節目とは|読み方・意味・使い方・英語表現などを解説

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この記事では「節目」の読み方や意味について解説いたします。

日常会話でもビジネスシーンでもよく見聞きする言葉ですが、その意味や使い方についてはよく理解していないという人もいるかもしれません。

そこで今回は「節目」の語源やビジネス上での使い方、類義語や英語表現なども含めてピックアップしました。

この記事で一つでも参考になるような内容があれば幸いです。

「節目」の読み方・意味・使い方

建築士
「節目」には「ふしめ」と「せつもく」という2つの読み方があります。

まず「ふしめ」と読む場合は「(比喩的に)物事の区切りとなる大事なところ」や「木材や竹の節があるところ」という意味です。

日常会話やビジネス上では前者の意味で使われる場面が多く見られます。

例えば「学校では節目に応じて様々な行事が用意されている」は「学校では区切りとなる大事なところでそれに応じた行事が用意されている」という意味です。

また「せつもく」と読むケースもありますが、「ふしめ」よりも細かいニュアンスを表したい場合に用いられます。

「せつもく」は元々「草や木の節」や「小分けにした一つ一つの箇条という意味があり、上記のように細かいことを強調したい場面で使うと良いでしょう。

「節目」の語源

「節目」の語源は「竹の節」とされており、竹は節があるからこそ大きく成長することができます。

「節があることで成長できる」ということから転じて大事な場面や区切りの場面で「節目」が使用されるようになりました。

その為現在でも「木材や竹の節があるところ」という意味でも使われているというわけです。

「節目」を使った言葉の意味

入学祝い
「節目」は他の語を伴って様々な言葉を形成します。

この項目では「節目」を使った言葉とその意味を取り上げました。

「節目の年」

「節目の年」とは「区切りの年」という意味です。

「節目の年」の使い方としては、次のようなものが挙げられます。

・この春新社会人になる学生にとっては、今年が節目の年だといえる。

学生はお金を払って授業を受けたり指導をしてもらうという立場でした。

それが社会人になると働いて対価を得るという立場に変わります。

その点で学生から社会人に変わるのは区切りの年だといえるでしょう。

・当社は今年で創立百周年という節目の年を迎えた。

創立百周年というのは区切りが良く、またそれだけ存続するというのは極めて難しいことです。

この例では、そのことを踏まえて創立百周年を区切りの年だと表現しているのでしょう。

「節目のお祝い」

「節目のお祝い」は「区切りの年に対するお祝い」のことです。

「節目のお祝い」を用いた例文としては、以下のようなものが考えられるでしょう。

・定年退職を迎えた上司の節目のお祝いとして、課の一同でプレゼントを贈った。

定年退職はこれまでの会社勤めを終えるという区切りになることです。

この例では、その節目のお祝いとして課の全員でプレゼントを上司に贈ったということを表しています。

・中学校に上がった息子に対し、節目のお祝いをした。

小学校から中学校に上がるのは、一つの大きな区切り目だといえます。

上記の例だと、中学校に進学した息子の為に区切り目のお祝いをしたということです。

「節目健診」

「節目健診」とは中高年から多くなる「生活習慣病」や「がん」の予防や早期発見、被扶養者の受診率向上を目的とした検診です。

被保険者とその家族(被扶養者)を対象に、日帰り人間ドックや婦人健診を低額で受診することができます。

この検診があることによって上記のような病気を早期発見して即座に治療を開始したり、被扶養者の受診を促すことができるというわけです。

「節目」のビジネス上での使い方

退職 挨拶
「節目」はビジネス上でも使われることがある言葉です。

その使い方としては、例えば下記のようなものが挙げられます。

・彼は今年で勤続10年という節目を迎えた。

10という数字は区切りが良い為、「節目」として扱われることがあります。

この例では、今の会社に務めるのが10年目という区切りが良い年になったということです。

・当社の社長は一つひとつの節目をとても大切にしている。

「節目」はそれまでの労をねぎらったり、お祝いをしたりする機会にもなり得るものです。

上記の例だと、そうした背景もあり社長が「節目」を一つひとつ大事にしているということでしょう。

「節目節目」の意味と例文

「節目節目」は「ふしめふしめ」と読み、「区切りの場面」という意味です。

「節目節目」を使った例文としては、次のようなものが考えられます。

・両親は私の人生の節目節目で必ずお祝いをしてくれた。

誕生日や進級、進学や就職など人生には数多くの区切りの場面があります。

この例では、両親がそうした場面を大事にしてお祝いをしてくれたということでしょう。

「節目」の類義語と例文

惰性
「節目」の類義語としては、下記のようなものが該当します。

・一区切り

・岐路

上記の他には「ターニングポイント」や「転換点」といったものが挙げられるでしょう。

またそれらの類義語を使うと、次のような例文を作ることができます。

・娘が成人したことで、子育ても一区切りを迎えたと実感した。

「一区切り」とは「物事や文章、話がひと段落すること」という意味です。

この例では、娘が星人という「節目」を迎えたことに対して子育てがひと段落したことを実感したということを表しています。

・このタイミングで転職を選択したことが、人生の岐路になるかもしれない。

「岐路」は「きろ」と読み、「分かれ道」という意味です。

今回の例だと、このタイミングで転職することを決めたことが自分の人生の分かれ道になるかもしれないということを表現しています。

「節目」の英語表現

キルケゴール
「節目」の英語表現としては、以下のようなものが考えられるでしょう。

・turning point(重要な変化のきっかけとなる出来事や転機、節目)

・milestone(道しるべ・節目・画期的な出来事)

また上記の英語表現を用いると、下記のような例文を作ることができます。

・It was a big turning point of my life.(それは私の人生の大きな節目だった。)

人生には何度か転換点となるような大きな「節目」があるものです。

この例では、そうした人生の「節目」を思い起こしていたことが読み取れます。

・I changed the job last year and it was a milestone.(私は去年転職したが、それが節目だった。)

転職は人生を左右するほどの影響力を持つことがあります。

上記の例だと、まさに転職がその人の「節目」になったというわけです。

まとめ この記事のおさらい

・「節目」は「ふしめ」と読み、「(比喩的に)物事の区切りとなる大事なところ」や「木材や竹の節があるところ」という意味がある

・「節目」は「せつもく」とも読み、「ふしめ」よりも更に細かいニュアンスを表したい場合に使う

・「節目」の語源は「竹の節」とされている

・「節目」を使った言葉としては「節目の年」や「節目のお祝い」、「節目健診」といったものが挙げられる

・「節目節目」は「ふしめふしめ」と読み、「区切りの場面」という意味がある

・「節目」の類義語は「一区切り」や「岐路」などが考えられる

・「節目」の英語表現は「turning point」や「milestone」といったものが該当する