オファー面談って何?入社前の条件交渉や転職でのオファー面談解説

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就職・転職活動で企業から内定をもらったあと、「オファー面談」と称してもう一度呼び出しがかかることがあります。入社意志の確認と労働条件の説明をしたいと言われるのですが、そもそも「オファー面談」と何か、またどのように対応すればいいのかを解説します。

オファー面談とは

「オファー面談」とは、企業が内定者と入社契約をするために、入社意志と、採用条件などを確認する面談のことです。そのため、「処遇面談」とか「条件提示面談」ともいわれます。

内定とは言葉通り、あくまで採用することを決めただけで、正式採用のための詳細はまだ詰められていない状態です。

具体的には、企業側(採用もしくは人事担当者)が再度、内定者を呼び出し、次の点を中心に相互に確認します。

オファー面談:入社意志の確認

内定を受けてくれるか、他社内定はないかどうか、指定する日に入社が可能か、内定後から入社までの流れ、などを確認します。

オファー面談:労働条件等の確認

基本項目は、募集要項に書かれた基本給や労働時間など条件面の確認です。また、明記のない処遇に関する項目も、質問などで必要に応じて説明されます。

転職によるオファー面談

転職活動をしているとサイトによってはまれに、オファーがくるかと思います。こちらは企業からというよりも、転職エージェントからの依頼が多くなります。転職エージェントの場合は自分のキャリアプランに合わせて、案件の紹介をしてくれます。担当してくれる人によるとも思いますが、まず無碍にせず、対応するとよいでしょう。

オファー面談が欲しい場合、ご自身が20代の場合はリクルートエージェントdodaがおすすめです。

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サイトによっては年代、資格、年収、それぞれ案件が違います。
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オファー面談を活用するコツ

面接中の質問は応募者からはなかなかしにくい状況なので、このオファー面談を活用して疑問点を解消します。場合によっては、募集内容と異なる条件が提示されることもあるので、しっかり聞いて納得した状態で入社契約にすすむようにします。以下に、そのコツを紹介します。

 面談をとおして採用までの流れを確かめる

オファー面談を通じて、無事、採用確定につなげる流れで大切なことが2点あります。ひとつは、入社日の確定です。入社意志はあっても、もし現在も前職に在籍中なら、当然退職しないと入社できないので入社日の確定はお互いに重要です。

もう1点大切なのが、採用決定時に企業と採用された人が交わす「雇用契約書」です。お互いに確認した労働条件が書かれた書類で、双方が捺印し交換します。これを前段の入社日と同時に交わすことで正式入社となります。

面談で事前に確認したいことを整理しておく

実際に働くとなるとさまざまな労働条件があるので、質問したいことを事前にしっかり整理しておきます。一番気になる条件は何なのか、募集内容に書かれていない点で聞きたいのはどこか、など整理しておきます。

気になる点、不明な点で事情が複雑なことなどあれば、オファー面談の知らせがあった後に事前に打診しておくことも必要です。

年収、転勤、人事異動、福利厚生などの調整

労働条件面の確認でお互い誤解があると、あとあとしこりを残しやすいのが年収、転勤、人事異動、福利厚生などの項目です。納得できる話し合いができるよう、それぞれの確認するコツを紹介します。

(1)年収交渉について

もっとも気になる給与ですが、募集内容の書き方ですっきりしない場合は、「私の年収はどれくらいになるでしょうか?」とストレートに質問します。

年収は、月々の基本給プラス手当と平均的な残業時間から月給を概算し、それを12倍したものに賞与実績(平均月数×基本給)を足すと年収になるので、概算として提示してくれます。

自分が想定する年収をおおよそ計算しておくと、提示してもらったものと比較ができ質問もしやすくなります。

(2)転勤の有無

転勤について尋ねるポイントは、まず有りか無しかですが、「転勤可」で応募していたなら、

「頻度は?」「転勤に伴う住居の手配は?」「家族同伴は?」「期間は?」などが重要です。自分だけでなく家族にもかかわるので、どうしても受け入れられない条件があるなら、この時点で言っておいた方がいいでしょう。

(3)人事異動の有無

人事異動は会社には付きものなので嫌とはいえませんが、尋ねる点としては、広い意味での異動である、今後の「進級・昇格制度」について尋ねます。これは、将来への励みになるからです。

(4)福利厚生の内容

社会保険で外せないのが厚生年金、健康保険、労災保険です。また手当類も交通費は必須で、家族手当、住宅手当も気にします。いずれも募集要件に書かれているので再確認しておいた方がいいでしょう。

企業側はなぜオファー面談をするか

企業側がオファー面談を実施する理由は、すでに内定を出しているので、是非当社に入社してほしいという採用の熱意を伝えるためです。

また、入社後にお互いの勘違いがあってはならないので、細かい条件まで詰めて契約をするための説明です。

だからといって、内定者が過度な要求をしてもいいものかというとそうではありません。決して条件交渉ではないので、あくまでお互いが納得のいく雇用契約を結ぶというスタンスで臨むことが大前提です。

入社前オファー面談のまとめ

  • 「オファー面談」とは、企業が内定者と入社契約をするために、入社意志と、採用条件などを確認する面談のことです。
  • 入社意志が確認できると、人事担当者から労働条件について説明がありますが、面接では聞けなかった疑問点をあらかじめ整理しておいて質問できるいい機会です。
  • 確認したい点は、採用までのスケジュールとして、入社日や雇用契約書の締結です。また、気になる年収や転勤について聞きたければ、事前に自分の思いが言えるようにしておきます。
  • 企業側がオファー面談を実施するのは、是非入社してほしいと望むからで、お互いが納得できるようにすすめることが大切です。