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「慈悲深い人」と聞くとどんなイメージを持ちますか?「お坊さん」「キリスト」「ダライラマ」など、宗教的なイメージが強いかもしれません。しかし、一般人の中にも「慈悲深い」と言われる人がいます。
慈悲深い人の行動には、社会人として参考になることが多いです。今回は、「慈悲深い人」について解説していきます。
慈悲深いとは
「慈悲」とは仏教用語で、「仏や菩薩(ぼさつ)が人々をあわれみ、楽しみを与え苦しみを取り除くこと」を意味します。一般的には「おもいやり」や「情け」の意味合いで使われることが多いようです。「慈悲深い人」は「思いやりのある人」や「情け深い人」と解釈しても間違いではありません。
いつもニコニコして、穏やかに人の話に耳を傾けてくれる。そんな仏様のような人が、慈悲深い人と言えます。
慈悲深い人の5つの特徴
では、具体的に慈悲深い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
誰にでも平等に接する
慈悲深い人は、人を年齢や性別、上下関係などで差別することはしません。誰にでも平等に接して、自分の先入観ではなく相手の価値観を素直に認めます。決して相手に不快感を与えることはありません。
平等に接することは簡単ではありませんが、平等に接してもらえた人は、より強い信頼感を感じることでしょう。
人を見かけで判断しない
多くの人は、相手の服装や髪型など見た目で判断しがちです。金髪で派手な服装をしていれば、「いい加減な奴だろう」と勝手に決め付けてしまいます。
しかし、慈悲深い人は人を見た目だけで判断しません。相手のことを受け止めて、理解しようとします。「そこまで理解する必要はないでしょ」と思われるぐらい、相手のことを理解しようとするのが慈悲深い人なのです。
困っている人に手を差し伸べる
困っている人に手を差し伸べるのは「おせっかい」ではありません。本当に困っている人の話を聞き、それを解決するためにできる限りのことをするのが慈悲深い人です。
会社でも困っている人がいれば、つい手を差し伸べてしまいます。ただし、手を差し伸べるのが相手の成長にならないときは、適切なアドバイスなどを与えて解決に導きます。
他人の失敗を許す
誰にでも失敗はあります。他人の失敗で大きな被害を被ることもあるでしょう。被害を受ければ怒るのは当然ですが、自分が失敗した時を思い出せば、少しは怒りも少なくなるはずです。
慈悲深い人は、失敗した人の気持ちを思いやることができます。慈悲深い人は相手の失敗を怒鳴りつけることは絶対にしません。許す心を持つことで、相手も素直に謝罪する気持になるのです。
見返りを求めない
人に何かをしてあげると、どうしても見返りを期待してしまうのが凡人です。中には堂々と見返りを要求する人も少なくありません。
慈悲に利害はありません。あくまでも自己犠牲に立った行動ですから、見返りは存在しないのです。
慈悲深い人の特徴を仕事に活かそう
慈悲深い人になるのは、そう簡単ではありませんが、慈悲深い人の特徴を理解することで仕事がスムーズに運び、スキルアップにもつながる可能性があります。では、具体的に慈悲深い人は仕事上でどんなメリットがあるのでしょうか?
チームワーク力がアップする
慈悲深い人は、周囲の意見を尊重します。相手の意見に耳を傾けてより良い解決策を皆で考えるように導きます。独断で暴走するようなことは決してありません。つねにチームで考えられる人ですから、チーム力もアップします。
部下や後輩に信頼される
慈悲深い人は、部下や後輩が失敗しても頭ごなしに怒鳴りつけることはありません。相手の気持ちになって、失敗を受け入れることができるのです。そんな上司や先輩を尊敬しない部下はいないでしょう。
「自分ことを理解してくれる人」だと感じられたら、自ずと信頼感は生まれるはずです。
周囲からの評価が上がる
慈悲深い人は、上下関係なく接することができる人ですから、上司からも相談されることが少なくありません。その結果、部下たちと板ばさみになるような状況も出てくるでしょう。
しかし、相談されることは苦ではないので、積極的に解決策を見つけるはずです。社内の相談役になれれば、自ずと周囲の評価があがるのは間違いありません。
慈悲深くなると生活も変わる
慈悲深い人になると生活に対する意識も変わってきます。
心にゆとりができる
慈悲深い人は、イライラしたりすることはありません。全てを許す心で入れば、些細なことで喧嘩することもありません。心のゆとりは生活のゆとりにもつながります。
感謝の気持ちが自然に出る
自己犠牲の気持ちがあれば、逆に何かをしてもらった時に自然に感謝の言葉が出るようになります。当たり前に思っていたことでも、感謝の気持ちが湧いてきます。親子や夫婦、友人関係もスムーズになります。
毎日が楽しくなる
人間関係が良くなって、心に余裕があれば毎日の生活も楽しくなります。今までのネガティブな自分から、全てを受け入れられる人間に変われるのです。
「キャパオーバー」に注意!
慈悲深い人も人間です。普通の人よりは我慢強くても、色々なことが重なれば心労になりかねません。自分は大丈夫と思っても、キャパオーバーになっているのです。慈悲深い人ほどキャパオーバーになってることに気づかないのです。
突然、心労が重なって倒れる可能性が大いにあります。そんなことが起こらないように周囲の人が注意してあげることも必要です。
慈悲深いのおさらい
慈悲深い人の特徴は、
・人を見かけで判断しない
・困っている人に手を差し伸べる
・他人の失敗を許す
・見返りを求めない
などがあげられます。
すぐに慈悲深い人になるのは難しいですが、慈悲深い人の特徴を仕事に活かすことで、
「チームワーク力がアップする」「部下や後輩に信頼される」「周囲からの評価があがる」などの良い成果が期待できます。
さらに、生活面でも心のゆとりが生まれ人間関係も円滑になります。