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火に油を注ぐの意味
火に油を注ぐは、言動や行動・現象など、なんらかの物事が盛んに動いている対象に対して、さらに状況を拡大させる行為を意味することわざです。
ほとんどの場合、悪い状況を悪化させる意味で使われ、「火に油」と簡略して名詞のような使われ方をする場合もあります。
例として、親子げんかの最中に親の痛いところを突いてしまい、さらに怒らせてしまったり、自然災害で動揺している住民に、誤った情報を流して余計に混乱を招いたりすることなどがあげられます。
火に油を注ぐは、燃えている火に直接燃料を注ぎ込むと、一気に火勢が広がるさまから生まれました。
火に油を注ぐのビジネスシーンでの意味
上司との関係や取引先への謝罪の仕方など、「火に油」を注意しなければならない場面は常にあります。
ビジネスで火に油を注ぐ場面には以下のものなどがあります。
ストライキに対する上役の対応が冷徹なもので、さらに社員の反感を煽った
不祥事の際の、企業ツィッターでの余分ないい訳が一般の人々のイメージを悪化させ、批判が相次いだ。
火に油を注ぐの例文
遅刻してきたA君はなに食わぬ顔で教室に入ってきたため、悪びれない態度が教師の怒りを買い、おかげで一日機嫌が悪く我々も居心地がよくなかった。なぜ火に油を注ぐようなことをするのか。
王の弾圧は貧しい人々や労働階級の人々にとって、火に油を注ぐ結果となった。