完全週休2日制と週休2日制の違い 完全週休2日制の休日数の解説

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求人にある「完全週休2日制」と「週休2日制」には違いがあります。

就職や転職の際の条件を間違って理解していると、働き出してから不都合があったり納得できなかったりするのは本人です、ここでは、完全週休2日制と週休2日制の違い、完全週休2日制の場合の年間休日日数、完全週休2日制を採用している会社の割合などをご紹介します。

休日数も大切な条件なので、しっかり把握できるようにしておきましょう。

完全週休2日制と週休2日制の違い

「完全週休二日制」とは、必ず毎週2日の休みがあることをいいます。

それに対し、「週休二日制」とは、月に1回以上は2日の休みがある週があることを意味しており、月のうち週によっては1回しか休みのない週があることになります。

求人の条件として、完全週休2日制(土日)とある場合には、毎週土曜日と日曜日は必ず休みになります。完全週休二日制(土・日・祝)とあるときには、土曜日、日曜日、祝日のいずれかの2日が休みになることを意味しており、完全週休二日制(土・日)、祝日とあれば、いずれの3日も休みになるということです。

完全週休2日制は休日が必ず連休になるとも限りません、完全週休2日制(月木)となることもありえるでしょう。また、完全週休2日制だからといって、祝祭日も休みなるとは必ずしも限りません。

週休2日制の場合には、週休2日制(日、月2回月曜日)などと休めるパターンを表記していることが多いでしょう。週休2日制(月・木 ※年4回木曜出社日あり)などということもあります。

完全週休2日制の年間休日日数

1年には52週あるため、完全週休2日制の週に2日の休みだけで2日×52週=104日です。

一般的に完全週休2日制の会社では、この104日に年間にある祝日15日とお盆やゴールデンウィーク、年末年始の休日を7日くらいに見積り、年間休日を125日とする会社が多くあります。

また、お盆などの休日を少なめに見積もり年間休日が120日とする完全週休2日制の会社もあります。

完全週休2日制と書いている会社でも、求人には年間休日日数を書いていないこともあります。

お盆や年末年始の曜日がその年によって変わるので、付与する休日が変わるため、年間休日数を書いてしまうと必ず付与しなければいけなくなるでしょう。

また配属になる部署によって、付与する休日に若干の違いがあることがあるなどいろいろな理由が考えられます。完全週休2日制でも、祝日は出勤になる会社もあるでしょう。

ハローワークについては、年間休日数は必ず書かなければいけない条件ではないため、書いていない会社も少なくありません。実情として、年間休日日数の明記がなくても、完全週休2日制の会社があります。

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完全週休2日制の企業の割合は全体の約半分

厚生労働省の平成 28 年就労条件総合調査の結果を参考にすると、完全週休2日制を導入している企業数の割合は、全体では49.0%あります。

企業規模別の結果は、以下の通りです。

企業規模別で完全週休2日制を導入している割合
1,000人以上 69.1%
300~999人 60.0%
100~299人 49.6%
30~99人 47.2%

企業規模が大きい方が完全週休2日制の企業が多い事がわかるでしょう。

業種別では、金融業、保険業がもっとも高い割合で 90.7%の企業が完全週休2日制を導入しています。もっとも低い割合は運輸業、郵便業で25.1%となっています。

参考:厚生労働省の平成 28 年就労条件総合調査の結果

週休二日制の年間休日数の割合

完全週休2日制の会社の年間休日数と思われる120~129日の総数の企業の割合は、全体では29.6%を占めています。

また、1企業平均の年間休日は108日になっていますが、1,000人を超える企業では115.3日が平均で、30~99人の規模になると106.8日と、完全週休2日制の企業の割合と同じく、企業規模が小さくなると少なくなる傾向にあります。

完全週休二日制についてのまとめ

  • 「完全週休二日制」とは、必ず毎週2日の休みがあることを言います。それに対し、「週休二日制」とは、月に1回以上は2日の休みがある週があることを意味しているので、月のうち週によっては1回しか休みのない週があることになります。
  • 1年には52週あるので、完全週休2日制の週に2日の休みだけで2日×52週=104日になります。一般的に完全週休2日制の会社では、この104日に年間にある祝日15日とお盆やゴールデンウィーク、年末年始の休日を7日くらいに見積り、年間休日を125日とする会社が多くあります。
  • 厚生労働省の平成 28 年就労条件総合調査の結果では、完全週休2日制を導入している企業数の割合は、全体では49.0%になっています。
  • 企業規模が大きい方が完全週休2日制の企業が多い傾向があります。また、完全週休2日制の会社の年間休日数と思われる120~129日の総数の企業の割合は、全体では29.6%を占めています。これも企業規模が大きい方が多い傾向にあります。