鷹揚の読み方と意味 類義語・対義語・英語表現を解説

※本サイトはプロモーションを含んでいます。

この記事では、「鷹揚」という言葉についての意味や正しい使い方をご紹介します。

おっとりとして落ち着いているさまを表す言葉ですが、どのように使うのか、「鷹揚な人」「鷹揚な態度」という言葉は、どのような人を指すのか実際に使ったことがない方もいるでしょう。
具体的にどのような場面で使うのか、意味、そして類義語や対義語についても分かりやすく解説いたします。

鷹揚の読み方・意味・使い方

鷹揚は、[おうよう]と読みますが、他にも[ようよう]と読むこともできます。しかし[おうよう]と読むのが一般的でしょう。

鷹揚は、精神的にも落ち着いていて上品なさまを表す時に使うことが多いため、人の性格や態度について述べる時に用いられている言葉といえます。

例えば、彼女は、日頃から鷹揚に構えていて、周りの方々からの信頼も厚い。
という場合は、「彼女は、いつも心にゆとりがあり、その物腰も柔らかで、周りの方々からの信頼も厚い。」という意味で「ゆとりや、落ち着きがあり、上品な様」を表していることが分かります。

鷹揚の例文

  • 周囲が騒々しいなかでも彼は、鷹揚な態度で会話をしていた。
  • その父親は、子供たちのいたずらを鷹揚に見過ごしていた。
  • 彼らは、もう少し、鷹揚になるべきではないだろうか。
  • あの娘さんは、鷹揚に育てられてきたため、心に余裕があり、落ち着いている。
  • 彼は、鷹揚で物腰が柔らかいため、女性たちにものすごくモテている。

鷹揚と似た性格

 

悠然(ゆうぜん)
ゆったりと落ち着いていて物事に動じない。
例文:友人Aは、約束の時間に遅刻しても悪びれる事無く悠然と現れた。

 

大らか
せこ せこしないで、心がゆったりとしているさま。
例文:子供たちは、大らかにのびのびと育っている。

 

マイペース
自分に合っている方法・態度。
例文:母は、とてもマイペースな人である。

 

おっとり
人柄、しぐさなど落ち着いている様子
例文:あの子は、おっとりしている。

 

伸びやか
心が穏やかで、いきいきしている様子
例文:私たちの子供は、ぐんぐん伸びやかに育っている。

 

自然体
気負いなく自然な態度
例文:彼の前だと自然体でいられる。

 

太っ腹
大胆で、物事に動じない。度量の大きいこと
例文:ここの食事代を全て払ってくれるなんて彼は、太っ腹である。

 

ラフ
気取らない様子。大まかなさま。形式的でないさま。
例文:今日の彼女は、いつもと違いラフな服装で出勤してきた。

 

悠然
動じず、ゆったりと落ち着いているさま
例文:彼女は、遅刻しても悪びれることなく悠然と出勤してきた。

 

広量
度量が大きく、心の広いこと
例文:あの人は、随分と広量な人物である。

鷹揚と正反対な性格

偏屈
素直でない。性格がかたくなでする。
例文:私の父は、昔から偏屈である。

 

器が小さい
才能、器量、人格が乏しいさま
例文:わが部署の課長は、器が小さい。

 

頑迷
物の道理が理解できていない。かたくなである。
例文:頑迷な父を説得するのは、とても大変なことであった。

 

意地っ張り
良くても悪くてもこうと思ったらまっすぐに押しとおす。
例文:私の性格は、意地っ張りな所があるが、彼はそんな私もやさしく接してくれる。

 

せせこましい
心にゆとりがなく、性質や考え方がセコセコしている。
例文:彼は、落ち着きがなく、せせこましい考えなのでとみんなに嫌われてしまうと思う。

 

けち臭い
こせこせして、心が狭い。
例文:あのひとは、なんてけち臭い人なの!

 

狭量(きょうりょう)
他人を寛容に受け入れる心が狭いこと
例文:あの部下は、狭量で、自分のミスを認めようとしない。

鷹揚の英語表現

鷹揚の英語表現で「寛大な、寛容な」の意味でgenerousが使われます。

例文
The most generous man Japanese.
日本で最も寛大な人だ。

まとめ この記事のおさらい

  • 「鷹揚」という言葉は、「おうよう」と読みます。
  • 類義語は「おっとり」「伸びやか」「マイペース」「自然体」
  • 対義語は「意地っ張り」「けち臭い」「せせこましい」
  • 英語に訳する場合は、「寛大な、寛容な」(generous)などの類義語より英訳することになります。