憎まれっ子世にはばかるとは

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憎まれっ子世にはばかるの意味

「憎まれっ子」とは、可愛げがなく人から好かれない子供のことで、「はばかる」とは幅をきかすことや、増長することを意味する言葉です。

上記の事から憎まれっ子世にはばかるとは、憎らしい子供ほど世間では偉そうにしていることを意味することわざです。憎らしい人ほど将来出世するという意味でも用いられています。

憎まれっ子という表現ですが、実際には子供だけでなく大人にも含めて広く対象にされています。

憎まれっ子世にはばかるの由来は江戸時代のいろはかるたで、「に」で始まるかるたに用いられたことから始まっています。類語には「恥さらしの成功」「雑草は早く伸びる」「憎まれ子頭堅し」などがあります。

反対語には、「正直者が馬鹿を見る」「善人ほど命が短い」があります。

憎まれっ子世にはばかるのビジネスシーンでの意味

憎まれっ子世にはばかるは、社内で人から嫌われている同僚が自分よりも早く出世したケースなどで、「憎まれっ子世にはばかるとはこのことだな。」などという様に、皮肉を込めて使われることがあります。

ビジネスで憎まれっ子世にはばかるは、尊敬の念をこめた表現としてではなく、嫌味や一種の驚きをあらわす語として使うことができます。

憎まれっ子世にはばかるの例文

この会社は、まさに憎まれっ子世にはばかるだ!まともな奴は出世できない。
子供の頃、ガキ大将だった彼が今や社長とは。憎まれっ子世にはばかるとはこのことだね。
政治の世界は、完全に憎まれっ子世にはばかるですね。
憎まれっ子世にはばかるというように、正直者ほど損をする気がする。