支払うべきものを滞納すると「督促状」が届きます。この『督促』とはどのような意味なのでしょうか。
・督促の意味や使い方
・類似語との意味を違い
・督促を英語で表現すると?

この記事ではこれらのことについて解説いたします。『督促』という言葉の意味と用法をしっかりと身につけましょう。

督促の意味と使う場面

『督促(とくそく)』には以下のような2つの意味があります。
①うながすこと。仕事の完了や借金の支払いなどをせまること。
②租税が納期限までに納付されない場合に、納付を催促する行為。差し押さえの前提要件。

※参考 大辞林

約束ごとに関してきちんと進んでいない場合、その物事を行うようにうながすのが『督促』の意味です。金銭関係での未払いについて使われることが多いです。相手に強くうながす行為を「督促する」という形で使います。

督促と催促の違い

似たような言葉に『催促』があります。『催促』は「物事を早くするようにうながす」という意味です。『督促』も同じような意味を持っていますが、より強制力をもっているときには『督促』と使われます。『督促』は法律や行政が絡んだ催促のことを表します。

『督促』の「督」という漢字は「監督する」と使われるように「取り締まり」「まとめ役」といった意味を含んでいます。したがって、法律や行政、特に租税や借金の返済などの金銭面において、使われることの多い言葉です。

督促状とは

督促状とは簡単にいうと、督促するための書状のことです。つまり、支払いや提出を催促するための書面です。請求に対して、一定期間(納期)を過ぎても未払いや未提出の場合、それらをうながすため、催促状を出します。それでもなお支払われない場合は、督促状を発行します。

催促しても未提出、未払いの場合は法的な手続きを取ることができます。督促状は強制力が強いため、初めてうながす場合には発行できません。催促状を出して、2度目以降に督促状を送ることができます。目安の時期は催促状に記載した締め切りを一週間以上過ぎても相手から何の連絡もない場合です。

督促状と催告書の違い

督促状と似た書類に「催告書(さいこくしょ)」があります。内容は督促状と同じく未払い金や未提出の書類を催促するものですが、催告書の方がより強い催促の意味が含まれています。催告書は内容証明郵便で送られることが多い書類です。

内容証明の利点①確実に届けられる

内容証明は郵便局が「誰が誰宛に、どんな内容の書類をいつ出したか」ということを把握できる書類です。しがたって、催告書を受け取った後にシラをきっても、内容証明郵便で届いている限り逃れられないということです。

内容証明の利点②時効を止める

未払いのものがある債務者も「支払いに応じない」という行為を続けているといつか時効がきてしまいます。時効が成立すれば、その後は請求ができなくなってしまいます。

内容証明は時効を止めるはたらきがあります。時効までの残り日数も内容証明郵便が届くことでゼロからカウントされるようになります。

※4/25追記
コメント欄よりご指摘がありました。
内容証明による時効の中止は催告後6ヶ月以内に裁判上の請求をしないと時効は中断しせん。そのため注意が必要です。

督促状よりも強制力のある催告書は、最終的に法的手段もやむを得ないという内容が記されている場合が多いです。もしそのまま債権者がシラを切り、支払いをしないのであれば、法的に差し押さえなどもできる強制力を持っています。