2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、国や組織委員会の広報活動も熱を帯びてきています。

オリンピックは世界を代表するスポーツの祭典であると同時に、広告デザインの祭典でもあります。

今回はさまざまなイベントのプロモーションやマーケティングを陰で支えるグラフィックデザイナーについて解説します。

グラフィックデザイナーとはなにか

グラフィックデザイナー(graphic designer)とは、主に企業や商品、イベントなどの知名度を向上させるために、写真や文字といった視覚的な情報を美しくレイアウトして、広告やポスター、商品パッケージなどのデザインを制作する職業をいいます。

ちなみに「graphic」は「生々しい絵のような」「グラフなどの図形や文字で表された」という意味の英語ですが、美術用語ではおもにポスターなどの商業的な印刷物や図案のことをいいます。

グラフィックデザイナーの仕事も、大量印刷を前提とした広告デザイン制作が主体になります。

近年はスマホやインターネットの普及によってウェブ広告のデザイン制作も増えていますが、HTMLやCSS、JavaScriptなどを本格的に扱う業務はウェブデザイナーやウェブクリエイターと呼ばれ、印刷中心のグラフィックデザイナーとは区別されています。

昨今では新聞雑誌の発行部数が減少し、広告業界の主流もウェブデザインになりつつあります。印刷媒体が完全になくなることはありえませんが、いまやグラフィックデザイナーであってもウェブの知識は不可欠ですし、仕事のツールも紙や筆からパソコンにシフトしています。

グラフィックデザイナーの仕事内容

グラフィックデザイナーの仕事内容は千差万別です。

大手広告代理店や制作会社の社員であれば、大企業や官公庁などを依頼主とした大型案件が多いです。

テレビや新聞雑誌、インターネットといった主要メディアの広告展開をトータルでプロデュースするために、アートディレクターやコピーライター、カメラマン、イラストレーターなど多くの専門職が一丸となって、それぞれが得意とするコンテンツを担当します。

各広告のテーマやターゲットとなる消費者層、費用や制作期間などは依頼者と会議を重ねながら煮詰めていきます。チーム全員でアイディアを出し合い、素案や試作品を依頼主に提示し、要望を取り入れて修正していきます。

そうして仕上げた完成品を納品するのですが、それで終わりではなく、その後の評判や経済効果を分析することで、次の仕事につなげてゆきます。

一方、フリーランスのグラフィックデザイナーはローカルショップのPOPといった比較的小規模の案件が多いです。人件費を削減するためにコピーライターやカメラマンなどを兼務することも少なくありません。

依頼主の修正依頼にも細かく対応しなければなりません。

グラフィックデザイナーは人気の高い職業ではありますが、プロであるデザイナー自身よりも依頼主のセンスが優先されることも忘れてはなりません。

グラフィックデザイナーになるには

グラフィックデザイナーになるためにはPhotoshopなどパソコン用グラフィックソフトの操作スキルと、広告デザイン制作の基礎知識が必要になります。

グラフィックデザイナーになるために必要な学歴・資格

グラフィックデザイナーになるために必要な学歴や資格はありません。

ただし、デザインやパソコンに関する基礎的な知識と技術、原稿制作から印刷までのプロセスなどを熟知する必要があるため、デザイン系の専門学校や大学に進学する方が有利です。

卒業後は広告代理店や広告制作会社をはじめ、大手メーカーのマーケティング部門や商品開発部門などに就職します。

グラフィックデザイナーへの転職を考えている方には転職エージェントに相談してみることをおすすめします。

転職エージェントについては以下の記事を参考にしてみてください。

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方
業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較

グラフィックデザイナーの年収

グラフィックデザイナーの全世代平均年収は322万円で、最高は850万円、最低は150万円となっています。

年代別の平均年収は以下の通りです。

20代前半 平均 241 万円(最高:320万円 最低:150万円)
20代後半 平均 300 万円(最高:600万円 最低:150万円)
30代   平均 364 万円(最高:700万円 最低:200万円)
40代以上 平均 394 万円(最高:850万円 最低:240万円)

転職会議 グラフィックデザイナーの平均年収

グラフィックデザイナーの勤務体系と休日

多くのグラフィックデザイナーが所属する広告代理店や下請けの制作会社の就業規則には実働8時間と明記されています。

しかし、現実には依頼主との契約上、出稿日や納品日は厳守しなければならず、スケジュール通りに進まなければ、長時間残業や休日出勤が多くなるのが実情です。

残業代は期待できません。会社側からすれば、杓子定規に残業代を支払うと、仕事が速い熟練者よりも仕事が遅い未熟者のほうが高給取りになりかねないからです。

こうした労働環境はフリーランスになるとさらに変則的になり、単発の仕事が重複して手一杯になるかと思えば、翌月にはオファーが絶えて暇と貯金を食いつぶす状態になることも決して珍しくありません。

仕事の内容や時間配分に関する自己管理能力も重要なスキルといえるでしょう。

グラフィックデザイナーの就職先として有名な企業

グラフィックデザイナーの就職先としては広告代理店や、下請けの制作会社が一般的です。

ここでは大手広告代理店3社をご紹介します。

株式会社電通

東京都港区東新橋一丁目に本社ビルを構える株式会社電通は東証一部上場の広告会社で、国内では圧倒的シェアを占めるトップ企業です。

株式会社電通 ホームページ

株式会社博報堂

東京都港区赤坂五丁目3番1号の赤坂Bizタワー内に本社を置く株式会社博報堂は、1895年(明治28年)創業の歴史ある広告代理店で、国内シェアは2位です。非上場ですが、無借金経営で知られています。

株式会社博報堂 ホームページ

株式会社アサツー ディ・ケイ

東京都港区虎ノ門一丁目23番1号の虎ノ門ヒルズ森タワーに本社を置く株式会社アサツー ディ・ケイは東証一部上場の広告会社で、国内シェアは4位ですが、海外進出にも積極的な大手企業です。

株式会社アサツー ディ・ケイ ホームページ

グラフィックデザイナーに関するおさらい

グラフィックデザイナーに関するおさらいは以下の通りとなります。

  • グラフィックデザイナーは広告用の印刷物をデザインする職業。
  • グラフィックデザイナーになるために必要な資格や学歴はないが、デザイン系の専門学校や大学に進学する方が有利。
  • グラフィックデザイナーの仕事は依頼主の意向が最優先で、納期を厳守しなければならず、労働環境はきびしいといえる。

転職エージェントを利用すれば、実際に転職しなくても自分の適正年収や、キャリアプランの相談に乗ってくれます。

まずは転職サイト、転職エージェントを気軽に利用してみましょう。

業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較 

転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方

マナラボが特におすすめする転職エージェント・転職サービスは以下のとおりになります。

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