占い師になるには?|仕事内容や有名な占い師などを解説

※本サイトはプロモーションを含んでいます。

人の悩みを聞き、占術を用いてアドバイスを与えてくれる占い師。占ってもらったことはあっても、占い師になるにはどうしたらいいのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、占い師の仕事とはどういったものか、占い師になるにはどんな道があるのかを中心に、気になる収入や将来性について解説します。

占い師とは


占い師は、相談に訪れた人々の悩みを聞き、占術を用いてアドバイスを行う人のことをいいます。
占いには多くの種類があります。占い師はいずれかを専門としていて、専門とする占いの種類によって「風水師」「占星術師」のように呼ばれることもあります。

占いは「当たる」「当たらない」といわれるように、その人のことをいい当てるのが占い師の役割のようにも思われますが、本質は、相談者の悩みを占いの助けを借りて解決に導いていく、アドバイザーやカウンセラーのような立ち位置が求められています。
そのため、占い師には、占術に関する知識や技術だけでなく、相談者の悩みを聞き出す傾聴力、話の内容を深く理解する理解力、相談者に分かりやすく伝える話力といった人間力、そして豊かな人生経験が必要とされます。

占い師の仕事内容

占い師の仕事は、相談者の話を聞き、占いの結果をもとに相談者に今後の道筋をアドバイスすることです。占いを行う環境は主に4つあります。

1.対面
占い館や占いブースなどで、占い師と相談者が対面で話をする方法です。占い館には複数人の占い師が在籍し、相談者の来館を待つ形になります。
表情を見ながら話せるので、占い師側にとっては悩みや個性を理解しやすくなります。相談者側にとっては、占っている場面を直接見られるので安心感があるでしょう。
2.電話
相談者と占い師が電話でやりとりする方法です。ツールを利用して行い、お互いの電話番号は相手に知られない形で通話ができます。
思い立ったときに「ちょっと相談してみようかな」という相談者が多いようです。
3.メール
相談者から送られてきたメールに返答する形で行われます。言葉の往復が少ないので、深いところまでアドバイスするのは難しいかも知れません。
4.チャット
LINEなどを利用してチャット方式で会話をしながら占いを進めていく方法です。対面のように占い師の元に足を運ぶ必要がなく、気軽に相談できてリアルタイムに会話ができるのが特徴です。

日本の有名な占い師

占い師とひとくちにいっても、街角のブースで相談を受ける人から、メディアに登場する人までさまざまなスタイルの人がいます。

ここでは、メディアでもよく目にする有名な占い師を紹介していきましょう。

鏡リュウジさん
鏡リュウジさんは占星術が専門。占い師ではなく「心理占星術研究家」を名乗り、京都文教大学客員教授としても活躍しています。心理占星術ということで、ユングの心理学をベースにした解説が特徴です。
雑誌やコラムの他、著書も多数。また、翻訳家としても活躍していて、訳書も多くあります。
水晶玉子さん
テレビ番組にも出演している水晶玉子さんですが、アイマスクがトレードマークで一切顔を明かしていません。
占術はオリエンタル占星術をはじめとして、寿ゾーン占い、花と昆虫占い、フルーツ・フォーチュンなど幅広く独自性があるのが特徴です。
ゲッターズ飯田さん
オリジナル占術「五星三心占い」。アイマスクをつけて占い付き合コン「仮面合コン」を主宰したことでも有名になりました。ちなみに、ゲッターズ飯田さん自身もメディア出演時はアイマスクをつけています。
dainmtさん
奇抜なヘアスタイルとファッションが特徴のdainmtさん。見かけが先行してしまいますが、占い師としての実力も本物です。
占術は、西洋占星術、数秘術、タロット、オラクルカード、ルーンストーン、手相など。
メディアへの出演も多い中、原宿の占い館に所属し、一般の人でも占ってもらう機会があります。
しいたけさん
しいたけさんはWebコンテンツを専門に占いをする異色の占い師です。専門はオーラヒーリング。
しいたけという名前はご本人がしいたけが嫌いだったことからつけたそうで、本名や顔は公開されていません。

占い師になるには


占い師になるのに、特別な資格や学歴は必要ありません。自分が占いでやっていくと決めれば、「占い師」と名乗って仕事をすることができます。

ただ、資格や学歴が必要ないとはいえ、なんの知識もない人が占い師と名乗って仕事を始めたところで、上手くいくとは思えません。占い師の評判は相談者の満足度と口コミで決まるものですから、信頼してもらえる占い師になるためには、占いの勉強をしてスキルを身に着ける必要があるでしょう
。また同時に、傾聴力や話術といった占い以外の力も身につける努力をしなくてはなりません。

占い師になるルートはさまざま

占い師になるには特別な資格や学歴は必要がないため、こうでなくてはいけないという決まった方法もありません。
ただ、占いのスキルを身につけることを考えると、大きく3つのルートがあります。

占術を身につける方法

①占い師に弟子入りする
占術を身につける方法のひとつめは、活躍中の占い師に弟子入りすることです。
好きな占い師、目標とする占い師に弟子入りを志願して、アシスタントとして現場に出させてもらう方法です。

弟子入りすることのメリットは、占い師の仕事を間近で見られることでしょう。占術そのもののスキルだけではなく、相談者とのやり取りなど、現場の雰囲気を肌で感じることができます。

ただ、自分の好きな占い師に必ず弟子入りできるかというと、なかなか難しいところがあります。また、修行中は多くの収入が期待できないことも覚悟しなくてはならないでしょう。

②占いスクールに通う
近年気占い師を目指す人のためのスクールも多く開設されています。
スクールなら、占いの知識がまったくないところから学ぶこともできるので、占い師の仕事が自分に合っているかどうか試してみたいという人にも向いているでしょう。

まずは、「占いとは何か」「占術の種類」といった占いの基礎を学び、「占星術」「手相」「タロット」となど、自分が専攻したい各占術を詳しく学んでいくカリキュラムが一般的です。

スクールでは、占術だけではなく、占いに必要な心理学やカウンセリングの講座も用意されていて、占い師になるためのスキルを幅広く身につけられるのが魅力です。
また、卒業後は提携の占い館やイベントなど、働く場を紹介してもらえることが多いのも、スクールに通うメリットのひとつでしょう。

③書籍などで独学する
時間や費用に都合がつかず、書籍などを利用して独学で学ぶ道を選ぶ人もいるでしょう。

独学のよいところは、時間に縛られないことです。都合のよい時間に勉強ができるので、昼間は別の仕事をして夜勉強する、土日に集中して勉強するなど、ペースを自分で決められます。

また、占いの勉強を始めてみたものの、どうも自分には合わないようだと感じれば、いつでもやめることができ、費用が無駄にならないのもメリットです。

一方で、現役の占い師のテクニックを見る機会がないために、実践力を身につけるのが難しくなります。しかし、誰かの真似ではない自分独自のスタイルを確立しやすくなるともいえるでしょう。

占い師に向いている人


占い師は、占いの結果を相談者に説明すればいいというものではなく、将来の解決に向けて方向性を示す、カウンセラーやアドバイザーの役割も担っています。そのため、人の話を熱心に聞ける人、人の気持ちが分かる人であることは外せません。
加えて、人が喜ぶのを見るのが好き、人の役に立つのが嬉しいと思える人なら、より占い師の仕事にやりがいを感じることができるでしょう。

そして、普通の人とは違う第六感のようなものも、占い師として大成するには必要かもしれません。

占い師の給料・年収


転職情報サイトのIndeed(インディード)によれば、占い師の平均年収は484万円とのことです。ただ、占い師の働き方はさまざまで、おおよその人がこの平均年収に近い収入を得ているとは考えにくいところがあります。

占い師は正社員として企業に所属している人はまれで、占い館や占いサイトと契約し、業務委託のような形で相談料の何パーセントかを受け取るのが一般的です。売れっ子の占い師であれば高い収入が見込めますが、年収にして200万円以下の人も少なくないのが現状のようです。

もちろん、メディアに出演したり著書を出版している占い師は高い年収が見込めますが、そのような活動ができるのは一部の人だと考えたほうがよいでしょう。

占い師の勤務体系と休日


占い師は個人事業主として占い館や占いサイトと契約をし、相談を受けるのが一般的な働き方です。
自分が出勤できる時間を登録して相談者を待つスタイルですので、勤務時間や休日はわりと自由がきくと思ってよいでしょう。

ただ、相談者あっての商売ですから、相談者が多く訪れる時間帯に出勤しているのが効率がよい働き方です。占い館なら平日の夕方以降や土日、電話やネットなら夜遅くが相談者の多い時間です。

占い師の将来性


占い師という仕事は、世の中に絶対なくてはならないものではありません。ただ、人との関係が希薄になってきている現代において、自分の悩みを聞いてもらえる占い師の存在を頼りにする人は、今後もいなくなることはないでしょう。

仕事の将来性を考える場合、「その仕事はAIに置き換えられるのか」がひとつのポイントとなっています。
最近ではAIによる鑑定も登場していますが、あくまでゲーム感覚の占いにとどまっている感があり、占い師の仕事が全てAIに奪われることは考えにくそうです。

占い師の仕事がなくなることはないとはいえ、これからは自分をブランディングして売り込んでいく力も必要になります。占いのスキルだけでなく、世の中のトレンドに敏感であることも必要でしょう。

まとめ この記事のおさらい

  • 占い師は、相談に訪れた人々の悩みを聞き、占術を用いてアドバイスを行います。
  • 占う環境としては、対面、電話、メール、チャットなどがあります。
  • 占い師になるルートは大きく3つ「占い師に弟子入りする」「スクールに通う」「独学で学ぶ」があります。
  • 占い師には占術のスキルのほかに傾聴力や話術も求められます。
  • 占い師の年収は働き方や著名度によってまちまちで、200万円以下の人も少なくないようです。
  • 占い師として大成するには、自分をブランディングして売り込む力も必要です。