前向きな性格の人ってどんな人？特徴とポイント 付き合い方の解説

ここでは、「前向き」の意味や特徴、付き合い方などを解説します。

前向きの意味はなにか？

「前向き」とは、物事に取り組む姿勢や思考回路が肯定的・積極的である人のことをさす言葉です。

「前向きな人」という言い方をするとき、ほぼ良い意味で使われていると考えて良いでしょう。 何か新しいことを始める時や、今まで当たり前にやってきたことと違うことをするときに、大半の人はネガティブになってしまいます。

物事のリスクや失敗した時の状況にばかり目を向けてしまい、なかなか一歩が踏み出せないものです。最悪な状況を常に考えてしまうせいで、思考も後ろ向きになります。

失敗をおそれるあまり、実現すべきはずの目標を見失ってしまうこともあるでしょう。 しかし、前向きに考える思考を持っていると、物事が実現したときの未来や、成功させるための方法に目を向けるようになります。

最悪な状況を考える段階で止まってしまうのではなく、最悪な状況を作らないためにはどうすべきかを考えるため、一見ネガティブに見える案件もポジティブな方向に持っていく力があります。

「前向きなひとはリスク管理ができていない」と思う人も少なくありませんが。前向きな人は「失敗を考えない」のではなく「失敗があることをきちんとわかった上で進んでいることが多いです。

前向きの英語表現

「前向き」の英語表現として、「positive」「constructive」「forward-looking」 「前向きの姿勢」という意味で「in a constructive way」「manner」 があります。

実際の例文は以下の通りです。

前向きの類語表現

「前向き」という言葉の類語として「楽観的な」「のんきな」「意欲の高い」「覇気がある」「あっけらかんとした」「向上心のある」などの言葉があります。

全て前向きの意味を持つ類語ですが、少しずつ意味や表す状況などが違います。

「楽観的な」「のんきな」 この言葉は前向きの中に含まれる「未来は良い方向へ向かっていると信じている様、また心配していない様子」という意味の共通語です。

上記の2つはプラスの意味もありますが、「危険があると思っていない」「気が抜けている」という状況を表すこともあります。

「意識の高い」「覇気がある」は、前向きの中に含まれる「「物事を行うというやる気・意欲にあふれている様子」という意味での類語です。

上記の２つの言葉は積極的になにかを成し遂げようとしている様子をあらわす言葉です。これらは基本的にプラスの意味合いで使用されますが、稀に「無駄に意識が高い人」など、周りとの意識の違いを揶揄されるときに使われることもあります。

「あっけらかんとした」 は、前向きの中に含まれる「細かいことにこだわらない様子」「何に対しても悩まない様」という意味の類語です。

小さな悩みや失敗にとらわれず常に明るく振る舞っている様子をさす言葉として使われます。物事に執着しない人を表し、ネガティブな意味合いはほとんど含まれていません。ポジティブな意味で使われることが多い言葉です。

「向上心のある」 この言葉は前向きの中に含まれる「人の言動・思考が積極的である様子」という意味素での類語です。向上心とは「今の自分の状況に満足せず、さらに上を目指す心構え」です。

一方で、前向きという言葉よりも「自分の置かれている現状を変えたい」という意志が強く、より高みを目指して行動する状態を意味しています。

前向きな人の特徴①：逆境に対して肯定的な感情を持つ

「逆境」という言葉から、大抵の人が逆境＝「つらいもの」「苦しいもの」と考えるでしょう。実際に逆境という状況下におかれた場合、途中で諦めてしまい逃げ出してしまうこともあるでしょう。

しかし、前向きな人は逆境を「良いもの」として考える事が多いです。逆境に対して「自分の考えが正しいと証明できたらいろんなことが動かせる。」「ここを乗り越えられれば自分は一皮むけて更に成長することができるだろう。」などと捉えることができます。

「つらさ」「苦しさ」を自分の糧として取り入れようとするため、心が折れることはなく。逆境に立ったときに自分に降りかかる事は、全てチャンスだと信じている人が多いです。

前向きな人の特徴②：とにかく行動してみる

前向きな人は「とにかく一度やってみる」という行動力を持っている人が多いです。

前向きな人は物事を深く考えず、何も考えていないのとは違います。問題を見つめすぎることで後ろ向きな気持ちになることを嫌うものです。

考えることでネガティブな気持ちに引っ張られるくらいであれば、考えずにやってみようと思います。

前向きな人は物事の良い面をしっかり見つめることができます。普通の人は、成功例を聞いたとき「うぬぼれだ」「捕らぬ狸の皮算用だ」と批判してしまいがちで、大半の人は失敗を恐れるあまり、失敗にばかり目を向けてしまいます。

しかし、前向きな人はプラスの面をきちんと公平な目でみることができ、成し遂げられたらこんなメリットがあると判断することができます。成功する未来を描けるため、行動力がより大きくなりやすいという特徴があります。

前向きな人の特徴③：周りの目を気にしない

前向きな人は周りの目を気にしないという傾向があります。何かしようとするとき、人は周りの評価を気にしがちです。

「この人にダメなやつだと思われたらどうしよう…」「ここで自分がミスをすれば、ライバルは自分を笑うに違いない」などと思うと、行動がどうしても保守的になりがちです。

前向きな人は誰かの評価を気にしすぎることはありません。周りからどのように思われているかという点にそこまで興味を持っていないことも多いです。

前向きな人は「よいと感じたことはすぐに行動に移して実現する。」ということを最も重要なことだと考えているため。彼らにとって、周りの人間がどう思うかではなく、自分がどうしたいかが１番大切なことである場合が多いです。

大切なのは自分の意志であり、周りの評価などどうでも良いと考えているため、前向きな人にとって、周りの目など無意味なものではなく、誰にどう思われるかではなく、自分がどう行動するかの方が大切だと信じてるという特徴があります。

前向きな人の特徴④：過去の失敗にとらわれず、くよくよしない

前向きな人の特徴として、過去に犯した失敗にとらわれず、くよくよと考えないことがあげられます。

前向きな人の心理として、失敗を悪いことだとは思っていないというものがあります。物事を成し遂げるときに失敗はつきものであり、全てを成功させようとは考えていないことが多いです。

何か失敗をしてしまっても「だめなやつだ」と卑下することはなく、失敗も必要なものであると考え、次につなげようとすることが出来ます。

前向きな人との付き合い方

前向きな人のそばにいるようにする 前向きな人はいろいろと悩まず、ポジティブな思考を持っています。

何に対しても明るく肯定的に捉えるため、口にする言葉もポジティブなものであることが非常に多いです。そういった前向きな言葉を耳にすることで、いつしか自然とそのような考え方ができるようになるでしょう。

前向きな人と一緒にいることで、自分も前向きな性格になることができます。

思ったことはどんどん意見する

前向きな人は、何事も深く考えずとにかくやってみようとします。失敗を恐れていないので、時には良くない方向へ突き進んでいく場合もあるでしょう。

そんなときは「これはこういうことを引き起こすからやめておこう」などと意見することが大切です。

前向きな人は自分に自信があると同時に広い視野を持っていることが多いです。

様々な考えができるので自分への意見はしっかり聞き入れてくれることが期待でき、少し暴走気味になってしまってしまったときは、しっかり意見してより良い方向へともに進むことが大切です。