当日の朝、必ず2回以上確認するようにしましょう。

また、内定式に参加する際は、ある程度の金額を財布に入れておくのがルールです。

内定式後に懇親会と称した食事に誘われたり、内定者同士で親睦を深めようと食事に行く可能性もあるためです。そんな時に慌てないためにも、いつもより多めに財布へ入れておきましょう。

内定式に関するおさらい

内定式に関するおさらいは以下の通りとなります。

  • 一般的に、内定式が行われるのは10月1日。企業によって差はありますが、大体当日かそれ以降数日の間に執り行われる
  • 服装は、男女ともにリクルートスーツが最適で、柄のない黒・紺・グレーが基本
  • 男性は気持ちよく短髪に、長髪の女性は後ろで1つにまとめ、顔周りをスッキリとさせて臨むのが社会人としてのマナー
  • 私服を指定された場合もルールに大きな違いはありません。
  • 当日、書類にサインするためのペンと印鑑は忘れずに持参しましょう