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この記事では「収束」について解説いたします。収束の意味や由来、ビジネスシーンでの使い方を、例文や英語表記などをまじえて解説します。
収束の意味は一旦収まりがつくこと
「収束」は「しゅうそく」と読みます。
「収」は「おさ」まると読み、「取りまとめることや」「まとまる」という意味があります。「束」は「たば」ねると読み、「一つにまとまる」という意味があります。
上記の事から「収束」は、分裂していたものや混乱していたことに、一旦おさまりがついて一つにまとまるという意味の言葉です。
「収束」はビジネス用語ではありませんが、ビジネスシーンで「収束」を使う際は、トラブルやドタバタが一時的に収まったときに使うのが一般的です。
収束を使った例文
上記のように収束は、なんらかのきっかけで問題が再燃するという状況で使用する事が一般的です。
収束の類義語「終息」との違い
「収束」の類義語には「終息」があります。どちらも同じように「しゅうそく」と読みますが、両者には意味に違いがあります。
「収束」は、「とりあえず一旦落ち着いた」という状況をあらわしているため、根本的な解決には至っていないという状態を意味する言葉です。
一方で「終息」には、「事が完全に終わっておさまること」という意味があります。
「終息」は、「戦争が終息を迎えた。」や、「今シーズンのインフルエンザの流行に終息宣言が出された。」などといったように、一つの大きな出来事が完全に終了した状況を示しています。
両者の違いとして、とりあえず収まった状況が「収束」、完全に終了した状況が「終息」と覚えておくと間違いありません。
収束の英語表現「convergence」
「収束」を英語で表現する場合は「convergence」が適切です。
しかし「convergence」は、物理や数学的などの学術の場面で使われることも多いという特徴があります。
「~を収束する」という意味を英語であらわす場合は、「restore ~ to its normal state.(~を正常な状態に復元する)」を使います。
「終息」を英語で表現する場合は「Termination.(ターミネーション)」が使われます。
バスのなどの路線の終着駅をあらわす「ターミナル」は、「ターミネーション」が由来です。
収束についてのまとめ
- 「収束」は「一時的に問題が収まる状況」をあらわしており、事態が完全に解決したという意味はありません。
- 一方で「終息」は「事態が完全に終わること」をあらわしているため、両者の意味には決定的な違いがあります。
- 「収束」を英語で表現する場合は「convergence」が適切です。
- 「~を収束する」という意味を英語であらわす場合は、「restore ~ to its normal state.(~を正常な状態に復元する)」を使います。