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脚下照顧(きゃっかしょうこ)の意味とは
脚下照顧は、鎌倉時代の禅僧・孤峰覚明が禅の極意を説明した「照顧脚下(しょうこきゃっか)」という言葉を出典とする四字熟語です。照顧脚下の訓読みである、「脚下を照顧せよ」から仮名を除くことで脚下照顧という表現の仕方が生まれました。
脚下は、足もとを意味しています。
照顧は、よく見て確かめる、或いは、行いを反省して一つ一つ顧みることを意味します。
したがって、脚下照顧の禅の極意としての意味は、「悟りを他に求めず、自分自身の内面を見つめ直すことで悟りを得よ。」となっています。これが転じて、「他に理屈をいう前に、自分自身を見つめ直して反省せよ。」という意味になりました。
なお、脚下照顧を直訳した、「足下をよく見て確かめるように、身近な事に気を付けよ。」という意味もあります。
類語はありません。
脚下照顧のビジネスシーンでの意味とは
脚下照顧はビジネス用語ではなく、禅用語です。
脚下照顧は、他のものに責任転嫁をせずに自省をすることが大事だと教えてくれる素晴らしい意味を持つ四字熟語です。
自分自身の座右の銘とするだけでなく、社内で何かしらのスピーチをする時など、「脚下照顧」という言葉を盛り込んで自省の重要さを伝えて他者の成長を促すのもいいのではないでしょうか。
脚下照顧の例文
脚下照顧というのは、自分の足もとをよく見よということで
出典:瀬戸内晴美「青鞜」
何か失敗をしてしまった時、人は自分自身の反省をせず、他のものに責任転嫁をしがちです。しかし、それでは自身の成長はありません。脚下照顧の心を忘れないで下さい。