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この記事ではチートの意味や使い方について解説いたします。
この言葉はプログラムやゲーム等でよく使われますが、意味を理解した上でゲームをするとより楽しめるようになるかもしれません。
それでは意味や使い方等、一つずつ確認してみましょう。
チートとは|ことばの意味と使い方
「チート」は本来の意味から派生して色々な意味を持つ言葉になりました。
今回はその中でもよく使われる二つの意味とその使い方についてご紹介します。
意味①:ゲームにおけるプログラム改造
一つ目の意味は、「ゲームにおいて本来とは異なる動作をさせるプログラム改造」です。
ゲームを優位に進める為にプログラムを改造し、キャラクターを不正に強くしたり本来習得できない技を覚えさせたりすることをさします。
例えば「このキャラクターの強さはチートだ。」とは「このキャラクターは本来以上の強さを持っている。」という意味です。
また、チートを利用しているプレイヤーを「チーター」と呼びます。
意味②:強いプレイヤーのこと
もう一つよく使われるのは「ゲームにおいての強すぎるプレイヤー」という意味です。
不正をしなければそれだけの強さにならないということもあり、皮肉混じりで使われることもあります。
例えば「圧倒的な強さを持っているこのプレイヤーはチートだ。」は「(不正しているからこそ)圧倒的な強さを持っているプレイヤーだ。」という意味です。
チートの語源
「チート」の語源は「騙す」や「ズルをする」を意味する英語の「cheat」です。
日本ではゲームに特化して使われることが多いですが、本来はゲームに限らず「不正」や「ズル」等を全般的にさしています。
そういった意味で、数あるカタカナ語の中でも特に日本色が強い言葉だといえるかもしれません。
また「カンニング」や「詐欺師」といった意味もあります。
チートを使った熟語
「チート」は単体で使われることもありますが、他の語を伴って熟語として用いられることも多いです。
例えば次のようなものが挙げられます。
チート・デイ
「チート・デイ」は「ダイエットをしない日」のことです。
ダイエットの手段の一つとして食事制限がありますが、食事制限ではカロリーや食べられるものに制限をかけています。
「チート・デイ」はそんな食事制限から自分を解放し、「自分のズルを許してあげる日」(カロリーや食べられるものの制限がない日)なのです。
実際「チート・デイ」を設けることによってモチベーションを維持することができ、結果的にダイエットが成功しやすいという意見もあります。
チート・モード
「チート・モード」は「ゲームにおいてプレイヤーが有利に進められるように用意されたモード」のことです。
例えばレベルや能力等が極端に有利な状態でスタートできるモードは「チート・モード」だといえます。
ただし「チード・モード」は本来の遊び方とは別で、ユーザに色んな楽しみ方をしてもらう為に設けられている場合がほとんとです。
あくまでおまけやサービスとしてのモードで、本来のモードとは別物だと考えても良いでしょう。
チート・アプリ
「チート・アプリ」は「あるゲームでチード・モードでスタートできたり、あるいはチートなキャラクターを持ったりできるようにするアプリ」のことです。
例えば「A」というゲームがあり、「A」をチート状態でプレイできるようにするアプリは「チート・アプリ」といえるでしょう。
「チート・アプリ」は制作者の意図に反するものが多く、また本来課金等を通して強くする過程を経ていないことから違法性があるものがほとんどです。
公式だと銘打っているものを除いて、「チート・アプリ」は利用しないのが無難かもしれません。
ゲーム上でのチート行為は罪にならないのか
ゲーム上で何をチート行為とするかは、ゲームにより異なるため線引きが曖昧です。
自分でゲームを楽しむために行っている人や、何らかの検証を行うため、あるいは単にネタとしてチート行為を行う人もいます。
しかし、オンラインゲーム上で他人の迷惑となるチート行為を行った場合、犯罪行為とみなされてしまいます。
オンラインゲーム上ではコミュニティが存在しますが、チート行為によりそのコミュニティが崩壊してしまうと、他のプレイヤーが損害を受ける可能性があります
。
さらにチート行為により他のユーザーに精神的な苦痛が生じた場合や、課金してプレイしているユーザーにとっての経済的損害を与えた場合には、訴えられる可能性が充分にあるでしょう。
実際、日本国内でもチート行為を行ったユーザー、チートツールを開発した人物が逮捕された例があります。
オンラインゲームは複数の人が楽しむ場ですので、自分勝手な行動は慎みルールを守りましょう。
若者が「チーター」化する理由
オンラインゲーム等でチート行為を行う人を「チーター」と呼びます。
いま、10代の若者の間でチーターとなる人、またはチーターにチート行為を依頼する人が増えていて問題となっています。
「モンスターストライク」「ツムツム」などの人気ゲームでチート行為を行う人が特に多いようです。
TwitterなどのSNS上では「チーター代行」を行う代行者を探して依頼することができるため、若者が気軽にチート行為を行う現象に拍車をかけています。
若者がチーター化する原因として、「勝ちたい」「認められたい」という想いが大人よりも強いという理由が挙げられます。
自分の存在意義が見いだせずにいる若者ほど、ゲームの世界で認められたいと強く願い、のめり込んでしまうという傾向があります。
またオンラインゲームは課金する事で強くなる仕組みですが、若者の場合お金がないので思うように課金できず、チート行為に走るという場合もあります。
若者であってもチート行為は犯罪であり、逮捕される可能性もある、ということを覚えておきましょう。
チートの類義語と例文
「チート」の類義語ととしては次のようなものがあげられます。
- 不正
- 詐欺師
- ズル
- 反則
他には「八百長」や「横着」、「ごまかし」や「イカサマ」等も類義語といえるでしょう。
またこれらを使うと以下のような例文を作ることができます。
特に役所や公式な場では、その書類が不正に作成されたり提出されたりしていないかを念入りに確認する必要があります。
この例では、不正に作成・提出されたものだったので窓口が受理を断ったことが分かります。
「詐欺師」は「他人を騙して金や物品を奪ったり、損害を与えたりする人」のことです。
いきなり電話をかけて親族だと思い込ませお金を振り込ませたり、 後で返すからとお金や物品をそのまま持ち逃げしたりする等、詐欺師の手口は多岐に渡ります。
テストの点数が悪かった為テストがなかったように嘘をついたり、順番待ちの列に横入りしたり等が子どものズルとしては考えられます。
そのズルが露見した為怒られているという例です。
サッカーや野球等スポーツではルールがあり、そのルールを破ると反則とみなされます。
反則の程度によって口頭注意や出場停止等様々な処分が課せられ、今回は退場相当の反則をしてしまったということが読み取れます。
チートの英語表現
「チート」を英語で表現すると次のようなものがあげられます。
- cheat(カンニング、騙す、不正をする)
- trick(ずるい企み、策略、ごまかし)
- deceive(騙す、欺く、思い違いをさせる)
なお「cheat」は他の語と比べて「自己の利益や目的のためだけに不正手段を使って相手を騙す」というニュアンスが強いのが特徴です。
また上記の単語を使うと以下のような例文ができます。
(彼女は私を騙してお金を奪い取った。)
「cheat」の後に「out of 〜」をつけることで、「騙して〜を奪い取る」という意味になります。
(彼はお金を得る為の策略としてそれを用いた。)
ここでは「trick」を「策略」という意味で使っています。
なお「trick」は他にも「いたずら」という意味もあり、ハロウィンでの「Trick or Treat」(お菓子をくれないといたずらをするよ)というフレーズはあまりにも有名です。
(彼女は彼に愛されていると思い込んでいた。)
異性に対して思わせぶりな態度を取ったり、あるいは異性の社交辞令を真に受けてしまったりすると思い違いが起こり得ます。
今回の例では、彼女が彼に愛されていると思い違いをしてしまったということが分かります。
まとめ この記事のおさらい
- 「チート」は「ゲームにおいて本来とは異なる動作をさせるプログラム改造」や「ゲームにおいての強すぎるプレイヤー」という意味がある。
- 「チート」は英単語の「cheat」に由来しているが、日本では上記のような限られた意味で使われることが多い。
- 「チート・デイ」や「チート・モード」、「チート・アプリ」等、他の語と合わせて熟語としても使われる。
- 「チート」の英語表現は「cheat」の他「trick」や「deceive」が挙げられる。
- 英単語の「cheat」は他の語と比べて「自己の利益や目的のためだけに不正手段を使って相手を騙す」というニュアンスが強いという特徴がある。