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疎外感、いやな言葉ですが仕事場面はじめいろいろな生活場面で感じてしまうことがあります。
この記事では、感じやすい人の特徴と、そこから抜け出す方法について主に解説します。
疎外感を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
疎外感って何だろう?
「疎外感」とは、他者や周囲から疎外されているのではないかと思う感覚のことをいいます。何かの集団やグループで、自分のことを疎(うと)まれたり、排除されたりすることをさす場合もあります。
よく似た言葉で「孤独感」がありますが、「疎外感」という言葉には「他者や周囲」の存在や影響がありますが、「孤独感」は他者や周囲の影響があってもなくても、自分自身がひとりぼっちだと感じている違いがあります。
たとえば、他者や周囲が疎んだり排除していなくても、心が通じ合えなくて「孤独感」を感じる人はいます。
また、「疎外感」が強くなって「孤独感」を深めていくことはありますが、逆はありません。
疎外感を感じやすい人の特徴
疎外感を感じやすい人の特徴には以下のようなものがあります。
疎外感を感じやすい人の特徴1:周りを気にしすぎる
周りとの人間関係は、心の距離感の近い人・遠い人と、様々な形があり日々いろいろな接し方をしています。
全ての人たちとう上手くコミュニケーションを取れればいいのですが、疎外感を感じやすい人は、周囲の人の言葉や態度をいちいち気にし、何かしら意味を探ろうとしてしまいます。
周りの人たちの言葉や態度には、悪意のない何気ない一言もあるにもかかわらず、一つ一つ気にし過ぎて真剣に受け止めてしまう傾向があります。
疎外感を感じやすい人の特徴2:被害妄想が強い
たとえば、からかいや冗談半分で言われた「嫌い!」に過剰反応し、なにか疎外されているのではと感じてしまうことがあります。
これは「被害妄想」の傾向が原因しているかもしれません。被害妄想は、ただ単に言われた言葉を大げさに解釈していることもあります。
また、元々、心の中に自分は周囲から疎外されているかもしれないという妄想があったために、ちょっとした言葉にも反応してしまう場合もあります。
疎外感を感じやすい人の特徴3:自分に自信がない
「被害妄想」は自分の自信のなさから発生します。
日頃から、自分の性格パターンや行動特徴を自覚して自信を持っていれば、他人が何を言っても気にすることはないし、疎外感を感じることはありません。
しかし、自分に自信がないために、他人や周囲のちょっとした言動から疎まれていると思ったり、排除されているように感じてしまうことが多いです。
疎外感を感じやすい人の特徴4:求めすぎている
周りから自分がいつも期待されていたいとか、注目されていたいという気持ちは誰でも普通にあります。
しかし、自分の実力以上のものを周囲に求めすぎたことによる、ちょっとした期待外れがあると疎外感につながってしまいます。
状況によって、1人になる場面は人間なので必ずありますが、それを「疎外感」と感じてしまうのは求めすぎていることに原因があるのかもしれません。
疎外感から抜け出す方法
「疎外感」から抜け出すためには、疎外感を感じやすい人の特徴が自分に当てはまらないかをよく振り返った後、以下のように意識変更に努めます。
疎外感から抜け出す方法1:自分自身を受け入れる
周囲を気にしたり、被害妄想の性格などは一朝一夕で変えることができれば本当は一番よいのですが、なかなかそうはいきません。
そこで、スタートとして、良くも悪くも自分自身の個性を受け入れるところから出発します。
個性を自覚しておけば、もし周囲から疎外されているような言葉や態度を受けた時、「ちょっと過剰反応かもしれないな」、「きっといい人たちなので、そんなに大したことではない」と、冷静に自分自身をなだめることができます。
疎外感の一番悪いパターンは、自分で自分に壁を作ってしまい、周囲とだんだん接しなくなることです。
そのままの自分自身を受け入れ、できるだけ壁を作らないようにしていくと、自ずと疎外感が薄らいでいくようになります。
疎外感から抜け出す方法2:自分は疎外される前提を変える
なかなか「疎外感」をなくせない自分がいるなら、それは小さい頃のトラウマのせいかもしれません。先ほどの周囲への「壁」と同じく、疎外感を以前に味わった経験が原因で、自分から取り除けなくしている可能性があります。
今は、当時の状況からすっかり周囲の顔ぶれや環境が変わっているのに、いつまでも固執しているのは、他でもない自分が原因だということに気付かなければなりません。
疎外感を勝手に感じているのは自分であり、周囲のせいで「疎外」されたり「排除」されたりするものではないという、前提から変える必要があります。
疎外感から抜け出す方法3:自分に疎外感を与える人と付き合わない
自分としては心を開き、周囲との壁を壊しているにもかかわらず、それでも明らかに嫌がらせで疎外しようとしている者がいたとします。
この場合は、向こうから心を開いて付き合おうとする気がないので、こちらとしてもそれ以上付き合う必要はありません。
心の通じる良い人だけを選んで仕事なり生活なりに励めば、必ず良い人たちだけのグルーピングができます。逆に、好き嫌いで誰かを排除しようとしたりする閉鎖的な人は、最後は誰からも相手にされず孤立する人になることは目に見えています。
疎外感に関するおさらい
疎外感に関するおさらいは以下の通りとなります。
- 「疎外感」とは、何かの集団やグループで、自分のことが疎(うと)まれたり、排除されていると思う感覚のこと
- よく似た言葉で「孤独感」があるが、ひとりぼっちだと感じるのに、他者や周囲が疎外していなくても感じ違いがある
- 「疎外感」を感じる人の特徴は、「周りを気にしすぎ」、「被害妄想が強い」、「自分に自信がない」、「求めすぎる」などだが、いずれもその人自身が心の中で作り上げているもの
- 「疎外感」から抜け出す方法は、まず自分自身の良いところもそうでないところもすべて認めるところから出発する
- 疎外感を感じるようになったトラウマや、自分自身が作っている他者や周囲との壁を捨て、徐々に意識を変えていく
- それでも自分に対して故意に疎外感を与える人がいたなら、自分がいくら心を開いても通じないのだから、その人たちとは付き合わないようにし、気持ちを許しあえる人たちだけと付き合っていくことが大切
疎外感を感じた時はまず意識の改善から始めてみましょう。