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アドバイスや提案が欲しい時、ビジネスシーンでも見かける「ご助言」のフレーズ。実は、使い方を間違ってしまうと、相手に失礼となる事があります。
ここでは、ビジネスマンとして知っておきたい、失礼にならない「ご助言が欲しい時」のフレーズへの言い換えを始め、ご助言の意味や正しい使い方について解説しています。
「ご助言」の意味と基本的な使い方
ご助言とは、「助言」に丁寧語の「ご」がついた敬語です。元々、助言には以下の5つの意味があります。
基本的には、上記の意味に沿って名詞として使用される「助言を与える」「助言を受ける」他、「助言する」と動詞形でも使用されます。
「ご助言」は正しい敬語なのか
ご助言という言葉を見ると、提案やアドバイスと言った意味を持つ助言+「ご」が付いた敬語のため、一応敬語としては正しい部類に入ります。目上の人から、アドバイスを貰いたい時や、何かを教えて欲しい時に使用されます。
「ご助言」を使用する際の注意点
安易に使用しない
「ご助言」は正しい敬語ではありますが、使い方によっては相手に失礼になってしまう場合があります。
例えば、相手から何かを教えてもらった時の返信として「ご助言ありがとうございました」と返信するのは、相手への敬意が表れていなく、失礼な対応だと取られてしまう事があります。
これは、「助言」自体にアドバイスや提案といった意味がある為、「自分が教えた内容は、アドバイス程度にしかならなかったのか」と思われてしまい、失礼に取られてしまう場合があるのです。
使用する場合は社内内部に留める
「ご助言」は、使用する状況によっては、相手に対して失礼になってしまう事が分かりました。その為、「ご助言」を使用したフレーズを使用する時には、社内内部に留めておいた方が無難と言えます。
逆に、外部に「ご助言」を使用したフレーズで連絡などを行ってしまうと、相手に失礼な対応をしたと思われ、後から大問題に発展する危険性もあります。社内での使用に留めておきましょう。
「ご助言」の類義表現と言い換え
「ご助言」を使用したフレーズは、外部で使うと失礼と取られる事があるので、社内での使用に留めたことが良いと分かりました。それでは、外部で目上の人などから助言などを貰った時のお礼として、適切なフレーズは何でしょうか。
それは「勉強になりました」です。相手に何かアドバイスを貰った時、指南などを受けた時には「ご助言ありがとうございました」ではなく、「勉強になりました、ありがとうございました」と言えば問題ありません。
「ご助言」を使用した例文
親しい上司や先輩からアドバイスなどを貰いたい場合
提出や提示した物に対して、提案を募る場合
社内の親しい人から、助言を貰った時のお礼をする場合
※社外の人に対しては「〇〇に対してご教示下さり、大変勉強になりました。ありがとうございました」
まとめ
・助言は、名詞として使用するだけでなく「助言する」と動詞としても使用する。
・「ご助言」は一応正しい敬語ではあるが、ビジネスシーンで使う時には状況を選ばないと、相手に失礼に取られる場合がある。「ご助言」を使用する時の注意点は2つ、安易に使用しない、使用する場合には社内での使用に留める。
・社外の人に対しては「ご助言ありがとうございました」に代わるフレーズとして「勉強になりました」がある。
・「ご助言ありがとうございました」「何かご助言をいただきたく存じます」