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この記事では「趣旨(しゅし)」について解説します。見解の意味や由来、ビジネスシーンでの使い方を、例文や英語表記などをまじえて解説します。
趣旨の意味は物事の核心的な内容
「趣旨」とは、「趣」と「旨」からできている言葉です。「趣」はおもむきやたたずまいなどをあらわす言葉で、「旨」は肝心な点、意向、理由といった意味をあらわしています。
上記の事から「趣旨」は、物事や書物、データなどにおける核心的な内容や狙いという意味を持っている言葉です。
しかし、「趣」が加わっている分、必ずしも直接的ではなく、ある事柄の全体のあらましを説明する事を意味する「概説」と似た意味も強くあります。
趣旨は全体的な物事の要点をあらわす際に使う
「趣旨をお願いします」は一般的に、「枝葉末節を省いた核心的な内容を聞かせてほしい」という意味をあらわしています。
しかし、「趣」も「旨」も比較的に全体的な意向や雰囲気を示す言葉であるため、メインのデータを事細かに求めるという意味ではありません。
「趣旨」は、全体的で、数字などにとらわれない要点として使われる事が多いです。
趣旨を使った例文は以下の通りです。
趣旨の類語には「要点」や「意味」がある
趣旨と似たような言葉に「要点」や「意味」があります。
「要点」や「意味」には、単語的や、箇条書きのような目標への成否などを問われることが多く、疑いようのないデータや結論を求められていることが少なくありません。
「趣旨」の場合は、目的自体は明確であっても、よりおおざっぱに、あとから修正も可能な概要といった意味が強いです。
趣旨の英語表現は「point」「the effect」など
「趣旨」を英語表現にする場合は「point」を使う事ができます。
やや形式張った表現を用いると「the effect」も使うことができます。
「the effect」は「効果」という意味をあらわすため、単なる核心ではなく、影響力のある話という意味も持ちます。
「point」「the effect」を使った例文は以下の通りです。
話の要点を見失わないようにメモを用意した。
趣旨を説明してください。
趣旨についてのまとめ
- 「趣旨」とは、話やデータの核心的な部分をさした言葉です。「要点」とされうる範囲よりもややアバウトな形で用いられることがあります。
- 「趣旨」の使い方としては、枝葉末節を取り除いた内容を求めると同時に、必ずしも結論は急がない場合が主になってきます。
- 似たような言葉として「要点」などがありますが、絞り込まれる対象の幅が違うため、ビジネスシーンでは注意して用いる必要があります。
- 英語表現としては「point」や「effect」などを使うことができます。