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この記事では祝電の意味や贈り方について解説いたします。
学校行事やお祝い事等で言葉自体は聞いたことがある人も多いでしょうが、その意味や使い方についてはよく分からないという人もいるかもしれません。
そこで今回は祝電を送る時のマナーや文例、もらった時のお礼についても取り上げました。
この記事の中で一つでも参考になるような情報があれば幸いです。
祝電とは
祝電とは「お祝いの気持ちを伝える電報」のことです。
電報とは「符号の送受信による電気通信(電信)を用いた文書の配達サービス」のことで、電話が普及する前は緊急連絡の手段として主に電報が利用されていました。
慶弔電報のサービスは昭和11年(1936年)に始まり、それ以来結婚式や告別式では電報を送るようになったとされています。
例えば結婚式のような祝い事は大安吉日に行われることが多く、同じ日に複数の招待を受けて全てに出席できないという時があるかもしれません。
そのようにどうしても出席できない時にお祝いのメッセージを伝える手段となるのが祝電です。
今日では連絡手段として電話やメール等様々な種類がありますが、特別な日だからこそお祝いの気持ちを伝える手段として祝電を選ぶケースが今でも見られます。
「バルーン電報」や「ぬいぐるみ電報」もある
一生に何度もある機会ではないからこそ、「バルーン電報」や「ぬいぐるみ電報」でお祝いの気持ちを伝えることもできます。
「バルーン電報」とは、「お祝いの気持ちを伝えるメッセージカードをバルーンギフトに添えて届ける電報」のことです。
華やかなバルーンがお祝いの場を演出するというメリットがある為、結婚式や誕生日、開店祝い等のサプライズとして使われています。
また「ぬいぐるみ電報」は「お祝いの気持ちを伝えるメッセージカードをぬいぐるみに添えて届ける電報」のことです。
人気キャラクター等のぬいぐるみが使われることも多く、お祝いの場を演出する贈り物として人気があります。
結婚式の祝電の送り方
電報はインターネットを利用すれば24時間、いつでも申し込むことができます。
また電話で申し込むこともできますが、事前に以下のような情報を整理しておいた方が、スムーズに手配することができるでしょう。
・お届け先の住所、氏名、連絡先等
・お届け日時
・メッセージの内容
・差出人の氏名、連絡先等
・予算や決済方法
お届け日時は相手の都合で設定することが望ましく、例えば結婚式であれば式が始まる2・3日前から前日までに届くのが良いでしょう。
その為ある程度日にちに余裕を持たせて電報の申し込みをすることが必要です。
結婚式の祝電を送る時のマナー
結婚式の祝電を送る際には、気をつけておきたい様々なマナーがあります。
おめでたい出来事だからこそ、失礼にならないようそのマナーを確認しておきましょう。
宛名の書き方
もし新郎新婦両方と付き合いがある場合の電報は、新郎新婦の「連名」宛てで送ります。
対して新郎新婦のどちらか一方としか付き合いがない場合は、新郎あるいはは新婦どちらか宛てに送るのが良いでしょう。
披露宴会場に届いた祝電はスタッフが新郎と新婦のどちらに届いたものかを整理して分けることが多いので、上記の点を失念すると意図せぬ仕分けをされてしまいかねません。
誤字脱字や「忌み言葉」に気をつける
誤字脱字や「忌み言葉」にも気をつけなければなりません。
「忌み言葉」とは「忌みはばかって使用を避ける語」のことで、結婚式では不幸や別れを連想するようなものが該当します。
具体的には「終わる」や「欠ける」、「離れる」や「切れる」といった語が挙げられるでしょう。
単純な誤字脱字はもちろん、こういった「忌み言葉」を使わないということを踏まえて文章を考える必要があります。
結婚式の祝電の文例
いきなり自分で結婚式の祝電の文章を考えるのは、少しハードルが高いかもしれません。
そこでこの項目では、贈る相手別の文例をご紹介します。
一般的な表現
まずは一般的な表現として、次のようなものが考えられます。
「華燭」は「かしょく」と読み、「結婚式の席上の)華やかなともしび」という意味です。
普段あまり見聞きしない言葉だからこそ、こういった機会で使えるとスマートかもしれません。
「御盛典」の読み方は「ごせいてん」で、「盛大な儀式」を意味する「盛典」を丁寧に表現したものです。
友人に贈る場合
友人に贈る場合の文例としては、以下のようなものが考えられます。
上記は友人との親密度によらず無難に使える文例です。
もし本当に親しい間柄の場合、妙にかしこまった表現ではなくある程度フランクな言い回しが使われることもあります。
職場の人に贈る場合
職場の人に贈る際には、下記のような文例が使われることがあります。
自分だけではなく、職場の人も皆お祝いしていることを伝えられる文例です。
これは職場関係ならではの表現だといえるでしょう。
取引先の人に贈る場合
もし取引先の人に贈る場合は、次のような表現が使われることがあります。
上記の2例のように、丁重で礼儀正しい表現を使われる場面が多く見受けられます。
取引先の上司が出席していることも十分考えられるので、上述のような無難な言い回しの方が良いかもしれません。
祝電をもらった時のお礼はどうする?
祝電をもらった時にお礼の品をお返しにすると、かえって気を遣わせてしまうことになるかもしれません。
そうしたことがないよう、祝電のお礼は電話やハガキ、手紙でするのが良いとされています。
お礼の連絡をしないというのは論外ですが、あまり遅くなるのも大変失礼です。
結婚式が終わってからなるべく早く連絡するのが望ましいですが、新婚旅行等もありどうしても遅くなってしまうこともあり得るでしょう。
さすがに新婚旅行中では相手も気を遣ってしまうので、その場合は新婚旅行から戻ってからすぐに出すようにすると良いでしょう。
なお普段から仲良くしている間柄であればメール等の手段でも問題ないとされてますが、上司や目上の人には使わない方が無難です。
まとめ この記事のおさらい
- 祝電とは「お祝いの気持ちを伝える電報」のことを意味している。
- どうしても出席できない時にお祝いのメッセージを伝える手段と祝電が使われている。
- お祝いの場を演出するというメリットがある為、「バルーン電報」や「ぬいぐるみ電報」でお祝いの気持ちを伝えることもある。
- 電報はインターネットを利用すればいつでも申し込むことができるが、ある程度日にちに余裕を持たせて電報の申し込みをすることが必要。
- 新郎新婦両方と付き合いがある場合の電報は「連名」宛て、片方のみと交流している場合はどちらか宛てにするのが良いとされている。
- 祝電を送る際には、誤字脱字や「忌み言葉」に気をつける必要がある。