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当意即妙(とういそくみょう)の意味とは
「当意」というのは、即座に有効な対応をとることを意味します。
「即妙」というのは、その場ですぐに働く知恵のこと、いわゆる「アドリブ力」をあらわしています。
その場の状況、シチュエーションに応じて適切な対応を取ること。素早く機転を利かせて行動をすることです。
元々は「当位即妙」という仏教用語で、凡人が悟りにかなっていることを表しています。
そこに「機転の利いたとっさの対応」という意味を加えるために「位」の字に「意」が当てられるようになったようです。
当意即妙のビジネスシーンでの用法
当意即妙はビジネス用語ではありませんので、通常の用法と同様に使うことができます。
ビジネスシーンでは常に何かを「万全の状態」で出すことができるわけではありません。時にはとっさの機転によって窮地を乗り切ったり、ピンチをチャンスに変えたりしなければならないことがあるでしょう。
そうした時の状況にピッタリ当てはまったアドリブ対応を「当意即妙」と呼ぶことができます。
現代風の言葉になおすと「神対応」と呼ぶこともできるかもしれません。
当意即妙の例文
「当意即妙の交渉がなされたおかげで、得意先との契約が円満のうちに更新された。」
「営業マンに最も必要な能力は、当意即妙に相手に話を合わせていく話術である。」
「当意即妙な対応のおかげで、なんとか危機を脱した。」