倦怠期とは?|原因や乗り越え方などを解説

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この記事では「倦怠期」の意味や使い方について解説いたします。

カップルや夫婦間の状態があまり良くない時に用いられたりする言葉ですが、その意味や使い方についてはよく理解していないという人もいるかもしれません。そこで今回は「倦怠期」の原因や対策、類義語や対義語なども含めてピックアップしました。

この記事を最後まで読めば、「倦怠期」についてよく理解できるようになることでしょう。

倦怠期の読み方と意味


「倦怠期」は「けんたいき」と読み、「飽きて嫌になる時期」という意味です。特にカップルや夫婦の関係についてよく用いられます。

「倦怠期」の意味を理解する上では、一字ずつの意味を考えてみると分かりやすいかもしれません。
「倦」は「あきる・うむ・あぐむ」と読み、飽きて嫌になることやうんざりするといった意味です。また「怠」の読みは「おこたる・なまける」で、気持ちが緩んでいる状態を表します。「期」は「時期」を意味するため、それらをまとめて上記のような意味になるというわけです。

倦怠期はカップルや夫婦に対して使う

先述のように、「倦怠期」はカップルや夫婦に対して使われることが多い言葉です。その背景として、「倦怠期」は飽きて嫌になる時期というのはその前に長期にわたる付き合いがあるという前提があることが挙げられます。

まだ関係性が乏しかったり深い付き合いになっていない相手に対して、飽きることや嫌になることはないからです。したがって「倦怠期」はお互いを一定程度理解し、良好な関係を維持したことがある間柄に対して使います。

なお「倦怠期」は友人関係や会社などに対しても使用されることがあります。それは友人との関係に飽きてしまったり、会社に対して嫌になってしまったりする場合が考えられるでしょう。

倦怠期の使い方と例文


「倦怠期」の使い方としては、以下のようなものが挙げられます。

倦怠期の状態がしばらく続いた結果、彼女とは別れることになってしまった。

「倦怠期」はどんなに仲睦まじいカップルや夫婦にも起こり得るものですが、その後関係を修復したり仲直りできるかは様々です。うまく関係を戻すことができるカップルもいれば、より関係が悪化する夫婦もいるかもしれません。

この例では、飽きて嫌になる時期がしばらく続いた結果、関係が修復できず彼女とは別れることになってしまったということです。

去年の倦怠期を経て、夫婦関係は以前よりも良好になったような気がする。

どんなに仲が良くて気の置けない相手であっても、時には喧嘩をしたり嫌になったりすることがあるものです。しかし「雨降って地固まる」という言葉があるように、一度険悪になってもそれが解決してしまうと、それが発生する前よりかえって良い状態になっているということもあるでしょう。

今回の例でも、去年の「倦怠期」を経て、夫婦関係は以前よりも良好になったような気がするということを表しています。

倦怠期の原因


「倦怠期」の原因は様々なことが考えられますが、よく挙げられるのは「マンネリ」や「相手の嫌なところが目に付く」などです。

「マンネリ」とは「マンネリズム」の略語で、同じ行動や形式に固執し惰性のように繰り返されることで、新鮮さや独創性が感じられないことを意味します。代わり映えのない関係が続くと次第に飽きてきたり、新鮮味に欠けて嫌になってきたりするのは大いにあり得ることです。

また最初のうちは相手の良いところばかり見えていたのが、いつしか嫌なところばかり目に付くようになってしまうこともあります。こうなると喧嘩になったり関係が悪化してしまったりして、「倦怠期」に陥ってしまうというわけです。

倦怠期の対策

「倦怠期」の対策としては、新鮮さを取り入れることや感謝を口にすることなどが考えられます。

「倦怠期」の原因が新鮮さが欠けることなのであれば、新鮮な気持ちになるために新しいデートスポットに訪れたり、いつもと違う服装やメイクをしてみるといったことが効果的かもしれません。そうすることで新しい気持ちになったり、いつもとは異なる空気感を味わえたりするからです。

また相手への感謝を口にするには、相手の良いところや良い行いに目を向ける必要があります。したがって感謝を口にすることで、今まで感じなかった相手に対する思いやりや感謝の気持ちが出てくることが期待できるでしょう。

倦怠期の類義語と例文

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「倦怠期」の類義語としては、「飽き飽きする時期」や「嫌になる時期」などが挙げられるでしょう。

また上記の類義語を使うと、下記のような例文を作ることができます。

どんなに仲が良いカップルでもお互いに飽き飽きする時期というのはあるものだ。

どんなに良好な関係にある間柄でもずっとそのままということはなく、時には言い争いをしたり仲が悪くなったりすることはあるでしょう。この例では、どんなに仲が良いカップルでも例外ではなく、飽き飽きする時期というのがあるということを表現しています。

夫婦関係が嫌になる時期には、相手への感謝を口にすることを意識している。

付き合いが長くなると相手が自分のために何かをしてくれることが当たり前になったり、嫌なところが気になったりしてしまうことがあります。そんな時には、今回の例のように相手への感謝を口にすると良いかもしれません。

なぜなら感謝をするには相手の行動を当たり前と思わず、良いところに目を向ける必要があるからです。

倦怠期の対義語と例文

秀逸
「倦怠期」の対義語は「付き合いたて」や「蜜月期」などが考えられます。またそれらを使った例文としては、次のようなものが挙げられるでしょう。

あのカップルはまだ付き合いたてで、非常に仲が良さそうだ。

「付き合いたて」とはカップルが交際を始めて間もない頃のことを指します。交際して直後はまだ飽きたり嫌になったりすることがないので、「倦怠期」の対義語だといえるでしょう。

蜜月期は特に喧嘩をすることもなく、穏やかに過ごすことができた。

「蜜月期」は「みつげつき」と読み、「結婚して間もない頃」という意味です。結婚して3ヶ月までの期間を指すことが多く、この例では結婚して3ヶ月くらいは喧嘩もせず穏やかに過ごすことができたということを表しています。

倦怠期の英語表現


「倦怠期」の英語表現としては、「go through a rough patch」が適切でしょう。このフレーズは人生の大変な時期において使われる表現です。

例えば「We are going through a rough patch.」であれば「私たちは今大変な時期にいる。」という意味で、関係が良好ではないことが読み取れます。

まとめ この記事のおさらい

  • 「倦怠期」は「けんたいき」と読み、「飽きて嫌になる時期」という意味がある
  • 「倦怠期」はカップルや夫婦に対して使われることが多いが、友人関係や会社に対して用いられることもある
  • 「倦怠期」の原因は「マンネリ」や「相手の嫌なところが目に付く」などが挙げられる
  • 「倦怠期」の対策としては、新鮮さを取り入れることや感謝を口にすることなどが考えられる
  • 「倦怠期」の類義語としては、「飽き飽きする時期」や「嫌になる時期」などが挙げられる
  • 「倦怠期」の対義語は「付き合いたて」や「蜜月期」などが考えられる
  • 「倦怠期」の英語表現としては、「大変な時期にいる」を意味する「go through a rough patch」が適切