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「陰ながら応援」という言葉がありますが、メールや手紙でこの言葉を書く場合、「陰」と書くべきか「影」と書くべきなのかわからなくなってしまう場合が少なくありません。
また、類義語の「草葉の陰から見守る」と混同して「草葉の陰から応援する」と誤用してしまう場合もあります。
ここでは、陰ながら応援の意味、ビジネスシーンでの使い方、使い方や例文、「陰ながら応援」と「草葉の陰から見守る」の違い、英語表現などを紹介します。
陰ながら応援の使い方
「陰ながら応援」という言葉は、「人知れず目立たない所から応援する」という意味になります。
ビジネスシーンにおいては、「縁の下の力持ちになる」という気持ちを伝える場合に「陰ながら応援します」と使用できます。
また、目上の人に対しても、「陰ながら応援させていただきます。」と使用できる優秀な言葉となっています。
「陰ながら応援」と使用する場合は、「影」を使用すると誤用になるので注意しましょう。
「陰」は「物の後ろの隠れた所」という意味がありますが、「影」は「光が遮られてできる黒い部分」という意味があり、「陰ながら応援」するという場合には「影」は相応しくなく、誤用になるので手紙やメールを書く場合には注意しましょう。
陰ながら応援を使った例文
陰ながら応援の類義語
「陰ながら応援」という言葉には、類義語として「草葉の陰から見守る」があります。
どちらも「人知れず応援する」という同じニュアンスの意味がありますが、自分自身が応援する場合に「草葉の陰から見守る」、或いは「草葉の陰から応援する」などと使用するととんでもない誤用になるので注意してください。
「草葉の陰から見守る」の「草葉」は、「墓の下。あの世」という意味があります。
つまり、「草葉の陰から見守る」という言葉は、「あの世から死者が人知れず見守る・応援する」という意味になります。
草葉の陰から見守るの例文
彼の亡くなった父親がきっと草葉の陰から見守っていることだろう。
「陰ながら」をそのまま直訳して英語表記すると、「in secret」や「secretly」などとなります。
しかし、これでは「陰ながら」がもつ日本語独特の繊細な「こっそりと」という微妙なニュアンスを表現できません。
「陰ながら」を英語表現する場合は、「There is not much I can do(できる事は多くないが)」などの表現が適切となります。
「There is not much I can do」を使用した「陰ながら応援」の例文は、「There is not much I can do, but I’m rooting for you.(できる事は多くないが応援している)」などとなります。
陰ながら応援のまとめ
- 「陰ながら応援」は、「人知れず目立たない所から応援する」という意味になります。
ビジネスシーンにおいて目上の人にも、縁の下の力持ちになる事を伝える言葉として使用できます。 - 「陰」の代わりに「影」を使用したり、類義語の「草葉の陰から見守る」を使用したり、類義語と混同して「草葉の陰から応援」などと使用するのは誤用になるので注意しましょう。
- 英語表記する場合に「陰ながら」を直訳するとニュアンスを伝えきれないので、「There is not much I can do(できる事は多くないが)」などの表現を使用するようにしましょう。