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郵便物を送るには切手が必要です。しかし、近年はメール、SNS、グループウエアなどで連絡事項をやり取りすることが増え、日常生活で郵便を差し出す機会は少なくなっているのではないでしょうか。
そのために、いざ郵便を出そうとして「あっ切手はどうしよう…」と思うこともあるでしょう。
そんなときに便利なのがコンビニです。おもな切手はコンビニで買うことができ、郵便局が閉まっている時間帯でも入手できるのが心強いところです。
そこでこの記事では、コンビニでの切手の買い方や購入する際の注意点、各コンビニで取り扱っている切手の種類などを紹介します。必要になったときにスムーズに購入できるように目を通しておきましょう。
コンビニでの切手の買い方
コンビニで切手を買うときは、レジで店員さんに「○円切手を×枚ください」のように、欲しい切手の種類と枚数を伝えて用意してもらいます。
店内のラックから自分でレジに持っていくスタイルではないので、店内を探しても置いてありません。レジで店員さんに依頼してください。
切手代金の支払いは基本的に現金のみですが、コンビニによっては電子マネーが使えるところもあります。
各コンビニで販売されている切手の種類・支払い方法
ここでは、各コンビニで販売されている切手の種類と支払い方法を紹介します。
同じコンビニでも、各コンビニとも店舗ごとに品揃えが異なります。たとえば、オフィス街の店舗なら多くの種類が揃っていたり、シートでの購入が可能なくらい在庫を置いていますが、住宅街は使用頻度の多いものしか取り扱っていないという傾向があります。
こちらで紹介した通りの品ぞろえではない可能性もありますので、実際の購入にあたっては、来店する店舗に問合せをしてください。
セブンイレブン
セブンイレブンでは2円・10円・63円・84円・120円の切手を販売している店舗が多いようです。
ハガキ、収入印紙の販売もしています。
切手購入代金の支払いは、現金と電子マネーnanacoが利用できます。nanacoで支払った場合もポイントは付与されません。
ファミリーマート
2円・10円・63円・84円といった定番の切手はどの店舗でも扱っているようです。店舗によっては、そのほかの金額の切手についても販売しているところがあります。また、ハガキ、収入印紙の販売もあります。
ファミリーマートでは、現金のほかFamiPayでの支払いが可能です。FamiPayの支払でポイント付与はありません。
ローソン
ローソンは、2円・10円・63円・84円といった定番の金額に加え、その他の金額の切手も用意されている店舗が多いようです。ハガキ、収入印紙、レターパックも販売しています。
また、店内にポストが設置されていて、ポストに入る大きさの郵便物ならコンビニの中で投函まで済ませることができます。
切手購入代金の支払いは現金のみの対応です。
ミニストップ
ミニストップは2円・10円・63円・84円といった定番の金額に加え、店舗によってはその他の金額の切手も用意されています。ハガキ、収入印紙、レターパックも販売しています。
また、店内にポストが設置されていて、ポストに入る大きさの郵便物ならコンビニの中で投函まで済ませることができます。
切手購入代金の支払いは現金のほか、イオン系の電子マネーWAONが使えます。WAONの支払でポイント付与はありません。
デイリーヤマザキ
デイリーヤマザキでも切手を扱っていますが、置いている種類は店舗によってまちまちなので、購入前に店舗に確認したほうが確実です。ハガキ・収入印紙・レターパックの販売も行っています。
切手購入代金の支払いは現金のみの対応です。
切手をコンビニで購入する際の注意点
日常でよく使う種類の切手はたいていのコンビニで取り扱っていますが、購入する際に注意したい点がいくつかあります。
郵便物の重さは計量できない
郵便物を送るときに必要な切手の額は、郵便物の大きさとサイズによって変わります。だからといって、コンビニで郵便物の重さや大きさを測ってもらって買う切手を決めることはできないので注意してください。
コンビニでは、関係法令等により郵便物の軽量・計測は認められていません。郵便物の重さ、大きさは、事前に自分で測り、必要な切手の種類を確認したうえで、コンビニの店員さんに必要な切手を依頼してください。
自分で軽量・計測ができない場合は、郵便局の窓口が開いている時間に持ち込めば測ってもらえます。
ローソン、ミニストップでは、店内に郵便ポストが設置してあり、郵便を差し出すことができます(店舗の近くに郵便ポストが設置されている場合は、店内にポストの設置がない場合があります)。切手を購入したらすぐに貼って投函できるので便利ですが、この場合に注意したいことが2つあります。
ひとつめは、ポストに投函できない定形外郵便物は差し出せないということです。宅配便のようにレジで預かってもらうことはできませんので、ポストに投函できないサイズは郵便局から郵送してください。
ふたつめの注意点は集荷時間です。店内ポストの集荷は1日1回、もしくは2回のところが多く、通常のポストに比べて集荷回数が少ないのが実情です。急ぎの郵便や速達郵便は郵便局へ持ち込むのが確実です。
また、書留、特定記録などの特殊なものはコンビニから郵送はできませんので、こちらも郵便局の窓口で差し出してください。
支払い方法は「現金のみ」がほとんど
コンビニで切手を買ったときの支払方法は、現金のみとしている場合がほとんどです。
普段のコンビニでの買い物にはクレジットや電子マネーを使っているという人も、切手を購入する際は現金を用意したほうが安心です。
切手購入に電子マネーが使えるケースもいくつかあります。
セブンイレブンでは、電子マネー「nanaco」で、ファミリーマートでは電子マネー「FamiPay」で切手の購入代金を支払うことができます。また、ミニストップでは電子マネー「WAON」が切手購入に使えます。
ただし、いずれもポイントを使っての購入は不可、ポイント付与の対象外となります。
店舗によって切手の取り扱い状況が違う
切手は、金額でいうと1円・2円・5円・10円・20円・50円・63円・84円・94円・100円・120円・140円・210円・260円・500円とたくさんの種類が販売されています。
また、デザインや形状でいうと、慶事用・弔事用、シール式のもの、キャラクターとコラボしたもの、オリンピックなどイベントの記念切手など、思考を凝らしたものも豊富にあります。
しかし、コンビニでは全種類を販売しているわけではありません。定形郵便やハガキを送る際に使う63円、84円はどのコンビニにも基本的には常時用意されていますが、利用頻度の少ない金額、たとえば1円、2円、20円といった切手は取り扱いがない店舗が多いようです。
必要な金額ピッタリの切手が販売されていない場合は、購入可能な切手を複数枚組み合わせて必要分を用意することになります。
たとえば140円必要なケースで140円切手がなければ、100円+20円(2枚)で140円を用意しなくてはならないこともあるでしょう。
切手のデザインも基本的に選べないと思ってください。コンビニに置いているのは一般的なデザインの切手が基本で、デザイン切手や記念切手が欲しくてもコンビニで手に入れるのは難しいでしょう。
また、切手以外にレターパックを販売しているコンビニもあります。ローソン、ミニストップではポストに投函できるサイズなら、店内のポストからレターパックを差し出すこともできます。
ハガキや手紙を送る場合、いくらの切手を貼ればいい?
ハガキや手紙の郵送料は、郵便物の大きさと重さで決まります。
■手紙(定形郵便物・定形外郵便物)の基本料金■ | |
□定形郵便物□ | |
25g以内 | 84円 |
50g以内 | 94円 |
□定形外郵便□ | |
※規格内は、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内とします。 | |
[規格内] | |
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 210円 |
250g以内 | 250円 |
500g以内 | 390円 |
1kg以内 | 580円 |
2kg以内 | 取り扱っていません |
4kg以内 | 取り扱っていません |
[規格外] | |
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 300円 |
250g以内 | 350円 |
500g以内 | 510円 |
1kg以内 | 710円 |
2kg以内 | 1,040円 |
4kg以内 | 1,350円 |
■はがきの料金■ | |
通常はがき | 63円 |
往復はがき | 126円 |
まとめ
- コンビニで切手を購入するには、レジで店員さんに種類と枚数を伝えます。
- 10円・63円・84円といった定番の切手は、切手を扱っているほとんどのコンビニで購入できます。
- 定番以外の切手は店舗によって品揃えが違います。
- 切手購入代金の支払いは基本的に現金のみです。
- セブンイレブンではnanaco、ファミリーマートではFaniPay、ミニストップではwaonで支払うことも可能ですがポイントは付きません。
- ローソン、ミニストップは店内にポストがあり、ポストに入るサイズの郵便物は店内で投函まですることができます。
- コンビニでは郵便物の計量・計測はできません。また店内のポストは集荷回数が少ないので注意しましょう。