相思相愛とは?意味や両思いとの違い、相思相愛の特徴を解説

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この記事では「相思相愛」について解説いたします。

日常会話などでもよく見聞きする言葉ですが、その意味や使い方についてはよく分からないという人もいるかもしれません。

そこで今回は「相思相愛」の語源や類義語、対義語や英語表現なども含めて取り上げました。

それでは一つずつ確認していきましょう。

「相思相愛」の意味と使い方


「相思相愛」は「そうしそうあい」と読み、「男女がお互いに恋して、愛し合っていること」という意味です。

例えば「あの二人は、一年以上前からずっと相思相愛だ」のように使います。

上記の例文は、「あの二人は一年以上前からお互いに恋して、ずっと愛し合っている」ということを意味する表現です。

「相思相愛」の語源

「相思相愛」の語源は「相思」と「相愛」それぞれが合わさったものです。

「お互いを慕い合う」の意味がある相思と、「お互いに愛し合う」の意味がある相愛が合わさって先ほどの意味になりました。

「相思相愛」の類義語・対義語・英語表現

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「相思相愛」には類義語や対義語、英語表現があります。

この項目では、それらと例文をまとめました。

「相思相愛」の類義語と例文

「相思相愛」の類義語は、「両思い」や「比翼連理」などが挙げられるでしょう。

また上記の類義語を使うと、以下のような例文を作ることができます。

あの二人は、出会った当初から両想いだったそうだ。

「両思い」は「男女両方ともが思い合うこと」という意味で、「相思相愛」とほとんど同じです。

この例では、あの二人は出会った当初から両方ともが思い合っていたということを表現しています。

あのカップルには、比翼連理という言葉がぴったりだ。

「比翼連理」の読み方は「ひよくれんり」で、意味は「男女の情愛の、深くむつまじいことのたとえ」です。

「比翼」は雌雄の二羽の鳥がそれぞれ目と羽を一つずつ持ち、二羽が一体となって飛ぶことを指します。

また「連理」はくっついた木のことで、離れがたい夫婦を表しているのです。

今回の例でも、あのカップルはとても仲が良いので「比翼連理」という言葉がぴったりだということを表現しています。

「相思相愛」の対義語と例文

「相思相愛」の対義語は、「片思い」や「犬猿の仲」といったものが考えられます。

またそれらの対義語を使った例文としては、下記のようなものが挙げられるでしょう。

勇気を出して行動しなければ、その恋は片思いのまま終わってしまうだろう。

「片思い」は「一方だけから思い慕うこと」という意味です。

今回の例では、勇気を出して行動しなければその恋は一方通行のまま終わってしまうだろうということを表しています。

あの二人は犬猿の仲なことで有名だ。

「犬猿の仲」の意味は「何かつけてにいがみ合う」や「仲が悪いこと」です。

この例では、あの二人は仲が悪いことで有名だということを表現しています。

「相思相愛」の英語表現

「相思相愛」の英語表現は「love each other」が適当でしょう。

「love」は「愛する」、「each other」は「お互いに」という意味です。

したがって「love each other」は日本語の「相思相愛」に相当するといえます。

「相思相愛」と「両思い」との違いとは?


先述のように相思相愛と両思いはほとんど同じ意味ですが、厳密には違いがあります。それは両思いはお互いを思い合っていることなのに対して、相思相愛はお互いを思い合うだけではなく強い絆で結ばれていることです。

つまり両思いよりも相思相愛の方が強い意味を持っているといえます。また両思いは恋愛で使われることがほとんどで、付き合っているわけではない段階であっても用いられることがある言葉です。

それに対して相思相愛は二人の間に深い信頼関係や強い絆があることを表します。両思いにはそこまでの意味がないため、その点が相思相愛と両思いとの大きな違いだといえるでしょう。

一見同じような言葉だと感じられるかもしれませんが、この際にこの違いを覚えておくと良いかもしれません。

相思相愛なカップルの特徴

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「相思相愛」のカップルには、共通している特徴があるものです。

この項目では、その特徴として4つ取り上げました。

お互いのことを尊敬している

お互いのことを尊敬しているのは、「相思相愛」なカップルの特徴の一つです。

「好き」という感情と「尊敬」という意識には少なからず相関関係があります。

その意識をお互いに持っているからこそ、仲むつまじい関係を築けているのでしょう。

意見の違いも受け入れている

「相思相愛」なカップルは、意見の違いも受け入れていることが多いかもしれません。

どんなに仲が良くても、意見や考え方が完全に一致するということはないでしょう。

だからこそお互いに譲歩したり、相手の意見を尊重したりすることが求められます。

逆を言うと、それらができる二人だからこそ「相思相愛」でいることができるのです。

一緒にいて安心感がある

一緒にいて安心感があるというのも、「相思相愛」なカップルに共通する特徴です。

例えば同棲したり旅行をしたりすると、同じ時間を二人で共有することになります。

それだけ長い時間を共にするわけですから、居心地が悪かったり妙に気疲れしたりするような相手だと長くは続きません。

したがって一緒にいて安心感があることは、良好な関係を続けていく上で重要な要素のひとつだといえます。

言葉で示さなくても愛情表現が伝わる

「相思相愛」なカップルは、言葉で示さなくても愛情表現が伝わるという特徴があります。

例えばちょっとした気配りなどで、相手を思いやる行動をすることなどが挙げられるでしょう。

具体的には車道側を自分が歩く、家に遊びに行く際に手土産を持っていくといった行動などが考えられます。

これらの行動は直接言葉で示しているのではなく、行動で愛情表現を伝えているものだといえるでしょう。

相思相愛な恋愛かを確認する8つの方法

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好きな人や恋人などがいる場合、その人と「相思相愛」な恋愛かどうかを確認したいが、その方法が分かららないという人もいるかもしれません。

そこでこの項目では、「相思相愛」な恋愛かを確認する方法として8つご紹介します。

頻繁に目が合う

人は好意がある人に対しては、ついつい相手の顔を見てしまうものです。

したがって頻繁に目が合うというのは、お互いに相手に好意を持っている可能性が高いといえます。

たまに目が合う程度ならそれ程珍しいことでもありませんが、その頻度が多いのであれば偶然ではないでしょう。

一緒にいるタイミングが多い

一緒にいて居心地が悪い人とは、なるべく距離を置こうとしてしまうという人も多いでしょう。

一緒にいるタイミングが多いということは、学校や会社など止むを得ない場合を除き一緒にいて苦ではないからだといえます。

したがって「相思相愛」の恋愛であるかを確認する手段の一つだといえるということです。

二人きりで遊ぶことがある

二人きりで遊ぶことがあるのであれば、「相思相愛」の恋愛である可能性があります。

特に遊ぶ際に行く場所が水族館やテーマパークなど、カップルで行くようなところであれば尚更です。

もちろんただの友達として二人きりで遊んでいるというケースもあるかもしれませんが、少なくとも一緒にいてつまらない人と二人きりで遊ぶという人はいないでしょう。

またどれくらいの頻度で遊んでいるのか、どちらから誘っているのかなども関係してくるかもしれません。

例えば一ヶ月に何度も相手から誘ってきて遊んでいるのであれば、それは自分に対して好意があるからだと推測できるということです。

こまめに連絡を取り合う

業務連絡などは例外として、こまめに連絡を取り合うのはかなり仲が良い証拠です。

特別な用事がなくてもこまめに連絡を取り合うのは、お互いに連絡を取り合うのが苦にならないからだと考えられます。

用事がない時でも連絡を取り合うのは億劫だという人も少なからずいるので、頻繁に連絡できる間柄なのはとても良好な関係を築けているといえるでしょう。

弱みを自分にだけ見せてくれる

人に自分の弱みを見せるというのは、相手を選びますし勇気がいることです。

その弱みを自分にだけ見せてくれるのは、自分のことを信頼してくれているからに他なりません。

また本音をさらけだしていることから、自分に対して心を開いてくれているといえるでしょう。

真剣に話を聞いてくれる

真剣に話を聞いてくれるのであれば、それは自分に対して好意があるからかもしれません。

なぜなら真剣に話を聞くのはエネルギーがいることですし、それだけの時間を作る必要もあるからです。

逆を言うと、嫌いな人や興味がない人の話を真剣に聞くという人はあまりいないでしょう。

長時間一緒にいても楽しい

長時間一緒にいても楽しいというのは二人の相性が良く、「相思相愛」の恋愛である可能性が高いといえるかもしれません。

なぜなら長時間一緒にいられるというのは、少なからず二人の仲が良い確率が高いからです。

例えばテーマパークの行列に並ぶとして、最初のうちは色々と話していても、次第に話題もなくなって気まずくなってくるというのはよく聞く話です。

長時間一緒にいてもそのようなことにならないのであれば、相手もそう思っていることでしょう。

考え方が違っても否定しない

考え方が違っても否定しないのは、意見の違いを受け入れたり相手の意見を尊重したりしているからです。

したがって考え方が違っても否定しない間柄であれば、「相思相愛」の恋愛である可能性は大いにあります。

逆に考え方の違いを否定してこられるのであれば、それは相手に対して譲歩する気がないということに他なりません。

その場合であれば、「相思相愛」の恋愛ができているとは言い難いでしょう。

まとめ この記事のおさらい

・「相思相愛」は「そうしそうあい」と読み、「男女がお互いに恋して、愛し合っていること」という意味がある

・「相思相愛」の語源は、「お互いを慕い合う」の意味がある相思と、「お互いに愛し合う」の意味がある相愛が合わさったもの

・「相思相愛」の類義語は「両思い」や「比翼連理」などが挙げられる

・「相思相愛」の対義語としては、「片思い」や「犬猿の仲」といったものが考えられる

・「相思相愛」の英語表現は、直訳すると「お互いに愛し合っている」である「love each other」が適当

・「相思相愛」なカップルの特徴としては、お互いのことを尊敬している、意見の違いも受け入れている、一緒にいて安心感がある、言葉で示さなくても愛情表現が伝わるなどがある

・「相思相愛」な恋愛かを確認する方法は頻繁に目が合う、一緒にいるタイミングが多い、二人きりで遊ぶことがある、こまめに連絡を取り合うなどが挙げられる