七生報国(しちしょうほうこく)の一般的な意味

七生報国は「しちしょうほうこく」と読みます。「七生」とは元々、仏教の言葉で、「何度も生まれ変わること」を意味します。「報国」は「国からうけた恩に報いるために尽くすこと」を表しています。

「七生報国」とは、「何度生まれ変わっても国のために尽力する」という意味です。

この言葉の由来は、鎌倉時代までさかのぼります。後醍醐天皇に仕えていた楠木正成が足利尊氏の軍に敗れて自刃します。その時に「七度人として生まれ変わり、朝敵を誅して南朝天皇家(国)に報いん」と言い残したと伝えられています。

南朝天皇とは当時の国家の中心であったことと、大東亜戦争(第二次世界大戦)の時期に国民を教育する目的で、「報国」が「国に尽力する」という意味で用いられるようになりました。

七生報国のビジネスシーンでの意味

七生報国という言葉がビジネスシーンで出てくることはほとんどないでしょう。

主に、大東亜戦争の時期に、国民の精神教育のために使われていました。

七生報国の使い方と例文

「七生報国」は、日本国民の血液にひそむ大悲願なのであります。
出典:岸田国土『国防と文化』
ただその七生報国の末期のことばなどは、それそのままではなかったろう。
出典:吉川英治『随筆 私本太平記』
しかし、その考え方が七生報国の世界を生んだことは、年配の人はよくおわかりであろう。
出典:養老孟司『涼しい脳味噌』
それはとにかく、正成のいう七生報国の精神は、千古不滅、彼の本領を物語っている。
出典:菊池寛『日本武将譚』