この記事では「転機」のについて解説いたします。

日常会話だけでなくビジネスシーンなど幅広い場面で使われることがある言葉ですが、その意味をよく分からず使っているという人もいるかもしれません。

そこで今回は「転機」が訪れる前兆や類義語、例文や表現なども交えてピックアップしました。それでは一つずつ確認してきましょう。

転機の読み方と意味


「転機」は「てんき」と読み、「(人生・・物事・人間関係などが)今の状況から他の状況へと変わるきっかけ」という意味です。

「転機」の「転」は「転がる」や「回す」という意味があり、それが転じてある状態が移り変わっていく様子を表します。また「機」は物事が起こる兆しやきっかけを意味しており、それらが合わさって上記のような意味として使われるというわけです。

転機の使い方と例文


「転機」は「転機が訪れる」「転機を迎える」といった表現で使われることが多々あります。

「転機が訪れる」とは「今の状態から他の状態へと変わるきっかけがやってくること」という意味です。また「転機を迎える」は「今の状態から他の状態へと変わるきっかけを目前にする」ということを表します。どちらもよく用いられる表現なので、この際に覚えておくと良いかもしれません。

また「転機」を使った例文としては、下記のようなものが挙げられます。

予期せぬことを発端に、海外で赴任する転機が訪れた。

TOEICなどの試験で一定以上の点数を取得すると報奨金が出たり、人事評価に影響したりする会社も少なからず存在します。今回の例では、そういったところから海外で赴任するきっかけがやってきたのかもしれません。

今まで日本で働いていたのが急に海外で働くことになるわけですから、海外赴任も大きな変化だといえるでしょう。

自分の人生を振り返ってみると、結婚や出産など数多くの転機を迎えてきたことを実感した。

これまで独身だった人が結婚したり、子どもがいなかった夫婦に子どもが生まれたりするのは転機だといえます。今回の例だと、自分の人生を振り返るとそういったきっかけを数多く迎えてきたことを実感したということです。

その他にも受験や就職活動など、人生が大きく変わり得る機会も「転機」の一種だといえるでしょう。

転機が訪れる前兆

千載一遇
「転機」は突然訪れることもありますが、往々にしてその前には前兆があるものです。この項目では、「転機」が訪れる前兆として3つご紹介します。

ピンチに陥る

まずは仕事や恋愛、健康や家族関係などでピンチに陥った場合が挙げられるでしょう。なぜならこれまでのやり方や関係でうまくいかないということは新しい方法や関係性を試すタイミングに差し掛かっているといえるからです。

例えば恋愛において喧嘩をしたり関係が悪化したりすることもあるでしょうが、これも「転機」の一つだといえます。そこで今までと違う接し方をしたりするなど何かを変化させることで、関係が変わっていくわけです。

ただし「転機」は今の状況が良い方向ではなく悪い方向に進んでしまう場合に対しても使用される言葉なので、「転機」が訪れた後にどうなるかは本人次第なところがあります。

マンネリ感を覚える

マンネリ感を覚えるのは、「転機」が訪れる前兆の一つだといえます。マンネリ感を覚えるというのは、今の状態に飽き飽きしていて何かしらの変化を求めていることに他ならないからです。

例えばカップルや夫婦がマンネリ感を覚えているのであれば、旅行していつもとは違った景色や食事を楽しむなど、変化を加えると新鮮な気持ちが出て関係も良化するかもしれません。

その一方でそのマンネリ感が相当深いものであれば、別れるというのも「転機」の一つの結果として大いにあり得ることです。

新たな変化を求める

新たな変化を求めるというのは現状に不満を持っていたり、満足していない心境でいると考えられ、「転機」が訪れる前兆だといえるでしょう。

例えば引越しをして気分転換をしたい、転職をして新たな環境で一から頑張りたい、といった気持ちは新たな変化を求めてのことです。その他にも結婚して家庭を持ちたい、仕事を辞めて旅をしたい、なども該当するでしょう。

転機の類義語と例文

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「転機」の類義語としては「岐路」や「分岐点」、あるいは「転換期」といったものが考えられます。

また上記の類義語を使った例文は、次のようなものが挙げられるでしょう。

人生の岐路では、難しく考えず自分の心の声に従うようにしている。

「岐路」は「きろ」と読み、「将来が決まるような重大な場面」という意味です。受験や就職、転職や結婚など人生には岐路がいくつも存在し、その度にどうするかを悩み考える必要があります。

いずれの道を選択するかは様々な判断基準があるでしょうが、その中の一つとして挙げられるのが自分の直感や気持ちを大事にするというものです。例えば親の希望に沿って進路や就職先を決めてしまうと、悔いが残ってしまうことがあるかもしれません。

しかし自分の気持ちに従って道を選べば、例え結果が芳しくなかったとしても自分で決めたことだと納得感があるでしょう。この例でも、そういった気持ちもあり人生の岐路では自分の心の声に従うようにしているのかもしれません。

人生の分岐点を迎え、どうするべきか思い悩む日々が続いている。

分岐点の読みは「ぶんきてん」で、意味は「物事がどうなるかの分かれ目」です。今回の例では、人生がどうなるかの分かれ目を迎え、どうするかを毎日のように思い悩んでいるということを表しています。

キャリアの転換期を迎え、今後のことを妻と相談することにした。

「転換期」は「てんかんき」と読み、「物事が移り変わる時期」という意味です。仕事でいうと昇進や転勤など、ポジションや勤務地などが変わる時期を指します。

「転換期」は物事の移り変わっていく状態を指しているのに対して、「転機」は物事が移り変わっていくきっかけを意味するというのが大きな違いです。この例だと、昇進や転勤などキャリアの転換期を迎え、独断では決められず妻と今後について相談することにしたということでしょう。

転機の英語表現


「転機」の英語表現としては、「turning point」が当てはまるでしょう。「turning point」は「ターニングポイント」というカタカナ語にもなっているように、日本でも浸透している言葉です。

「turning point」は「回転させる」を意味する「turn」の動名詞「turning」と「点」を意味する「point」が合わさったもので、人生の流れを変える時点を表します。

なお厳格にいうと「turning point」は「転換期」を意味しますが、「転機」の英語表現だとしても間違いではないでしょう。

まとめ この記事のおさらい

  • 「転機」は「てんき」と読み、「(人生・仕事・物事・人間関係などが)今の状況から他の状況へと変わるきっかけ」という意味がある
  • 「転機」は「転機が訪れる」や「転機を迎える」といった表現で使われることが多々ある
  • 「転機」は突然訪れることもあるが、往々にしてその前には前兆がある
  • 「転機」が訪れる前兆としてはピンチに陥る、マンネリ感を覚えるなどがある
  • 「転機」の類義語としては「岐路」や「分岐点」、あるいは「転換期」といったものが考えられる
  • 「転機」の英語表現としては、「turning point」が当てはまる