「ご贔屓(ひいき)」の意味と類語、ビジネスにおける正しい使い方

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「ご贔屓」の意味

「ご贔屓」とは、「贔屓」という言葉に、接頭語「ご」をつけたものです。
「贔屓」の意味は気に入った人やものを、かわいがったり、世話をしたりすることをいいます。
自分が相手を贔屓する場合は、「贔屓にしている女優」「弟を贔屓する」、相手が自分を贔屓にしてくれる場合は「贔屓にしてもらう」、とくに、相手が目上であるときには「ご」を頭につけて、「ご贔屓にあずかる」などというように使います。

「ご贔屓」の語源

「贔屓」の語源ですが、「贔」は貝(財貨)を3つ合わせて重い荷を背負うこと、「屓」は鼻息を荒くすることを表しております。この二語でつくられた「贔屓」は、鼻息を荒くして力を込めるという意味で用いられ、転じて、特定の人を助けるために力を入れたり、目をかけたりする意味となりました。

「ご贔屓」の類語

ビジネスの場でよく使われる「ご贔屓」の類語には、「ご愛顧」「お引き立て」などがあります。
「ご愛顧」「お引き立て」は、それぞれ「愛顧」「引き立て」という言葉に、接頭語の「ご」「お」をつけたものです。
「愛顧」の意味は、「ひいきにすること。目にかけること。」です。多くは、目をかけられる側が「ご愛顧」の形で用い、「日頃のご愛顧に感謝します」のように使われます。
「ご愛顧」の意味と類語「お引き立て・ご贔屓」との違いと例文集

また、「引き立て」は目をかけ、ひいきにするという意味になります。
「部長の引き立てで役職につく」「平素のお引き立てに感謝します」のように使われます。

「ご贔屓」「ご愛顧」「お引き立て」は、ほぼ同じ意味ですが、文書では、「ご愛顧」「お引き立て」がよく使われています。

「ご贔屓」「ご愛顧」「お引き立て」のビジネス例文集

平素は格別のご贔屓にあずかり、誠にありがとうございます。
長年多大なご贔屓を賜り、厚く御礼申しあげます。
引き続きご贔屓を賜りますようお願い申しあげます。
昨年も弊店をご贔屓にしてくださり、誠にありがとうございました。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。
大変長らくのご愛顧、ありがとうございました。
日頃のご愛顧に感謝申しあげます。
末長くご愛顧賜りますよう、お願い申しあげます。
これもひとえに皆様にご愛顧とご支援によるものと深く感謝しております。
いつもお引き立ていただき、ありがとうございます。
今後ともお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。
今後ともお引き立てくださいますよう、お願い申しあげます。
日頃よりひとかたならぬお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
平素は格別のお引き立てを賜り、深く感謝申しあげます。

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