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頑固というと、あまり良い印象がないでしょう。融通が効かない、こだわりが強い、自分の考えを曲げないなど。一緒にいる人にとっては、お付き合いがしづらい存在に映ってしまうことが多いです。
一方で、必ずしも悪い面ばかりではない事も特徴です。頑固な人は、自分の考えを持っていて、一緒にいる人に信頼感をもたらしたり、影響力があったりすることもある存在です。
この記事では頑固の特徴や付き合い方について解説します。
頑固の意味とは
頑固とは、頑なに何かを信じ、自分の意見を曲げない人を意味する言葉です。
周りの人にとっては、偏屈者、こだわりが強い、意志を曲げない、人の意見を聞かないなど、あまり良い印象がないこともあるでしょう。
例として、「頑固」は、「あの人は、頑固なので絶対自分の意見を変えない。」などのように使われます。
頑固な人の良いところは、自分の意見を強く信じているため、自分に自信があり、心証公明であるため、はっきりと自分の意見を言い、貫き通すことができる点です。
悪い面は、人の意見を聞かない面があり、自分の意見を貫こうとするために、周りとの摩擦が生じたり、周りからは付き合いにくい人という印象で嫌厭されることもある点です。
頑固の英語表現
頑固の英語表現には、stubbornがよく使われます。
stubbornは、考えを変えたり、何かをやめたりする事を嫌がる人を指します。変化を嫌う人や、古い習慣や風習にこだわる人、古いやり方を踏襲しようとする人などのような意味も含まれています。
「頭が固いので何を言っても無駄だ。」などという、あきれた意味も含まれています。
obstinateも頑固の意味で使われ、人柄だけではなく、しつこい汚れなどにも使われる言葉です。
地味の類語・似た性格
頭が固いとの違い
頑固に類似する言葉には、頭が固いという表現があります。
「頑固」は物事にこだわっていて、一つのことに固執しているという意味であるのに対して、「頭が固い」は、物事の見方が一辺倒で、柔軟に考えることができない事を批判する意味があります。
人の意見を聞こうとしない点や、人の考えを取り入れようとしないという点が似ています。
一途との違い
二つ目は、一途という表現があります。良い表現であるため、人をほめたり、尊敬をあらわす時に使います。
「あの人は一途な性格なので、きっと事が成就する。」「あの人は一途に彼女を思い続けている。」などのように、連続性や持続性がよい結果をもたらす際に使われます。
意固地との違い
三つ目は、意固地という表現があり、頑固よりもっと悪い意味が多く含まれています。
頑固というと、ときとしてはその頑固さがよい結果をもたらす意味もありますが、意固地は、どちらかろいうとつまらないことばかりにこだわっていることや、些細なことにこだわって全体が見えていないという意味をあらわします。
一本気との違い
四つ目は、一本気という表現があります。一本気とは、一つのことを信じて突き進むことや、強い信念をもっていること、周りの意見に流されないという意味をあらわす良い意味の言葉です。
頑固と似ていますが、頑固が物事にこだわっているのに対して、一本気は自分の信念があることや、信条があるということを意味しています。
頑固な人の特徴1:自分の意見をしっかりと持っている
頑固な人の特徴としては、次のようなことがあります。
一つ目は、自分の意見をしっかりと持っているということです。頑固な人は、自分の信じている事柄については、決して曲げず、自分の意見を貫き通すことができます。
頑固さは自分の意見に自信を持っている事の裏付けであるため、周りの人には自信に自信がありしっかりとした人や、安定感がある人などというように信頼感をもたらします。
グループなどでは、自分の意見をしっかりと表明できる点から、リーダーなどになれば人を統制したり、まとめることも得意な性格です。
しかし、自分の意見に忠実に行動するため、リーダーとしては、少し抑圧的な面があったり、強引な印象を持たれやすいです。
有無を言わさず自分の考えで人を行動させようとするところがあるため、リーダーとしてリーダーシップを発揮する半面で、度を過ぎていたり、周りに不要な威圧感を与えることがあります。
頑固な人の特徴2:こだわりが強い
二つ目は、こだわりが強いという点です。頑固な人は、自分が信じていることに対して決して曲げようとしないため、言い出すと人の意見には聞く耳を持たないことがあります。
頑固な人がグループにいると全体の意見がまとまりにくくなったり、話し合いがもめることが多いです。
仕事で頑固な人がいると、これまでのやり方を変えようとすると反対されたり、批判的な態度で否定されるというようなことが多いでしょう。
新しいプロジェクトなどに着手するということがあると、「新しい取り組みより、これまでの物の方がよい。」「そんなことは成功するはずがない。」など、と一掃されてしまいやすいです。
頑固な人が上司にいると、企画や新規提案が通りにくく、苦労するでしょう。
同僚にいると、集団の足並みがそろわなかったり、一人で単独行動をされたりしまいやすいです。
頑固な人の特徴3:集中力がある
三つ目の特徴は、集中力があるというです。頑固な人は、一つの物事へのこだわりが強く、職人気質のところがあるため、考えをしっかりと持ち、物事に集中して取り組むことができます。
一人仕事でコツコツした仕事が得意であるため、「今日中にこの資料をまとめてください。」などという依頼には着実に答えてもらえやすいです。
頑固というと一つの物事にこだわっている人という印象が強いですが、こだわりが強い分、集中力も高いです。大抵は数字や判断力にもたけているため、仕事は出来るタイプの人が多いでしょう。
ただし、稀な例として、あることにこだわりすぎて、全体像がつかめない人や、こだわるあまり次のステップに進むのに慎重になりすぎる人がおり、むしろ仕事が出来ない人である場合もあります。
まわりにとってはあまり重要ではないことにこだわって、大切なことを看過してしまったりすることもあります。
頑固な人の特徴4:気持ちが安定している
四つ目としては、気持ちが安定していて、安心感をもたらすということです。
頑固な人は、古い考えを持っている人で、変化や前進にはあまり好意的な態度をとりません。
しかし、古いやり方を大切にしたり、先輩や目上の人を重んじており、尊敬の念を常にもっているという面があります。職場ではうけがよい存在でしょう。
上司や上役からは、「礼儀が良い。」「気配りがある。」などと思われることが多いです。
同僚や部下などからは、「少し堅苦しいところがある」「冗談が通じない」「話が面白くない」と思われることもありますが、決して悪い面が強調されるわけではありません。
客先などでも礼儀正しく接することができるため、「きちんとした人」「礼儀がよい」などと、好印象を持たれることも多いでしょう。
頑固な人の特徴5:マイペース
五つ目は、マイペースだということです。
頑固な人は、自分の世界をしっかりと持っているので、人に流されたり、人に振り回されることがありません。
物事を自分のペースで、自分の考えに基づいて進めることが出来るため、どんな状況でも落ち着いて判断することができます。八方美人で自分の考えがない人と比べると、はるかに人に信頼感や安定感を感じさせることができます。
予定や計画も着実にこなすことができ、仕事の期限に間に合わないとか、予定を押してしまうということも少ないです。
しかし、頑固な面が強く出てしまうと、予定にこだわりすぎて、仕事の質を度外視してしまったり、反対に質にこだわりすぎて、予定におくれてしまうということもあります。
頑固な反面、物事をきちんとやりたい性分であるため、良い方向に進むか悪い方向に進むかは人によって違います。
状況の変化にも弱いため、急な予定変更などに動揺することもあります。
頑固な人との付き合い方
頑固な人が職場にいる場合は、次のようなことに注意してお付き合いをするといいでしょう。
相手の意見を尊重する
頑固な人が一番嫌うのは、自分の意見を否定されたり、頭ごなしに拒否されることです。
グループなどで話し合いをする場合、「考えが偏狭だ。」「間違えている。」と思っても、率直に言い過ぎるのは逆効果でます。
できるだけ遠回しにいうか、最初は肯定し、そのあと、「こういうデメリットがある。」と話すのがコツです。
一人仕事を任せる
頑固な人は、やり方に非常にこだわるため、やり方を指定されると、自分のやり方でやりたいというように反発されることが多いです。
やり方を指示するよりは、最終的な目的を提示して、やり方については本人に任せ、基本的には一人仕事であったほうがいいでしょう。
尊敬の念をあらわす
頑固な人は自分の考えややり方に自信をもっているため、尊敬や畏敬をあらわすととても喜びます。
「そのやり方いいね。」「それも一理あるね。」などと肯定からはいるのが、よいお付き合いのコツです。