悪事千里を走るとは

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悪事千里を走るの意味

悪事千里(あくじせんりをはしる)を走るは、中国・宋の孫光憲の唐末~五代にかけての逸話を集めた著書「北夢瑣 言(ほくぼうさげん)」に収録された「好事門を出でず悪事千里を行く」という一文を語源とすることわざです。

悪事千里を走るの「悪事」は文字通り悪いことをさし、「千里」は「遠いところ」を意味する言葉です。

上記の事から悪事千里を走るは、悪事や悪い評判はすぐに世間に伝わって広まるという意味のことわざです。

悪事千里を走るの類語には、「人の口に戸は立てられぬ(ひとのくちにとはたてられぬ)」「悪い知らせは翼を持つ(わるいしらせはつばさをもつ)」「開いた口に戸は立たぬ(あいたくちにとはたたぬ)」などがあります。

悪事千里を走るのビジネスシーンでの意味

長くビジネスの現場にいると、なんらかの不正の誘惑に駆られる場合があります。

しかし、一度不正に手を染めてしまうと、不正を行った情報は即座に世間に広まり、ビジネスで一番大事な信頼を失ってしまいます。

ビジネスで正しい行いから逸れないためにも、「悪事千里を走る」を肝に銘じることが大切です。

悪事千里を走るの例文

政治家や芸能人の不倫などの悪い情報はすぐに広まる。これこそまさに悪事千里を走るだ。
よい噂は広まりにくいのに、悪事千里を走るとはよくいったもので悪い噂はすぐに拡散するよ。